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鈴木、蝉、鯨、三者の物語がクロスオーバーしていく構成。ちょっと人殺しすぎだけど淡々とした文章で進んでいくのであまり感じないのが不思議。フロイラインには絶対入りたくないです。ぐいぐいひきこまれるので一気に読めます。
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面白いんだけどね、これは一体ミステリーなのかと、ちょっと疑問。まあ、ジャンルにこだわる必要なんてないのだけど。それに、きっちり騙されちゃったのだから、ミステリーでも良いのかな。
いつもの役者を使った集団劇みたいな趣きは、それはそれでファン心を擽るのだろうけど、そろそろ次の一手を読んでみたい。本土の図書館で「死神の精度」「砂漠」「フィッシュストーリー」の3冊を借りてきたので、その辺りを確認してみたい。
しっかし、伊坂って人間嫌いなのかなあ。
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鯨・蝉・槿という3人の殺し屋と、妻の死への復讐から危ない世界に足を踏み入れた鈴木を中心に展開していく伊坂ワールド。
今までの作品よりハードボイルド色の強い感じだが、底に流れる伊坂さんらしさは変わらないと感じた。
2007年7月16日
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殺し屋のキャラがすごいいいです。
でもうーん…やっぱりオーデュボンのが好きだわたしは!
070714
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現実離れしていて、なんか物足りない。オーデュボンの祈りを読んだときと同じ物足りなさ。伊坂幸太郎合わないかも。
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殺し屋の話なのに、暗くなりきらないのはこの作者ならではなのかなって気はするけど、演出だろうが人が死ぬ描写があまりにもあっけなくというか物としてというか・・・ とりあえず、この作者のはアヒルと鴨がいまのところ一番かな〜
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僕はけっこう頑張っているんじゃないか。
きっと、そう思う事あるはず。
人生ってどうなるかわからない。
自分が悪人だなんて気付いてた?
物語は最後の1ページまで気を抜くな!
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場面場面は面白く、次の展開が見えない。そういう意味では面白い作品なのですが。。。。
何故、こんな物語を書こうと思ったのかという一点で悩んでしまう。
確かにキャラクターは魅力的。特にナイフ使いの蝉は類型的だが、鯨や押し屋は良く出来ていると思う。でも、そうしたキャラに乗っかって、物語を作っていったらこんな風になっちゃいましたと結果論的な小説のように見えてしまう。
伊坂さんらしい会話の妙も少なかった気がするし。。。
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復讐を考えている「鈴木」・自殺屋「鯨」・殺し屋「蝉」それぞれの視点で物語が進んでいきます。
それにしても、蝉のシーンとか怖かったです。
怖いのが苦手な私にはちょっと辛かったかも・・・
今回いつものような伏線がなかったのが残念です。
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前半で世界観に引き込まれ、最後まで夢中になって読みました。この小説に出てくる殺し屋は、不思議と愛しく思える。
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伊坂幸太郎マジックに今回も騙された・・。
真ん中あたりから、
ストーリーは一気に加速!
読むの止まらなくなります。
ただ、
この本、
いつになく殺しがエグイ。
思わずページから目をそらしたくなるシーンも。。
子どもたちの愛らしさが救いです。
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一人の復讐者と三人の殺し屋の話。
いろいろなしがらみや過去が張り付いてるなかで、それらを振り落とそうともがく話です。
それぞれの理由、それぞれの結末。
「人は誰でも、死にたがっている」BY鯨
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妻の仇を討つために、“令嬢”と呼ばれる会社に潜り込んだ元教師の鈴木。
しかし、敵が目の前で車に轢かれてしまう。
どうやら“押し屋”という殺し屋の仕業らしい。
正体を探るべく、追いかけた先にいたのは槿(あさがお)と名乗る男であった。
一方、それぞれの理由で”押し屋”を追い求める自殺屋・鯨、ナイフ使い・蝉。
彼らの思惑の行方は?
伊坂作品は“悪”、“辛いこと”、“重く、暗いこと”を美化し過ぎたり、避けていないところが魅力的だと思う。
勿論、それだけを描いているわけではないから私は好きなのだけれど。
今回の作品は“分類不能の「殺し屋」小説!”と裏表紙のあらすじに述べられているように、殺し屋たちが属する“業界”に起きた騒動をきっかけに動き出す物語。
鈴木は至って、“普通”の思考を持つ、どこにでもいそうな一般人。
“令嬢”の人間に妻を殺されたりしなければ、きっと、表の世界でずっと生きていったであろう人物。
作品は鈴木、蝉、鯨の三人の視点で交互に語られ、時系列に進む。
三つの視点であり、尚且つキャラクタが多い割には軸がぶれず、スムーズに読み進めることができた。
どしんと構えた鯨、お喋りの蝉。
名は体を表すといいますが、面白かった。
キャラクタの中では槿(あさがお)がお気に入り。
理知的な雰囲気がカッコイイ!
そして、亡き鈴木の妻もとても素敵な女性。
「やるしかないじゃない」という台詞、彼女の性格をあらわしていて、良かった。
なんて、シンプル。
「おまえは、ずっと前から自由だろうが」蝉の雇い主・岩西の台詞には不覚にも、少しホロリときた。
岩西に操られているような気がして、ずっと束縛感、不自由さを感じていた蝉。
でも、「岩西は、おまえ(蝉)に期待していた」。
人間味を感じるひとつの部分だった。
殺し屋、というものを肯定するわけではなく、物語として、この“殺し屋小説”は面白く読むことができた。
ただ、ラスト、ちょっとだけ私はもやっとしてしまった。
面白かったんだけれど。
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◆妻の復讐のために殺し屋の世界へ飛び込んだ鈴木。
◆「殺し屋」の蝉。
◆「自殺屋」の鯨。
それぞれ3人の視点から物語が描かれ、最後には1つに繋がります。伊坂幸太郎の作品の特徴でもある、群像劇が1つに集約していく物語。
それぞれの目的の為に、「押し屋」を追って行く中で物語は進んでいく。
テンポ、そしていろいろなところに格言が含まれているのがおもしろさを引き立てている。
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「殺し屋」蝉・「自殺屋」鯨・「復讐者?」鈴木・「押し屋」槿。賛否両論だけど私はおもしろかったとおもう。