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紙の本
痛い切ない、でも最後には報われる。
2001/07/11 18:34
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投稿者:miyagi aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
残業で疲れ果てた隆司が帰宅すると、部屋の前で見知らぬ男が待っていた。司と名乗った18歳の彼は、自分が隆司の息子だと訴える。そんな言葉は全く信じられないものの、司の強情さに負けて一緒に住むことを認めた隆司。しかし高校時代、自分の心に大きな傷を作った司の母親を思い出して隆司は複雑な気分で…。
隆司と高校時代の彼女の関係、そして司との関係が濃密でやけに生々しい。そして、隆司を愛しながら心のバランスを崩していった彼女とそんな母親に育てられた司はどちらも精神面において病んでいる。ひとりの人間に対する執着の激しさが普通じゃないので、タイトルからも考えて何かの大きな伏線なのか?とまで疑ってしまった。
隆司のことだけが大切で、彼のそばにいる相手のことをことごとく攻撃しようとする司には時々ドキリとさせられた。両思いになってからもどことなく不幸の影を引きずっている彼らにはどこかで絶対落とし穴が待っていそうな雰囲気で最後の方は読むのが怖かったです。
実際はハッピーエンド。だけどその先はまだ分からないぞ?的な暗さがあって、そのあたりが結構ツボだったかも。。。
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