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伊坂幸太郎おすすめ本その4読了(続いとったんかい!)。
パラレルワールドの話っぽい感じで始まりつつ、どんどん展開が変わり最後までストーリーの予測が出来ませんでした。
なんかこんな小説ってあり?という感じで結構新鮮でした。
不思議な感覚の小説。
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人生初。1人でコンサートに行く羽目になった翔太。
その帰り道、駅で人身事故に遭遇。
自宅に戻った翔太だが、いつもの家族なのに何かが違う。
漂う腐卵臭。パラレルワールドに迷いこんだ翔太は・・・
何かのきっかけでパラレルワールドに紛れ込むって話は
よくあるとは思うんだけど、どうやらそういうSFチックな
話とはちょっと違うようです。
元の世界と、こちらの世界で決定的に違うのが
心の存在だったりする。
ネタバレになるから詳しく書けないけど、結末が
予想外でした。考えると怖いなぁ~。
文章が読みやすいので、一気に読めます。
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どんな内容か知らず打海さんだから面白いだろ!と思って読んだら本当に面白かったです。はじめのうちはずいぶんファンタジーだなと思っていたけど読み進めるにつれやっぱり地に足着いた話だった、と引き込まれました。少年を少年として描くのがうまい人
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人身事故をきっかけに異世界に飛ばされる。話はSFにも似たものであるにもかかわらず、奇を衒う内容ではなかった。むしろ、11歳の少年田之上翔太と売れない役者である山門健(ヤマ健)を中心に「生きる」ことのリアリティを描き出している印象を受けた。
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図書館で。こんな話だとは思わなかった。表題ですが僕が、じゃなくて僕を、の方がなんとなくすっきりします。なんとなくですが。
多次元世界に自分とそっくりの誰かが生きていてその誰かと入れ替わってしまう、と言うのはなんとなく思った事はあります。ただこの作品だと安易に行ったり来たりできたり安易な解決方法が見つかるわけではないのが面白かったです。
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取っ掛かりは伊坂幸太郎が紹介していたなといったくらいの理由で手に取ったほんです。
少年が駅でのちょっとしたことをきっかけにパラレルワールドに迷い込んでしまい。表向きは見た目そんなに違わない世界でそれなりに暮らしていくはなしです。
日常が少し失われて自分だけが場違いなところから迷いこんでしまったような少し不思議な話。内向的で周りから浮き上がってしまう学生だった自分が勝手に共感しました。
そんな世界でも少年は怖がらずにでていき自分らしい場所に落ち着くはなしです。もといた世界には帰れません。
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あっさりとした文体が世界観をクリアにしつつ、全ての境界を曖昧にしている。
心とはなにかというのが主題なのかもしれないが、現実の曖昧さ、世界と認識の関係などが心に残った。こう書くと中2臭くなるが、むしろ哲学より。
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感情がない世界に迷い込んだら。
わくわくする冒険であって、
せつない、それでも幸せな
感情だけが感情なのか
ほんとうに?
かんがえさせられる小説です。
なんでこんなにすごいものが有名じゃないんだろう。
とてもおもしろいです。
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どうなるんだ どうなるんだ と思いながら、ハラハラして読み進み 意外なラストへ 決して裏切られたというわけでなく やられた〜 というわけでもないのに 余韻が残った 僕が愛したゴウスト
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伊坂幸太郎がエッセイで薦めていたので読んでみました。うん、なかなか面白い。文章が結構好みかも。ラストは人によって好みがわかれそうだが、私はこれもアリだなと思った。とりあえず他の作品も読んでみたいなと思う作家さんでした。
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以前読んだ、伊坂幸太郎のエッセイ集『3652』。
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101250294
本に関する文章が多いなかで、打海文三という作家について何度か書かれていたのが印象に残りました。
そこで『3652』に、伊坂幸太郎による解説文が載せられていたこの作品を、読んでみることにしました。
主人公は11歳の少年、翔太。
あまり活発ではない彼がある日、一人で電車に乗ってコンサートに行きます。
その帰り道、駅のホームでアクシデントにあいます。
偶然出会った若い男に助言され、無事に家に帰った翔太。
しかし彼は、今までの日常とは微妙に違うことに気づきます。
そんな彼が、駅のホームで会った男と再会して・・・という始まり。
今までの日常とは違う世界に入り込んでしまった少年が、その状況をどのように理解するか、どうやってそこから抜け出そうとするかが、物語の中心となっていきます。
その展開も面白いのですが、この小説を読み進めるうちに、「感情とはなんなのだろう」「自分の存在とはなんだろう」という、哲学的な問いについて、考えてしまいました。
後半の展開については、賛否があるかとは思います。
しかし物語全体を通じて、大切なことを考えさせてもらえたなあと、素直に感動しました。
残念ながら亡くなってしまった作家さんですが、他の作品も探して、読んでみようと思います。
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終わり方!
おい。と思ったけど、1番納得感のある終わり方かもしれない。
非現実との境界線とココロの話。
どこがと説明はしにくいが面白い。
先が気になる度がハンパなかった。
腐敗臭…向こうの世界がこんなのだったらいいな
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2016.11.16
難しかった〜
がさつな自分にはよく分からない感情がたくさんで理解出来たかどうか微妙( ̄∀ ̄)
けど素敵な人がたくさん出てくる綺麗な話でした。
いつか読み返そう。
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ゴウスト=幻影=幽霊 田之上翔太11 東京西郊外 多摩丘陵 XOショッピングセンター ヘンリー•ダーガー非現実の王国で ヴィヴィアン•ガールズ 瀬戸内 中野駅 中央線 人身事故 阿部先生 硫黄の匂い 尻尾 山門健=ヤマ健=売れない役者 ラストダンス• ウィズ•ヴァンパイア ユキさん 川崎の看護師 吉祥寺 新宿 富士吉田市 自衛隊 ベイスターズの帽子 馬鈴薯餃子 ツーアウト制 一枝あぐり二等陸尉 豊田准陸尉 指をぱちんと鳴らした ぼくはぼくの脳が見ている幻影である 常磐自動車道 伊東隆志 世田谷通り 死のにおい
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27:これは……めっちゃ好きなんだけど、中盤の野球のシーンがあまりに幸せすぎて、逆に不安を感じてしまって、うあ〜! と転げまわりたい気分でした。どこかずれた世界の中で、自分だけが「正気」なのだとしたら、そして、目に映る世界がすべてゆめまぼろしなのだとしたら。ゆめまぼろしを生み出しているのは、その「正気」、自分そのものでしかない、と。決してハッピーエンドではなく、むしろ後味悪い系だと思うのですが、ただそれだけではなく、ずっしりとした読後感は打海作品ならではだと思います。