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紙の本
出版社からのオススメ
2003/07/29 03:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:吉田尚志 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の著者は、国際コミュニケーションが専門の先生ですが、「英語落語」の海外公演を仕掛ける敏腕プロデューサーとしてのもう1つの顔を持っています。その苦労話は前作『世界を笑わそ!』(研究社)に詳しく載ってますが、そのプロジェクトを成功させるためのスポンサー探しのコツは、いかに「自分を印象づけるか」でもあったようです。
実際、大島希巳江氏は「印象のいい(強い)」方です。ですから、この方にそのコツを教わろう、というのが本企画の根底にありました。
印象がいい悪いは、人物の「総合評価」のようなところがあって、これが国際舞台であっても、たんに語学力さえあればいい、といった生やさしいものではありません。
ただ、そうなってくるとこの手のテーマでは、「精神論」がいっぱいのアドバイス的な本が主流となっていて、どうもつまらないのです。
本書の特徴は、言葉の面でそのまま使える英語表現が満載、という面はもちろんウリなんですが、実は、よりよい印象を与えるための具体的なスキルがいっぱい入っているところにあります。
例えば、やる気を見せるために「目を輝かせる」には、どういう位置取りで照明の光を取り込んで輝かせるか、といったような“恐るべき”スキルが書かれています。
スピーチで上がってしまう人が、どうすれば落ち着いて見えるかを、姿勢、表情、声の出し方、声の高さなどに関してもアドバイスしています。笑わそうとして、すべったときのフォローの仕方なども、実際の英語表現も交えながら具体的に教えています。
また、「ユーモア」を重要視しているのもポイントの1つですが、「私はあまり面白いキャラではないので…」という方にも、どうにかちゃんと「面白い人」と思わせる具体的なノウハウが書いてあります。ある程度は人柄も変えられるということですね。
構成は、自己紹介、面接、履歴書、パーティ、スピーチ、プレゼン、ビジネスレターといったテーマ別です。おかしな「実話コラム」もちりばめました。
技術で「面白い人」「素敵な人」「憎めない人」という印象を与えられる、というとてもユニークな本です。新人からトップまで、広くお薦めします。
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