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私的にはイマイチかも・・・
著者はよっぽど宮崎監督が好きな様子。
そして内容が複雑です。
五行思想や西洋・東洋の神話、世界史など多方面の話が飛び出します。
ちょっと突拍子も無い印象も。
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いろいろな資料をジブリ作品と結び付けていて、新しい発見もあったけれど、考え方としては目新しいものがないという印象。たぶん宮崎アニメがあまりにもスゴくて、「暗号」を解説しても観客はもう心のどこかでそれを理解しちゃってるんじゃないかな。
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[ 内容 ]
スペイン映画『ミツバチのささやき』、漫画『護法童子』、ゴヤの『巨人』、宮沢賢治、世界各地の神話、太古の洞窟壁画、陰陽五行思想―。
宮崎駿のアニメ作品には、さまざまな「仕掛け」が巧みに隠されている。
表層のエンターテインメント性に惑わされることなく、暗号を一つ一つ解読していくと、宮崎駿が見つめている深く広い世界が見えてくる。
単なるアニメ論を超え、多くの日本人が忘れかけた「真情」を呼び覚ます注目の論考。
[ 目次 ]
第1章 『ミツバチのささやき』と『となりのトトロ』
第2章 欧州史の地層という「隠し絵」
第3章 ファンタジーに「真情」を吹き込む中国思想
第4章 『もののけ姫』と宮沢賢治
第5章 シシ神に投影される神々
第6章 シシ神の森の真実
第7章 水の物語『千と千尋の神隠し』
終章 宮崎アニメの深層
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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宮崎アニメを思想的に解説した本。
正直、ここまで解説されてしまうと、面白く作品が見ることができない。
これはこんな意味があって・・・ばかり。
読んでから作品を見るよりも、まずは作品を見てから「あれはどういう意味だったのだろうか??」と読むのがいい。
解説されていること全てを宮崎監督が作品にこめているのであれば、監督は人間の技を超えているくらいすごい。
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2011/4/1読了。
エンターテイメントは、ただ楽しめるだけでなく真情があふれていなければならない。そう語る宮崎駿だからこそ数々の名作を生み出せたのだと納得してしまった。
内容に関しては、かつて自然に内包されていた人間がいつの間にかその枠の外に出て、さらには自然を人間の下に位置付けた結果現代の種々の問題が生まれたという主張は、アニメから何となく受け取れていたのではないかと思った。だが、その「何となく」を言葉にするのは難しいとも。著者が宮崎アニメの基となったであろうものごとを推測しているが、実際のところちょっとこじつけでは?と思う部分もあった。確かめることはできないので難しい。
多くの要素が複雑に絡み合って作品を構成しているという点は、表面的なものに捕らわれない奥深さにつながり、それこそ日本らしさの神髄なのではないかと感じた。
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面白い視点で宮崎アニメを観ているな、と感じた。本当のところはどうなのかは本人に聞いてみないとわからないが、その研究に感心してしまった。
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『ミツバチのささやき』から『千と千尋の神隠し』までの、宮崎アニメにどんな思想が現れているのか、というのを紹介している。
内容は意外に面白い。西洋思想や中国思想(というより五行思想でいいんじゃないかな)や宮沢賢治の影響があるなどが組み込まれていると書き、引用などもありつつやさしく解説されているので読みやすい。暇つぶしに、と言っては失礼かな。でもタイトルのイメージよりは、とても軽い読み物です。
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切り込み方としては興味深い。ドルイドや魔女の概念についても触れているは、果たして宮崎駿はそこまで想定して脚本を書いているのか定かじゃない...。特にもののけ姫の下り。
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面白かったです。神話やら歴史やら果ては絵画やら。話はあっちこちへ飛び回りますが、それらが全て一つの意思のもとアニメーションされたという発想は面白いです。興味深い話題も多々あり、読み進めるのが楽しかったです。ホントに宮崎先生がこんなことを意図していたかはともかく、一つの考え方として成程と思わされました。
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子供の頃、シシ神の顔が無表情で妙に怖かった。
これだけの思想が宮崎駿によって、組みまれていたからなのかな
と感じた。
シシ神がいくつもの神話や宗教によるものだったかもしれない、
という見方ができることがすごい。
ただのエンターテインメントで終わらないひとつの所以かな?と感じた。
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サクサク読めます
ジブリアニメ好きにはたまらない。
宮崎監督アニメの裏側みたいなのが
詳しく書いてあって普通におもしろいです。
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宮崎アニメが様々な物語、神話、逸話、文化のオマージュであると論説されている。五行思想、ケルト信仰など、昔からの自然と人間との関わりがもととなっている作品であることがわかる。終章で述べている事柄は、「ああ、たしかに」と、納得する。原発なしでアニメを作りたいと、今、声を大にして言っている宮崎監督。その理由がわかる気がしました。
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小さい頃から
ジブリ作品が大好きで、
大人になってから
背景を知って
より面白くなり、
もっと大好きに。
特に、もののけ姫の回では
疑問に思っていたことに対して
そういう解釈があるのか!
と、目から鱗。
宗教観とか、色の意味とか
ヨーロッパ的な思想とか
散りばめられていることを
わかりやすく教えてくれた。
古本屋で、たまたま見つけて
買って良かった\(^o^)/♪
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宮崎アニメを見終わったあとに残る「なぜ?」にいくらか答えてくれる著。特にもののけ姫を筆頭に彼の作品の中に散りばめられている五行思想についての考察が面白いです。また、宮崎アニメ思想の象徴である自然VS人間という構図についてさらに踏み込んで解説しています。近いうちにまた借りてきて観ようと思います。
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極めて良かった。主体的な視点がしっかり交えられて語られていた。
もう一度読もうと思う。
本著の中で引用された本も読みたいなー。
オススメです。