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本のタイトルと内容が一致しません。
中味はひたすらファイナンス理論を
易しめに解説しているだけで、
金融危機との関係は「それを正しく使わなかったから」と
切り捨てているだけで何ら実証的な事例をあげておりません。
まあ週刊誌に連載された記事を基にした本なので
あまり細かい事実を並べても読者が飽きるでしょうが。
この本を読みまして私はファイナンス理論にはぜんぜん興味が無いんだな、ということが改めて実感できました。
ファイナンス理論の本は読まないで金融政策や
銀行行動の本を読み進めようと思います。
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地元の図書館で読む。興味深い本でした。LTCMは失敗した。その原因は金融工学にあるのだろうか。この本では関係ないと指摘している。ノーベル賞学者は広告塔にすぎない。LTCMの本質はレバレッジである。利益率が高いのはレバレッジに由来する。金融工学は関係ない。これに正しいと思います。金融工学の勉強するのもいいかもしれません。AJAXを利用したソフトをつくる必要がある。ソフトをダウンロードする必要がありません。又アッフロートも簡単です。又ひまつぶしにもなります。PHPの勉強にもなります。ただし、その前にやらないねばならないことがあります。年金です。
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ファイナンス理論の入門コラム的な読み物として面白かった。バフェットが生まれる確率やランダムウォークなど。金融危機の本質的原因に帰結するといえばするが、歴史考察による深遠な分析とはなっておらず。
比較的読み易いし内容も面白いので初級者にはおすすめ。
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本書の半分以上は、
オプション、デリバティブ、証券化といった
日本が金融国際化に乗り遅れた要因といわれる
「金融高度化」のためのファイナンス理論の解説である。
・・・これが正直、難しい。
「高等数学は使っていないので簡単だ」などと
著者はサラっというのだけど、
少なくとも電車の中であっさり読める類の本ではない(と思う)。
ブラック・ショールズモデルなんかも、フツーに出てくる。
ただし、著者のメッセージ自体はいたってシンプルだ。
ファイナンス理論そのものが間違っていたのではなく、
むしろファイナンス理論を「使わなかった」こと、
或いは「使い方を間違った」ことが、金融危機の本質である。
また、ファイナンス理論は“錬金術”ではない。
その本質は、実体経済におけるビジネスを、
「リスクの移転」という観点からサポートすることにある。
しかるに日本では、
この点を十分に理解せず、規制ばかりが強化されている。
しかも日本の対外資産が高リスクに晒されている現状は、
不幸以外の何者でもない。
・・・というところまではわかったので、
「なぜ、そういえるのか」までは
まだ十分に理解しきっていないけれど、まぁよしとしよう。
それにしても、著者は難解な数式を繰り出すときでさえ、
「ちょっとややこしいけど、わかるよね!」的なノリである。
「モノづくり幻想が日本をダメにする」を読んだときにも思ったが、
「数学なんて、できてあたりまえ」的なニュアンスを感じる。
恐らくそれもまた、著者のメッセージのひとつなのだろう。
「自分、文系なんで、数学苦手なんすよねー」とか、
「定量分析が足りないって、いっつも言われるんですよー」とか。
この時代、そんな言い訳は、もう通用しないということなのだ。
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金融危機は、ファイナンス理論を「使ったから」起きたのではなく、「誤った使い方をしたから」起きたということを履き違えてはならない
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序章 ファイナンス理論は悪魔の発明か?
第1部 金融・証券投資の大成功と大失敗
ファイナンス理論には、数学が不可欠。今からでもいいから高校数学を学び直す。
住宅ローンの証券化。モーゲッジ証券、MBS
80-90年代に市場が急拡大
サブプライムローン(優先順位の低い=信用度の低い借入者)
住宅価格が上がり続ける事が前提のシステム
信用度の低い人が高金利ローンで住宅を担保に借り入れをする。
証券会社が、これらのローンを集めて証券化(RMBS)し、投資家に販売する。
RMBSを、
住宅ローンのリスクは株式よりも評価しやすく、それを集めることで、台数の法則によりリスクを数値化しやすい
サブプライムローン破綻の本質はなにか
何が問題だったのか?何か問題だったのか?
「値上がりしそうな株式会社に投資せよ」というトートロジー
バフェット「株式投資の極意とは、いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社げある限りそれを持ち続けることである」・・?
バフェットが勝ち続けたのは、運。
マルチンゲール(確率は歴史に依存しない)
エントロピー増大の法則は、絶対値ではなく、確率論の話で、それは一部分を切り取ると起こりうる可能性を否定できない
1986年のチャレンジャー号の爆発後、20分の間に「真犯人」であるモートン社の株価が暴落した問題。
これこそ、憶測の売りが売りを呼んだ偶然の結果で、衆知と言い切るには問題が多いだろう
株価はファンダメンタルズか、ランダムウォークか、という質問は二項対立ではない。なぜならファンダメンタルズは常に変動し、実際に計算される将来の値段はわからないからである。
エンロン事件は、「金融工学に対する誤った期待によって、エンロンの株価が上昇した」ことによるもの。
「なにかおかしい」という感覚を持てるかどうか
第2部 金融・証券投資の基礎理論
市場の効率性について。市場は効率的と言えるのかどうか
市場が完全に効率的ならアービトラージは成立しない
Mining the gold minners(金採掘者を採掘せよ)
ゴールドラッシュで儲けた人は、リーバイストラウス
株価がランダムウォークするのは、株式市場は効率的である、と言う前提がある。
ファンダメンタルズ価格とは何者か?
ファンダメンタルズとランダムウォークは矛盾しない
いずれも、「明日の価格は明日にしかわからない」と言う前提に準じている。
第3部 リスクコントロールの理論と手法
第4部 ファイナンス理論をどう役立てるか?
リスクヘッジ、コングロマリットは保険と同じような考えでコストを支払っている。
したがってピュアプレイヤーに比べて、収益性が低いことが理論上で明らかである。
雇用の確保自体は、労働市場の流動性によって担保されるべきものである。
したがって企業は本業に専念すべきである。ただしその際のリスクは高くなる。リスクとは不確実性である。
そのリスク、不確実性をヘッジするのは投資家の役目であり、企業が行うものではない、というのが投資家の意��である。
ファイナンス教育を拡充して、日本経済を活性化させよう!という考えはどうなんだろうか?
あとがき
「住宅ローンの証券化は、投資家の立場から見てなぜ望ましいと考えられていたか?」という問いに対して、経営者にもわかるように説明できるか?