紙の本
一匹の子犬が、二人の男女を結びつけた感動作です!!
2010/01/17 00:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たらば - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、新堂さんには珍しい、「ピュアな男女の恋心を描いた作品」です。
よく買い物に行くデパートの中にある本屋で、すごく可愛い犬の表紙が目に留まり、「ジャケ買い」をしました(笑)。
ストーリーは少女(深雪)が傷ついた子犬を見つけますが、傷ついており、そこを偶然通りかかった、父が獣医の高校生(桜木)が子犬を助け、7年後に2人は結婚することを約束し、大人になってから出会い、物語が動いていきます。
桜木は獣医として、動物を人間以上に大切にする心優しい青年で、それが時として女性には優しすぎて、苦しめる事になるんですが、その生き方は、愛に溢れていて、深雪を思う気持ちが事件をきっかけに段々と高ぶっていき、心底、深雪を愛していると気づいて行きます。
この本を読んで、『約束』の大切さを感じましたどんなに離れていても、どんなに時間が経っても色褪せない、深雪の桜木への想いに感動しました。
新堂さんの著書はこれが初めてでしたが、 この本に出会い、本当に良かったです。
投稿元:
レビューを見る
最初は切ないラブストーリーだと思って読み始めたら意外な展開に驚きました。正直おいおいとちょっと突っ込を入れた自分がいたのもまた事実…(苦笑)作者が元々は経済犯罪小説を書いている方だと知ってこのストーリー展開にも納得。全体的にやっぱり切ない悲しいお話でしたね(涙)お話を読みながら主人公の桜木のイメージは私の中で勝手に剛くんになっていました。深い優しさを持った桜木のイメージがぴったりだったのですよね〜(汗)
投稿元:
レビューを見る
前半と後半でテンポの変わる作品ですので、人によって感じ方が変わってしまうかもしれません。
私は桜木先生がどんどん深雪に魅了されていき、一人の女性を愛する男性の必死さが痛いほどわかります。
自分が一人の男としてこうありたいと願います。
投稿元:
レビューを見る
前半のゆっくりとした純愛物語とうってかわって、後半の展開の早さにとても驚いた。続きが気になり一気に読んだ。何だか切ない気持ちでいっぱい。
投稿元:
レビューを見る
7年前と同じ公園で、偶然再び2人は出会う・・・が、桜木の方が昔の約束を覚えていない。深雪は昔と同じシチュエーションで話してみたり、同じセリフを唐突に言ってみたりしてなんとかして気づかせようとするのだが・・・。途中まではそんなもどかしい感じがとても心地よい感じだった。が、後半、物語はサスペンスに。政界のえらいさん、刑事、ヤクザ・・・・・・うーーん。オープニングがとてもきれいだっただけに、血が飛ぶシーンが出てくるのがなんだか残念に思えてしまった。最後も、悲しい。主人公である桜木の人柄にものすごく好感がもてていただけに、オープニングの雰囲気を壊さず、そのまま優しくハッピーエンドの形で終わって欲しかったのが本音。
投稿元:
レビューを見る
始めて読んだ新堂冬樹さん。
そして自分もラブストーリーをはじめて読んだ。
静香さん、怖いよ……。
そして自分はこれをきっかけに新堂冬樹さんにはまる。
投稿元:
レビューを見る
まず、「忘れ雪」という題名が素敵!!そして物語の内容は悲恋。どうしてふたりは幸せになれなかったのだろう。こういう悲しい話を読むとやっぱりハッピーエンドの話がいいなと思ってしまう。でも、ふたりの思いの純粋さが読む人の心を綺麗にしてくれる気がする。
投稿元:
レビューを見る
"瀕死の子犬を偶然拾った深雪は、"忘れ雪に願いをかければ必ず叶う"という祖母の教えを信じて、子犬の回復を願った。そこへ獣医を目指す桜木が通りかかり子犬を治してしまった。忘れ雪の力は本当だったのだ! 不思議な力に導かれて出会ったふたりは、次第に惹かれあってゆく。やがて別れの時を迎えた深雪と桜木は、"7年後の同じ時間、同じ場所"での再会を約束するが……。
愛しているのにすれ違うふたりの、美しくも儚い純愛物語。"
深雪と桜木の、互いを強く想っているのに常にすれ違い続ける様が読んでいて痛々しく、辛くなります。最終的に、ようやくふたりはすれ違わなくなりますが、そこで衝撃のラストが……。ミステリィ仕立ての感動的な恋愛小説です。
投稿元:
レビューを見る
表紙のワンコが可愛くて思わず手に取ってしまいました。前半は純愛ストーリーでなかなかイイなぁと思ってたんですが…後半はかなり新堂節がきいてるんじゃないでしょうか...。新堂さん、もうち少し登場人物に愛を…!
投稿元:
レビューを見る
「読み応えがある」「泣ける」そんな本を読みたくて手にとってみた。
獣医ってとこにも惹かれた。
でも、思ってたほどではなかったなぁ。
期待度が高すぎた。
投稿元:
レビューを見る
前半、涙が枯れるかと思うくらい号泣した。
後半、ハードボイルドでミステリーな展開にドキドキした。
そして、クライマックス・・・。
小説として手放しで素晴らしいと言えるかといえば、前半と後半のテイストの差と大きさから言っても、そこまで言うことはできないのが正直なところ。
だけど、2005年私の心の中に最も印象を与えた作品です。
私はこの作品を、ずっと忘れない。
投稿元:
レビューを見る
ミステリィ仕立ての恋愛小説は初めて読みました。最後のシーンは中盤あたりから想像はしていたけど、、ハッピーエンド好きにはうれしくない展開でした。恋は盲目、まさにそんな本。
投稿元:
レビューを見る
春に見た雪に願い事をすると叶うというのを信じて子供の頃に一目ぼれした相手に大人になってから会いに行ったら、相手は全く覚えてくれていなかった。ていう感じ?獣医さんの話で今までとはちょっと違う感じがした。
投稿元:
レビューを見る
幼き頃の1つの恋物語。そこから8年後に再会するが、思い出が蘇った時、彼女は突然姿を消してしまう。愛し合っているのに巡り会えない主人公の胸の痛み、そして結末。思わず涙してしまう純愛です。
投稿元:
レビューを見る
怪我をした一匹の子犬を助けることから始まる、純愛ドラマ。
歯がゆい思いはするが、登場人物数人の心の優しさが、美しい。