投稿元:
レビューを見る
9/6読了
短編恋愛小説のオムニバス小説。
伊坂幸太郎と本田孝好目当てで買ったけど他のもおもしろかった。
伊坂幸太郎「ポーラーベア」
動物園でデート中、姉の昔の彼氏にあった。
そこからいつもの感じで偶然が重なり合う。
投稿元:
レビューを見る
6人の作家による恋愛短編小説。
伊坂さんの透明ポーラーベアは伊坂さんらしい作品だった。相変わらずうまい。
そのほかの短編もなかなかおもしろかった。
投稿元:
レビューを見る
もちろん伊坂幸太郎の名前があったから買いました。短編でもやっぱり彼らしさが出ていて、やっぱり胸が切なく温かくなりました。
今まで読んだことのない中田永一さん(乙一さんのもないので)、中村航さん、本多孝好さんの3作品も好きです。
投稿元:
レビューを見る
恋愛をテーマにしたアンソロジー。私的にはめずらしく外れなし!で満足。全体的にハッピーエンドなのも良いです。
投稿元:
レビューを見る
いい!!「突き抜けろ」の中の一節。満月を彼女と二人で見てるとき、自分の意思や覚悟とは全く関係なく実感した。「愛情をただただ育みたいと願うこと」。うーーむ。突然 ふと、そういう気持ちになったんだろうなぁ。そぉっと育てていきたいなと。今がどうとか、将来どうなるかとかそんなことは関係なく、育みたいって思えるってところがすごくよかった。
投稿元:
レビューを見る
伊坂幸太郎 透明ポーラーベア
石田衣良 魔法のボタン
市川拓司 卒業写真
中田永一 百瀬、こっちを向いて
中村航 突き抜けろ
本多孝好 Sidewalk Talk
オムニバスってテーマ決めても秩序がないことが結構多いからあまり好きではないんだけれども、これはスバラシ。「魔法のボタン」「卒業写真」はマジでにたにた、にやにやしてしまうほどのデレデレ話。かと思えば、「百瀬、こっちを向いて」は全体を通して、「透明ポーラーベア」「Sidewalk Talk」はエンディングが淡すぎるほどに淡い。そして、「突き抜けろ」はまた一味違ったI LOVE YOUである。
電車の中では、眉間に力入れないとにやついて読めそうもない。
投稿元:
レビューを見る
好きな作家揃いだったので買ったけど、
一番ヒットしたのは、中田永一!
この人の作品をもっと読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
恋愛アンソロジーです。話題の人気作家の作品が一編ずつ載せられています。もちろん。私の好きな本多孝好さんも。切ない切ない恋の物語がいっぱいです。別れる話もあって、その瞬間に過去の切ない思い出がふとよみがえるシーンなどは、本当に素敵です。ぜひどうぞ。ちなみに著者は伊坂幸太郎さん/石田衣良さん/市川拓司さん/中田永一さん/中村航さん/本多孝好さん、です。(本文掲載順)
投稿元:
レビューを見る
話題の男性作家六人がそれぞれのタッチでつづる、ごく日常的な、奇蹟の恋愛短編集。文体からもストーリー構成・展開からも、作家個人の強烈な個性がにじみ出ていて、かつ繊細で、心がほんわかします。
投稿元:
レビューを見る
伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司、中田永一、中村航、本多孝好といった有名どころの恋愛アンソロジーです。
ショートムービーのような感じでさらっと読めます。
映像化されても面白いかもしれないですね。
中田永一の作品は初めて読んだんですが意外によかったです。
今度、ちゃんと何か読んでみようかなと思いました。
市川拓司はやっぱり独特の空気がありますね。
少し外れた感じが個人的にはお気に入りです。
予想通りに面白かったのは市川拓司の卒業写真。
意外に面白かったのは本多孝好のSidework Talkかな。
ハズレはなかったと思います。
ただ、好みかそうでないかはあるかもしれないですが。
日ごろ恋愛小説を読みなれてない人とかにオススメですね。
あとは女性特有のドロドロが苦手な人にもいいかも。
さっぱりして、少し切なくて、でもほっとする。
そんな作品たちでした。
投稿元:
レビューを見る
人様の惚れたなんとかな話ほど聞いていて苦痛なものは無い。特に酒なんて入っていたら最悪だ…。
で、酒を喰らいながら読んだんですが、意外にのめり込めました。人様の惚れた話も、読むのなら悪くは無いかも。そんな感じ。
投稿元:
レビューを見る
祥伝社のアンソロジーシリーズは結構好きで出たら買ってしまう。なぜなら必ず一人は贔屓の作家がいるからなのだが。今回は男性作家のみの恋愛小説集。伊坂幸太郎・石田衣良・市川拓司・中田永一・中村航・本多孝好の6人の作家。
この中で私はダントツに本多孝好が好きなので、やっぱり本多孝好の作品には強く惹かれてしまうのであるが、もちろん、その他の作品もきれいな話でいいと思う。恋愛小説が苦手な人でも読みやすいと思う。
失恋していなくなった姉の元恋人との再会、長年の友人だった彼女との恋、久しぶりに再会した同級生との恋が始まる予感、学生時代の切ない片思い、恋愛のルールと男同士の関わり、別れる二人の最後の晩餐。
切なさだけではない。
投稿元:
レビューを見る
6人の男性作家の恋愛アンソロジー。
伊坂幸太郎「透明ポーラーベア」
石田衣良 「魔法のボタン」
市川拓司 「卒業写真」
中田永一 「百瀬、こっちを向いて」
中村航 「突き抜けろ」
本多孝好 「Sidewalk Talk」
設定は全ての作品バラバラで、色んな目線で読めるモノだった。
ハッピーエンドで終わる作品ばかりではないけれど、
読み終わった後にはなんだかスッキリした爽快な気持ちになれた。
恋愛小説はあまり読まないけど、たまにはいいなって思った☆
投稿元:
レビューを見る
祥伝社の創立35周年記念として、
2005年に特別出版されたアンソロジー。
人気の男性作家・6名が描く恋愛作品集。
この度、刊行から丸二年が経過し…
待望の文庫化と相成りました\^○^/
早速読みました。
あっという間に読了してしまい…
待ちかねていた分、淋しさを感じてしまった。
本命というか、
本書購入者の殆どが伊坂氏目当てなのでは?
1作目に収録されている『透明ポーラーベアー』が
伊坂幸太郎氏の作品です。
もちろん私も、
多分に洩れず、伊坂幸太郎目当てだったのですが…。
参りました。
侮るなかれ、6人の作家、皆どれも素敵なお話ばかり。
恋愛小説で、いいなぁ〜と、素直に感じられたのは…
いつ以来だろう…。
ユーモアもあり、微笑ましい恋愛だったり、
とにかく、読んでいて心がウキウキ^-^
ハッピーになれる作品ばかりでした。
どの作品も、登場人物の個性が光り輝いていましたね。
白を貴重とした装丁も、明るくてポップで、爽やかなイメージ。
可愛らしい感じもまた、作品の雰囲気とぴったりでした。
「透明ポーラーベア」 伊坂幸太郎
シロクマに関する蘊蓄や、
ちょっとした小ネタが収束する形式は、
そうですね、ええ、楽しめました。
作品の中心は主人公のお姉さん。
でも、そのお姉さんは、既にいない。
なのに、これだけの存在感で影響をも与えるとは。強烈です。
伊坂氏、さすが。
見事なまでの… 絶対にありえない…
こんなステキな偶然が重なるものか…
でも、でもね、 それが、そう…
とてつもなく心地よかった。
「魔法のボタン」 石田衣良
のっけから個性キャラ登場。
失恋の痛手を癒せず悩む青年・隆介と、
根は、男性?のようなあっけらかんとした性格で、
子どものような可愛らしさがある萌枝。
そんな二人の、駆け抜けるような速さの恋愛模様は、
ただただ面白かった。
萌枝の性格・・・ 私に似てるわ。
あっ、若〜〜〜い頃の私にね。
読んでいると、飲みに行きたくてたまらなくなるよ。
「卒業写真」 市川拓司
スタバで偶然、9年ぶりに出会った同級生・渡辺くん。
彼女と渡辺くんは、
当時クラスにいたもう一人の渡辺くんの話をする。
だんだん明らかになる設定だが、
心理描写がなかなか面白可笑しかった。
彼女の視点だけで、
これだけの状況を描き出す文章力には感嘆。
しかし、作品内容は…妄想ダダ漏れっぽい感が…
無きにしも非ず。
私『今、会いにゆきます』は、好きではないの。
「百瀬、こっちを向いて」 中田永一
6編の中で一番好き。
伊坂氏目当てで購入したが、本作にKO(笑)
キャラが立ちすぎるほど魅力的なのは、
百瀬さんだった。(主人公の偽恋人役)
目立たない高校生の主人公、相原君。
あるとき、
幼馴染の先輩に頼まれ、偽装恋人の役をすることに。
憧れの先輩に頼まれたとはいえ、
なんとも不思議な三角関係に巻き込まれていく。
恋人のフリをしていて、
本当に相手のことを好きになってしまう。ってお話。
このジレンマはたまらないね〜(苦笑)
ほおずきの花言葉に、ガツンときて、
野良猫のような目で…百瀬さんにシビレました。
「突き抜けろ」 中村航
恋愛というよりも青春小説ですね。
男三人のそれぞれの成長過程を楽しめました。
一風変わった木戸に振り回され、影響されつつ、
大野と坂本が成長していく。
鍋を囲み、飲んだくれながら3人で語るシーンは、
大学時代によくある風景だなぁ〜と、
しみじみ感じました。
大野くんはあまり好きなタイプではないが…
物語の中ではいい味だしていました(笑)
「sidewalk Talk」 本多孝好
本書ラスト作にきて、
唯一の恋愛小説らしい恋愛小説ではないでしょうか。
離婚前の最後の食事をする夫婦のお話。
ナイーブな男性の描き方が実に本多氏らしい。
また、回想シーンの描き方が、上手いですね。
なんか、シャレていて、キラキラしてた。
物語はありきたりかなぁ〜と、気を抜いていたら…
ラスト!
香水をつけてきた理由…(゚ーÅ) ホロリ とさせられてしまった。
豪華メンバーの手で編み出された恋愛のアンソロジー。
読後は爽やかな気分になりました。
投稿元:
レビューを見る
どの話も雰囲気良くて素晴らしかったです。何ともいえない切なさ、ときめき、奇跡みたいな偶然の積み重ねにキュンとするのは、それがありえる奇跡なんだという自分から湧き出る実感があったからなのかもしれない。伊坂幸太郎はやっぱり良い。そしてラストの本多孝好の作品はこの本を締めくくるにふさわしい素晴らしさでした。