投稿元:
レビューを見る
こういう作品の相手役ってカメラマンがダントツで多いような気がする。サラダ記念日は好きだったけどな・・・。
投稿元:
レビューを見る
Mと圭ちゃんで揺れる(?)薫里。
最後まで書いて欲しかったけどこれはこれでいいのかな。
私は結婚願望ないけど子どもが欲しいのならそれを実現するには限りがあるってことを思い起こされた作品。
ぬるま湯のような心地の良い関係を持てる人と、激しく求められることの新鮮さを感じさせてくれる人。対照的な二人が素敵。個人的にはMは好きだなv
とても綺麗な文章で書かれてて情景描写も美しい。
投稿元:
レビューを見る
いやあ、この人が長編とは。でもとっても面白かった!欲を言えば続きがもう少し知りたい。恋愛小説です。三角関係の〜。こんな生き方もかっこいいなあ、私は結婚派だけど。07.01読了。
投稿元:
レビューを見る
あっさりしてるけど、(あっさりしてるから?)
恋愛小説嫌いの私でも、
コレは、好き。
合間に短歌が挟まれていて。
そこで立ち止まってフッと考えて。
それが、いい。
いい時間をすごせます。
今オススメの本は?
って聞かれたらコレを薦めるかなぁ。
けど、不倫ってのがイマイチ共感できないんだよね。
投稿元:
レビューを見る
不倫してる人ってかわいそうだなーって思った。負け犬+不倫・・・まっしぐら。
あと映画はあまりにもかけ離れすぎてると思った。
水蜜桃の短歌は良かった。
投稿元:
レビューを見る
私は恋愛小説はまったくよみません。話の流れで恋愛とかセックスがでてくるのは
いいんだけど、それがメインってのは、どうも苦手で。
主人公の切ない気持ちとかなかなか解ってあげられないし〜。
だがしかし、読みましたよ。教授のお薦めってのもあって。
年下の圭と年上のMと付き合っている「私」の物語。
文体はホントに今風。だからテンポはまずまず。
でも話にふくらみがないのです。
「このままでいいのかな」
「Mはもう私の一部」
とか、まぁそりゃ普通に考えるよね〜ってことを
つらつらかいてあります。
ただ、良かったのは
短歌。
短歌は綺麗だったな。話や気持ちにぴったりとあった
素敵なものでした。
やっぱり、俵万智は短歌がなきゃだめね〜。
投稿元:
レビューを見る
途中途中に挿入された短歌が深いところまで考えさせてくれます。
上司との恋、年下の彼との恋。
選ぶべきものはなんなのか。
投稿元:
レビューを見る
【恋愛モラトリアム世代へ】
年上のMと長年の不倫関係にある薫里は、年下の圭ちゃんと付き合う事になって揺れ動く。色々為になる話が多い。さすが歌人らしく比喩や季節感がすばらしい。律儀に挟み過ぎって所もあるが。あとセックス表現も赤裸々。
投稿元:
レビューを見る
妻子ある年上の恋人がいて、年上の彼も現れ、同時進行でお付き合いをするという、私にはありえない設定でしたが、それなりに主人公に感情移入して読むことができました。
短歌が随所に織り込まれていて、小説本文の内容を凝縮していたり、補足していたりと効果的な表現方法として使われていました。
投稿元:
レビューを見る
【目的】おかしのような俵万智の小説がよみたい
【感想】ゆれるおんな心を読みたかったけど、意外と潔い。
夢見る年下の彼と、不倫の年上の彼、といった
分かりやすい名称よりも、微妙で名前の付けづらい存在。
投稿元:
レビューを見る
小説の中に短歌が織り込まれていると、立ち止まる瞬間があって、意外と読みやすい。
引用される短歌は、それまでの内容の総括だったりするんだけど、長々書かれるよりも、短歌の方がぐっと心に入ってくる。
(文章の後だから、理解しやすいのかもしれないけれど。)
たった31文字で、心情も情景も描き出せるって、すごい。
短歌って、おもしろい。
「それ以上傷つけないけど近づけない「ありがとう」とは便利なことば」
私は、今までにどれだけそんな「ありがとう」を言ってしまったのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
★☆☆ 歌の組み込まれた小説♪〃
俵さん初の長篇小説☆ということで、気になっていた本。
普通の小説なんだけど、随所随所に短歌が入っているのが、俵さんらしいなぁって思った。
簡単に説明すると、33歳フリーターの薫里が、
不倫だけど幸せをくれる年上の彼と、まっすぐな気持ちをくれる年下の子の間で揺れる話。
私はそういう経験をしたことはないけれど、不思議と薫里を身近に感じた。
ズルいっていう人もいると思うけれど、薫里は自分の気持ちに素直で、
私はそういう風に生きていけるのは羨ましいなぁって思った。
「みんな幸せになって欲しい」って思う私は
読み終わってすぐは結末に何だかしっくりしなかったけれど、
でも全ての問題の解決方法が見つけられるわけでもなくて。
結局これが一番幸せなのかも、とも思った。
(2008.04メモ→2010.04ブクログ)
投稿元:
レビューを見る
なんてことない物語な気がするけども、俳句が言葉以上の情景の奥行きを感じさせてくれました。読み返したい本。
投稿元:
レビューを見る
先に映画を見てしまったので、かおり=黒谷友香として読んでしまった。
感情を激しく出さない、穏やかだけど、なんだかしんみりした。
投稿元:
レビューを見る
33歳の独身女性が、年上の不倫の男性と年下の恋人の間で悩む。
カオリの感覚がとても近くて共感した。
なんというか、セックスしないと決めた日に勝負できないパンツを履いたり、仲のいい女友達にちょっと意地悪言って心が広くなったり、不倫相手の妻に対して別の場所で別のイスに座っていると割り切ったり・・・。
女が書いた女の小説だと思う。
それでも、よくある設定でも、あとから「どんな内容だっけ?」と思わないのは、短歌が挿入されているから。
そのおかげでエピソードがぐっと心に近くなって状況を吟味したくなる。さすが俵万智!