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捧げつつ試合
濡れ仏試合
逆艪試合
かまきり試合
麺棒試合
つばくろ試合
摸牌試合
絵物語 忍者石川五右衛門
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読後何も残らない本。忍法帖シリーズは面白いものと面白くないものの差は激しいが、これは面白くない。やっぱり短編はイマイチ。
●面白かった点
特になし。
●気になった点
面白くない理由は2点。(1)話が一本調子で登場人物の意思決定がない、(2)克服すべき課題がない。このため物語としてイマイチなのでワクワク感がなく、面白くなかった。
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山田風太郎忍法帖短篇全集の4巻目。「捧げつつ試合」、「濡れ仏試合」、「逆艪試合」、「膜試合」、「かまきり試合」、「麺棒試合」、「つばくろ試合」、「摸牌試合」、「絵物語 忍者石川五右衛門」の9編を収録。
各タイトルどおりに試合的に忍法技をかけあう趣向の作品が並んでいます。
やはり奇想な忍法が繰り広げられるのですが、しかし主役は「くノ一」であることから、当然ながらエロ要素の強いこと強いこと。
男性週刊誌的に親爺エロな展開の中に、あくまでも日本人らしい悲哀をこめた手法は流石であります。
全くもって想定外などんでん返しに呆気にとられる「つばくろ試合」、多数の忍者の命を犠牲した先にあまりにアホらしいオチで締めくくられる「摸牌試合」が特にお気に入りです。
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タイトル通り、基本くの一は死にます。
読みやすく、また、えろいです。
何気に切ない気持ちも入ってます。
しれっとBL入ってました(逆艪試合)。しかも女より可愛いし!!
くだらないオチの「摸牌試合」。……そのまんまのオチで良いのですよね? なんか作者さんが自由すぎる感じが好きでした。