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ダンナくんに借りたよ。短文エッセイのような空き時間にちょこちょこ読める本は、とても好きです。お芝居は見たことがあったけど本ははじめて。
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鴻上氏の若いころのエッセイ集。劇作家・演出家の視点で日常・日本を見る、というスタンスは今も昔も変わっていない。業界を知りたい人は手に取ろう。
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ラストの『あとがきにかえて(プロパガンダ・デイドリーム)』が本当に一見の価値有り。っていうか、読むのここだけでも良いよっていうくらいです笑。いや、それは他が面白くないんじゃなくて、この章が最も優れています(?)ということです。
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脚本家・演出家の鴻上 尚史氏が20代〜30代にかけて各誌/単行本に執筆したコラムやエッセイを抜粋して編纂したもの。彼が演劇を始めたきっかけから、演劇でメシを食うにいたるまでそしてその後の葛藤や苦悩が赤裸々につづられています。
あまりにも生々しい描写と容赦なく厳しい現実を読み手に突きつけるので、かなり心臓の強い人でないと読了できないかもしれません。でも、読破するだけの価値は十分にあります。演劇に携わるかどうかに関係なく、この本には「人間」という生き物が現実に立ち向かううえで重要なエッセンスがぎっしり詰まっているのです。
前書きとしての「ごあいさつ」の章で、鴻上さんはこう述べています。
「何かを始めようとして何を始めたらいいか分からない人や、エネルギーだけはあってもどこに向かってそのエネルギーを放出したらいいか分からない人や、何かを始めるたびにどうしてもうまくいかない人や、何かを始めようとしても最初の一歩が出せない人に。」
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早稲田劇研の様子が垣間見れるということで読み始めたのだけれど、鴻上さんの文章は私の感性にフィットするらしく、全体的にとても読みやすくて面白く、かつ笑いの中にズキンとくるようなメッセージが込められていて、出会えてよかった1冊。
それにしても当時の劇研のなんとハードだったことか。
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考え方の形式が自分と同じなのだといつも感じる。だから何を読んでもなんのストレスもなく脳に染み渡る。これは気持ちが良い。そして、まだこの先の思考があるはずだという感覚、これもいつも鴻上ものの読後にぶら下がっている。これですべて解ってはいないはずだ。まだ見ぬ先の地平が。このことは誰よりも作者が気がついているはずだという確信。そのかわいさへの信頼が強く、ある。
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はじめて、彼が書いたエッセイを読んだ。きっと、いろんな人と話すことが多い人なんだと思うし、人間が好きな人なんだろうと思う。面白い観点というよりは、まっとうな範囲の中にある、ふふっと笑えるユニークさを文章で表現しているように感じた。やっぱり言葉を扱う人は、現象を表す言葉を選ぶセンスがあるんだなと。