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『将来を心配してお金を貯めるより、今の自分に投資する』
「将来、たとえば体を壊した時のために貯蓄しておく必要があるのでは?」と心配する人もいるでしょう。
でも、それはなんとかなるものです。
あなたは貯金がいくらあれば安心ですか?
「1年くらいかかる病気でも300万円ぐらいあればなんとかなるかな」と答えたとします。
その数字には何の根拠もありません。
病気が10年も続いたらどうしますか。
好きなモノもガマンして、お金を使わずにコツコツ貯金することで、かえってストレスがたまって体を壊すかもしれません。(p.44)
『金運のない人ほど、仲間のためにお金をつかわない』
お金の使い方には、2通りあります。
人のために使うか、自分のために使うかです。
使うことが、まず大前提です。
使わないで貯めてばかりいたのでは、金運はつきません。(p.69)
お金で苦労しない方法は、2つだけ。
1)余分なお金は、使い切る。
2)余分が発生するほど働かない。(p.132)
お金は子供のためではなく、自分自身のために使っていくのです。
子供を塾に通わせるのではなく、自分が学校に行くのです。
これが自分が「使う」ことです。
これからの時代は英語が必要だから、受験とは関係なしに勉強させたいと思って、子供を英語の学校に行かせる人がいます。
でも、それなら自分が英語学校に行けばいいのです。
自分が英語ができるようになれば、子供は自然にそれを見て「親がこれだけ英語ができるのだから、自分もやろう」と思います。(p.143)
『お金は、貯まると使えなくなる』
お金がどんどん増えていく時代は、つい貯めたくなりますが、これは怖いことです。
給料が増えて余裕ができて、通帳に貯金が増え始めると「よし、大台に乗った」とうれしくなってしまいます。
この大台は人それぞれ違う。
この大台を超えた時が怖いのです。
「もうお金を使えない」「もっともっと貯めよう」という気持ちになります。
だから、貯金がない人よりも、お金が中途半端に貯まっている人のほうが危険なことです。
とことん大金持ちになったとしたら、お金のことを考えず、惑わされずに生きていけるでしょう。
でも、貯金の金額が伸びていくあたりが一番つらいのです。
中途半端な小銭が一番使えません。(p.164)