紙の本
夫婦の一コマ
2020/08/12 07:46
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投稿者:吉村ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
四季を巡って、対面する家族の
ホームドラマ?
言いたくても言えないご近所の様子を
面白おかしく描いています。
欲を言えば主人公にも子供がいて、その対比を見たかったです。
紙の本
家族という器のなかで暮らしていくことはソコソコのパワーは要ります。
2004/05/17 00:31
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投稿者:ポカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだかわかる。
そんなふうに思える家族のお話、12話。
なにがわかるのかというと、
家族の中でぐずぐずと暮らす感じ。
なんとなく気まずかったり、なんとなくおもしろくなかったり、なんとなく許せたり、なんとなくおかしかったり、そんなことを繰り返している感じ。
すっごくタイヘンってことでもないけど、気が重いことを抱えちゃった、とか。
「暮らしている」っていう感じなのかな。
あたりまえだけれど、家族というのは様々で、だからこうあるべきだ、なんてことはありえないし、こうすれば大丈夫、ってこともないんだ。
で、その家族は、周囲の環境や家族の体験や、そういう年月を越えて、少しずつ変わっても行くわけで。
いろいろあって、メンバーが変わったり、増えたり、減ったり。
ぐずぐずといろんなことを抱えて、家族は存在していくのだろう。
そんな、なんだかわかるなぁ、と思える12個のおはなし。
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一見短編集?なんだけど、実は一組の夫婦の話がすべて。そこにからむ親とか子供との家族のつながりがテーマなんだろうか?読んで暖かい気持ちになりました。
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短編集です。『となりの花園』の連作が一番好きです。他に納得(?)のいかない話がありますが、重松さんの短編では一番好きな文庫本。
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四季折々に紡がれた連作短篇『となりの花園』を縦糸に、いとおしい毎日のくらしを横糸に、カラフルに織りあげた12の物語集。
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「家族」をテーマにした短編集。10を超える話が掲載されているので一つ一つがかなり短く、読み易い(その分薄い)。お気に入りは「ミナナミナナヤミ」。
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「家族」をテーマに温かい視点で書かれている一冊。重松清さんの本は読みやすくてついつい手にとってしまう。
読みながら、どうやってこの描写や気持ちを表すのだろうって不思議に感じてしまう。
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いらかの波とYAZAWAにでてくる
10代で子供生んだ話。
なんだか じーんときた。
読みながら一緒に応援したり、
自分を振り返って涙したり。
重松作品にでてくる人ってみんなあったかい。
2006/9
また読んじゃった。
何度読んでもいいね。
この本は。。。。一言でいうと「やさしい」
前に読んだときと、いいな と思う作品が違うのもまた、、、
年とるってこういうことか。
2010/1/26
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久しぶりに読書できました。家族がThemaの短編集です。久しぶりに読む本はやっぱり良い本を読みたいので、重松清の安定感が心地よかったです。「ミナナミナナヤミ」
がツボでした。男女、主婦、子供、父親、どの視点からの話でも読み手に違和感を抱かせず描ききる重松清には、ただただ感服します。
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様々な形の家族や友人のお話。一見平凡で幸せそうな暮らしに見えても、様々な悩みを抱えて寂しさを感じていたり、でも、寂しさを抱えながらもそれが幸せな暮らしだったり。ほろりとさせられる短編集でした。
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ディンクスの夫婦の四季を描いた連作短編を軸に,
様々な家族の暮らしを描いた短編集。
「婦人公論」での特集に呼応する内容として連載された作品。
夫の親戚との付き合いや憧れの一人旅などをモチーフにしている。
男性視点なので女性は疑問もあるかもしれないが,
夫婦の問題をうまく描いているように感じる。
個人的には「いらかの波」,「モッちん最後の一日」が良かった。
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ほんと家の“リビング”での出来事、となりの畑は何とか…って感じでした。
私は、“モッちん最後の一日”がよかったカナ。
小学生の彼が両親の離婚を彼なりに受け止め理解しようとしているのに
グッときました。・゚・(ノε`)・゚・。
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「家族」をモチーフにした短編集。
隣の花園が四季を追って綴られるんだけど印象的。
モノトーンの共働き夫婦(編集者とイラストレーター)が隣の家と繰り成す。
ガーデニング(いかにもの花)にBBQのお誘い。。でもその裏には奥さんだけの自己満足と夫と中学生の息子のストレス。。その発散がカラオケってなんかすごくお父さん、優しいよね、わかってるよね、辛いよね。。。。
でも後半にはその夫婦のつながりについてもいろいろ考えさせられる。
夫婦って難しい。
そして「ミナナミナナヤミ」「皆、なみな、悩み」は良かった。
母がひとりで育ててくれた。辛い時その唱えてた呪文のような言葉。。
ミナナミナナヤミ
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この重松さんという作家の顔を初めてTVで見たときにはなんだか本当にこの人が書いたのか?とびっくりしちゃったことを思い出します。そういってはなんですが、普通のおじさんだったので。クリストファー・クロスをみたときのショックに近いものがありました。
とはいえ、この人の小説は温かいし、女性を上手に描いているなあと思います。
このリビング、という連作短編も同じ感想で、ああ、こういう人いる。こんな風に考えると思う、と思う一方で、自分の生活をもっと丁寧にしようかなあ、などと思ったりもする、なんかいいひとときをもらいました。
これもグリニッジ図書館から借りました。図書館おそるべし。
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重松作品は重いというイメージがあったが
この作品はそんな先行イメージを
払しょくするように温かくそして優しいものでした
短編ってやっぱうまさがでるな。。。