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可憐な少女姫草ユリ子は、すべての人間に好意を抱かせる天才的な看護婦だった。その秘密は、虚言癖にあった。ウソを支えるためにまたウソをつく。【夢幻」の世界に生きた少女の果ては…。
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借本。
タイトルが気になったので。
著者の本はこれが初めてなのですが、「女坑主」が印象的でした。
ただ、少女地獄に3編別の話が入ってて、同じ話と勘違いして困惑してしまいました。
読みづらかったです。
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これも高1の時に読んだ。
ホラー、ではないです。どちらかというと痴情のもつれ的な短編集。
懐かしい文体ですが、氏の作品のなかでは比較的入り易いかも。
『女坑主』の雰囲気が好き。
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夢野久作の短篇集。
「少女地獄」の中の姫草ユリ子の話と
「けむりを吐かぬ煙突」
が 好きでした。
「ドグラ・マグラ」を読んだ後だったので
少しだけお手やわらかな印象。
横溝正史や乱歩の持つそれにも似た
容赦のない痛みやグロテスクさ、絵画的な淫らさ。
それらを背景に広がる、美しい女達の悪意の物語。
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『少女地獄』の他に3篇が収められた傑作集らしいが。
私にとっては、それほど傑作にも思えなかった。
ただ言えることは、前に読んだ『ドグラ・マグラ』よりはかなり読みやすいということか。
個人的には『殺人リレー』、『けむりを吐かぬ煙突』を短いドラマにしてほしい。
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幻想的。
姫草ユリ子の話では、何でも無い のひとことで片付けさせるようにいつの間にか仕向けられてました。
火星の女はらしくないと言えばらしくないかも。
「童貞」の持つ雰囲気が好き。
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幻想的なお話。
どれも女の子、女の人がメインの話で、心理描写が美しい。
作者さんが女性なのではと勘違いしそうなほど。
こんな雰囲気のお話大好きです!
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少女地獄は、なんでもない/殺人リレー/火星の女 の三部からなる作品で
(この本にはその他にも短編がおさめられています。)
どれも面白いのですが、僕は特に火星の女の狂気にはとっぷりはまってしまいました。
夢野久作はストーリーだけでなく文体から狂気を漂わせるので読んでいてあきません。
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人間の狂気についてめいっぱい考えさせられる話。読みにくそうだなと思って敬遠してたんですけど、予想外に面白かったです。
2008/5/9
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特に性的なテーマを取り扱っているわけではないのに、
ものすごく、なまめかしい。
ドグラ・マグラにはまった人ならぜひ!
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嘘吐きな女の子は得てして魅惑的なのです
幸せな嘘であろうと些細で何の影響も及ぼさない嘘であろうと
虚言癖を持ち得る子は人気が御座いました
その虚言がリアルであればある程
その様が巧みであればある程
例えその作りが己の嗜好に合わなくとも
段々とその子が見目麗しく見えてきてしまうのです
そんな女の子はコレを読んだら如何思うのでしょう
夢野久作の女性に対する嗜好が実に好みなのです
こんな怖ろしい雌である様な女がすきなのです
憧れているのです嫉妬しているのです結果醜くなってしまうのです
女って怖いわぁと言いながら
きっと常に嘘を振り撒こうとしているのだわ
それが女の性質だからという理由だけで
犯すなら完璧に隠せということですね
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古本屋で安かったから買ってみたら何これ?ふざけてるの?と思った。
オススメ度が4.5なのが信じられない
途中で飽きてしまったから最後まで読んでません
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「少女地獄」正しくタイトルの通りの内容でした。
少女達の、いや女達の、女による、女の話でした。
「何でも無い」「殺人リレー」「火星の女」どれも印象的ですね、ただこの三編のメインの女性達に当てはまる事は、「本当に、女性らしい」という事です。
夢野先生が書き上げたかった事は、この「女らしい女」なんじゃないでしょうか、女の純粋さ、醜さ、それら全てをこの三編で上手く書き上げていると思いました。
「少女地獄」とは、そんな女性達の純粋さと醜さから来る恐ろしさを表すタイトルでもあり、その女性達が自身の愚かさから身を滅ぼし、地獄へ堕ちるという意味のタイトルでもあると思います。
三編の中でも最後の話である「火星の女」には、読み終わった時に同じ女の私でも背筋が凍るような恐い思いをしました。
久々にとても凄い小説を読んだように思います。
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みんな・・・何になりたいのかなぁ・・・と、思った。
自分じゃないものに、「何か」に誰しもなりたがっているとは思うけれど。
「少女」という言葉の持つ幻想にみんな吸い寄せられてしまっている気がする。
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夢野久作の短編集。
少女地獄(何でもない 殺人リレー 火星の女)
童貞
煙を吐かぬ煙突
女坑主
の4編を収録。
悲劇かつどちらが善でどちらが悪でもないという、なんともな作品w
まぁ気になったら読んでみてください、内容がどうのこうのよりも著者独特の霧がかかったような世界観に浸れるかどうかが楽しく読めるかどうかの鍵だと思います。
今年の夏、ユズピ、ジマ、そーり、チャットと群馬で前夜祭的な呑み会をしたときに、玉村の本屋で買ったもんだから、少し感慨深い。