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作風がとても好みな本でした。
スコンと終わった感じがしないでもないですが、
さすが”耽美”で歌われる方だけあるって感じの作品でした。
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ぐはぁ!
なんというお耽美な世界。
さすがや、お、い、の先進者。
しかし表現力が半端ないなこの作者。普通に少女漫画のような勢いで読めてしまった。だが正直マクシミリアンは逆恨みのような気がしないでもない・・
ふたりの心の急接近は良いがもっとツンツンしてほしかったなーそして二巻を出すべきだ、話終わるのが急展開すぎる。
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うん、耽美。どエロ。
文字だけなのに、鼻血吹きそうでした。何この艶文(笑)
“両性具有”という特異な体質を罪深く感じる美貌の主人公シュリル。
女性・男性の両性を兼ねていることは、両性の持つ痛みや苦しみに耐えねばならないのだな、と。
でも、そんな自分のコンプレックスを受け入れ、愛してくれる者との出会いによって、シュリルは救われたのだろう。
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作者は同人あがりの文章作家で、官能・耽美小説を書くことを生業にしている。この本の世界観は中世のヨーロッパ風なファンタジー要素の入っている耽美小説。耽美なので読んでいる間はかなり恥ずかしいものではあるが、心の移り変わりとシュリルの過去の悲しい思い出とが切ない小説でもある。
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なんだか目の前に、大粒の宝石をどりゃどりゃと並べられているようでした。華麗な、というか華美な表現?そこかしこキラッキラです。
ひょんなことがきっかけで友人から回ってきた、私にとっての初・耽美小説。
世界が違いすぎます。
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実は私が読んだのは92年に出版された上下巻にわかれたものです。文庫本にするにあたって大幅に加筆修正されたということで…だいぶ違うのかな(汗)
主人公も相手も男。耽美、官能。内容が予想以上にハードでした。
全体的に暗く悲しい感じで進んでいくので早くハッピーエンドを…!と思って読んでました。
この文庫本の方もいつか読みたい。
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聖将軍家という大貴族の長男として生まれ、家督を継ぐ――はずだった。男と女両方の性をその体に持って生まれてしまったシュリル。父から両性具有という「不完全さ」を徹底的に否定されて生きてきたため、シュリル自身も自分を否定する術しかしらない。この「忌むべき」事実が暴露されてしまったとき…
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もうシュリルが可哀相で不憫で(:_;)マクシミリアンは勿論あのラモンも、結局シュリル本人ですら恥ずべきものと思ってる両性体を肯定したんやなぁ。肯定されることを知らないシュリル、肯定してるくせに立場や思惑等の理由で酷い仕打ちにしてしまうマクシミリアンとラモン。シュリルにとって救いのない結末になってしまうのかとハラハラしながら最後まで読んだ。あそこでのあの終わり方でいいと思った。性的描写は途中までは確かに衝撃的であったが、それよりも一体シュリルたちがどうなるのか、ストーリーが気になって読むのが止まらない。
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これも、15年以上前よね。
上下巻のハードカバー版を持ってましたが、画像が無いので、こちらを載せました。
この本を読んで、アレキサンドライトという宝石に興味を持った。昼と夜とで瞳の色が変わる・・・そんな設定が神秘的。たしか、両性具有だったような。山藍先生の作品には両性具有の人物がよく出てきますが、こちらは異国の空気感も盛り込まれてて、ハードだけどやっぱりラブラブなんです^^
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初山藍せんせい作品。
シュリルの壮麗な美しさが匂い立つような文章で、なんともきらきらしい。
素敵でした。
気高いシュリルの儚く脆い一面をみて、読みながら何だかほっとけない気持ちに……!笑
シュリル大好きです。
なのでマクシミリアンたちの酷い仕打ちに心底怒りを感じてはいたものの……
いつのまにかシュリルと共にマクシミリアンの魅力にとりつかれてしまう不思議。
最初から最後まで一気読みでした。
また読み返すと思います!
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BLじゃなくて耽美で官能だった!!でも下品じゃなくてとてもとても美しい世界。
20年前の作品だというけれど、そんなことちっとも気にならない作品!!
主人公に振りかかる辛い出来事がずーっとずーっと続いて、このままバッドエンドかって、物語が終わる3ページ前くらいまで確信してたんだけれどトートツにハッピーエンド。
……そこだけが違和感wwww
まぁ、この先は余韻と妄想で補完せよってことかな。
世界観が素晴らしすぎて私なんかには補完できそうにないですが。
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嘆美なふたなり本
ラストの唐突なハッピーエンドがちょっと釈然としなかったが
そこまでに至る過程は美味しいからよし
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両性具有ということで取り寄せて読んでみました。
私が希望する両性具有って、妊娠も出来るのが理想。
この場合、Hするのに2本差とかに使われる事がほとんど。この話もそういう感じでした。
レビューを見てJuneっぽいということでしたが、かなり昔の話ですが、私的にはJuneって悲恋・鬼畜ってイメージがあって、この話の場合は陰部の表現が「花」で芽とか蕾で表してあるので、時々考えないとどこをどうやってるのか混乱しちゃいくらいで、この話はBLだなと。
まあ、内容は鬼畜なところもありましたけど…。
文庫本の割には結構読むのに時間がかかりました。
(笑)
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王国×耽美×同性愛×官能×両性器
色々な要素てんこ盛りでした。
ここまで設定が濃厚なのも久し振りで、もうお腹いっぱいです。
全体的に淡い紫色のフィルターがかかっているような色気フェロモンむんむんの雰囲気で、本当にこれ角川文庫から出てていいの?
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凄まじいという表現がぴったりなのではないでしょうか?
読み手を選ぶかもしれませんが、深く怪奇な純愛だと思います。
人間の持つ、暴力的で支配的な感情、残虐さの中にある後悔の優しさ、憎しみと許し。暗闇の世界を抜けだす二人の愛でした。
両性具有として産まれたシュリルは、実父に厭われ誰にも愛されなかったために、愛を知らない。
シュリルに離縁され自死した妹の復習のためにシュリルを陵辱するマクシミリアン。
シュリルに執着するラモン。
愛憎でありながら、シュリルとマクシミリオンの一目惚れでもあるような
愛情表現が力で押さえ付ける陵辱なので、暗く暴力的に感じますが、その中に隠された優しさや深まる愛情を感じます。シュリルが感情を発露させ人と成る流れもわかります。
暴力的愛情表現が苦手な人には不向きな作品かもしれませんねー。