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途中で読むのを止められない。続きが気になって物事に集中できないw 色々と勉強になる本でした。最後のその後がまた気になる…
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どんどん引き込まれ、面白かった。
ただ、めったにホラー系は読まないのだが、どうしても最後は恐怖を残して終わらないといけないのだろうか…
最後がない方が面白かった気がする。
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矢張り貴志祐介は読ませるのが巧い・・・
読者をミスリードさせといて→更に恐ろしい事実
というミステリではお約束のパターンの料理の仕方が素晴らしい。
しかしこの作品、ラストはもうちょっと・・・にして欲しかった。怖いもの。
映画化されてるけど、これを映像化するのはしんどいんじゃないだろうか・・・
小説ならではの読ませ方の気がする(映画、黒い家はムチャ良く出来てたが)。
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第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作とのこと。
主人公は、他人の強い感情を読み取ってしまうエンパスという能力者。その能力を使って心のケアにボランティアで携わっていたところ、多重人格の少女と出会う。その少女の十三番目の人格は実は……という話。
直接主人公に命の危険が起こるわけではないせいか、恐怖感はそれほどでもなかった。けれど、多重人格の少女の謎を解く鍵が、ごく最初の方ででさりげなく出てきた「名前」にあったのは全然気付けなかったし、解決するための方法が主人公にはないことでハラハラもしたし、最後まで飽きずに読めた。
エピローグの終わり方はホラーのお約束となっている。
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貴志さんのデビュー作。
って言うのに驚かされました!
多重人格の中の1人の「ISOLA」の存在が
読んでて凄く怖いと思った。
最章の終わり方は、ちょっと寂しい感じだったかな。
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■内容(「BOOK」データベースより)
賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格「ISOLA」の出現に、彼女は身も凍る思いがした。第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。
■感想
多重人格障害については、ダニエル・キイスの「24人のビリー・ミリガン」と「ビリー・ミリガンと23の棺」を先に読んでいたけれど、これの影響ってものすごく大きいんだなぁと思った。
もっとも私の多重人格障害についての知識は、この本からしか知らないだけだから、こう思ったのかもしれないけど。人格の変わる様子とかが、ダニエル・キイスのそれによく似てると思ったのです。
黒い家に比べて猟奇性が低くて、読んでいてどきどきはしたけど、怖くはなかったなー。それがとてもよかったです。
ただまあ…真部がへたれ気味なのがなんとも。由香里は弥生が原因ぽいように思ってる(ように見えた)けど、諸悪の根源ここじゃん!と非常にもどかしかった。恋する乙女は盲目だ。
それはおいといて、これから何が起こるのかと不安にさせる終わり方はよかった。
こういうのってホラー系独特のもので、たまにハッピーエンドで終わろうぜ!と思うことも多々あるんだけど、この本に関してはこれがすごくよかった。
しかしこの本読んだあとだと、子供の名前付けるときに、いろんな意味を考えてしまって迷いそうだ。
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第3回日本ホラー小説大賞佳作受賞作。
阪神大震災の被災者達に対し、ボランティアで心のケアをしていた賀茂由香里。彼女は、人の強い感情を聞き取ることができるエンパスという能力を持っていた。そんな中、同じボランティア仲間から、ちょっと様子がおかしいという少女・森谷千尋の心のケアを依頼される。彼女と面談した由香里は、千尋の中に複数の人格が存在していることを感じ取る。
ホラーとしてはそんなに怖いものではない。主人公がエンパスという特殊能力を持っていて、それがある故に恐怖を感じるというものなので、いまいちその怖さが実感できなかったからかなぁ。あと、恋愛も絡めてあったけど、あまりに展開が早すぎて、ものっすごく薄く感じてしまった。興味深かったのは、名前の漢字がその人格の性格を表わすという設定。意外な意味がたくさんあるのに驚いたし、うまいアイデアだなぁと思った。最後の終わり方はホラーらしい。
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面白かった。
恐怖とスリルはたっぷり味わえるものと。
ラストに関しては賛否両論あるようですが、私は好き。
最後にドキリとさせられたお陰で、強く印象に残った気がするから。
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貴志祐介のデビュー作(処女作ではない)で、第3回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。
解離性同一性障害(DID)。俗に言う多重人格について描かれた小説。そこに幽体離脱というギミックを加えたホラー小説。久しぶりに読みましたが、面白かったです。別に怖くはないんですし、内容としてはよくあるB級なんですが、描写の仕方がうまいなぁ、と。あとはエピローグの後味の悪さがいいです。決着はついたんだけど、ハッピーエンドではない。という感じが。
そういえば昔、多重人格が話題になってた頃にDIDについて調べたのですが、現実には二重人格と呼ばれるような症状が出るのはとても稀だそうです。大抵は10人〜15人ぐらいの人格があるのが平均だとか。門外漢が病理について語るのはアレなので、これ以上は割愛。
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いつの間にそんな展開に?って疑問点等は多々あったけど、得体の知れないものに向かって突き進む怖さ(ホラー)を文章で味わったのが新鮮だったので、新境地開拓の意味で3つ。
ラストもこんなか〜。スッキリしない、でもそこがイイ!
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多重人格ものが好きならおすすめ。
後半がとにかく怖かった。
貴志さんはじわりじわりと人を追い詰める表現がすばらしい。
ただベタなところがちらほらと。
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後半からかなり荒唐無稽な話になってきますが、それなりに化学的な裏づけがあるようなので、ある程度の説得力はあります。
それにしても舌平目って。
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おもしろかった。ISOLA怖すぎ。でも、女の嫉妬がうまく描かれてるなーと思いました。ISOLAがなんで「ISOLA」なのか、すぐに気付かなかった自分にショック…。最後はぞっとする結末。映像化したものは見てみたい気持ちもあるけど、本だけでやめておいたほうがおもしろいかなーと思う。
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貴志祐介先生のデビュー作だそうで。ファンの私としてはもっと早く読んどくべきでしたがこの前読了。しかしこれがデビュー作だとは思えないほどの展開と心理描写と専門知識で、とにかく引き込まれます。
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人の強い感情を読み取ることができる由香里と、多重人格の少女とのやり取りを描く。心理学的な記述が多く、その辺は楽しんで読めた。けど、終わりに近付くに連れて、背筋が・・。読みやすい文体である分、怖さも素直に入ってくる。最後とかもう失禁もの。