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みんなのレビュー31件

みんなの評価4.2

評価内訳

31 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

時を超えて

2010/05/29 20:51

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

マレー蘭印紀行 金子光晴 中公文庫

 作者は詩人です。高校生の頃に詩集を読むことでお世話になりました。心が折れそうな思春期を支えてくれたのは、彼をはじめとした萩原朔太郎、室生犀星、村野四郎氏らの詩でした。作者は反戦・反骨精神(権力にさからう)の詩人で、息子を兵隊に行かせないために、息子を寒い屋外に放置して、わざと風邪をひかせて病気にしたというエピソードを覚えています。また、貧しかったという記録を読んだこともあります。そして、愛知県出身ということは、最近になって知りました。
 本作品は、今から80年ぐらい前にマレーシア・シンガポールなどを作者が旅行したときの様子を書きとめたものです。読書は当時へのタイムトラベルになります。
 紀行文とはいえ、記述は「詩」です。自然の描写、光と影の交錯、昆虫やコウモリ、鳥たちを素材として作者独特の文字表現が続きます。彼の詩作の起源が、マレーシアの土地にあります。ゴム園をはじめとした自然観察の視点は神秘的です。暗い中に光るものが見える。作者自身がかかえている世界がこちらにも伝わってきます。その頃の人類は、大自然を破壊するまでの科学力をもちあわせていませんでした。自然のふところで人類は生息していました。
 日記が紀行文へと変化しているのでしょう。4歳のこどもを日本に残して、5年間の旅に出ています。旅の動機は語られていません。目的地はあるようですが、目的ははっきりしません。ゴム、混血、ベンガル、琉球、古い単語の羅列(られつ)があります。
 旅先の会話で使用する言語はどうしたのだろうか。通訳がいたとは思えません。マレーシア語というものがあるのかどうかは知りません。タガログ語、英語だろうか。
 内容と文の量に物足りなさはあるものの、読んでいると旅に出たいという郷愁にかられます。

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2006/08/19 13:55

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2008/12/11 13:47

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2012/11/28 20:56

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