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08年5月、ネット規制で揺れる現状、特に子どもたちを取り巻く環境・子どもたちの行動特性を丁寧に追った本。親世代としては出来るところの実践からはじめたい、と改めて思わされた本。子どもとの対話、情報リテラシーを親子間や所属集団で育む・・・。リアルな親子体験ももっと積極的に求めよう。
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また講談社現代新書です。
う〜ん、内容は最近テレビで頻繁に言われている事が多いので
これといって目新しい論理展開や驚くようなデータがあるわけで
はなかったと思います。
要約すると、
1.子ども達が携帯を使い、特殊な環境で多くの問題が起こっている。
2.規制をどうするか。
3.コミュニケーションをちゃんと取れているか又は取れる人がいるか。
の三点ですね。
具体的内容は、ぷろふとかモバゲーとかそういった特殊な環境がある事や
フィルタリングの問題をどうするか。そもそも現実的環境下において
話し合える友達がいるのかとか、そういった事です。
特に買う価値はありませんが、何にも知らない親の方達は一読した方が
いいのではないでしょうか。20分くらいで読めますし。
ただ、一つ思った事はテクノロジーや流行というものは思ったより早い。
という点ですね。私自身は携帯電話でネットをするわけではないので
以前TVで学校裏サイト問題を報道を聞いた時、少なからず驚きを
隠せませんでした。同時に、既にこういった世代から離れてしまった事も
感じました。
もっと、敏感に色々な物事に興味を持って日々を過ごさなければならない
と思いました。
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携帯電話に関する資料を集めている際に読みました。携帯電話が持つ弊害を如実に語っているのではという印象でした。
ただ、論拠が怪しい部分も少し見られました。もう少し丁寧に書いてあったらなぁ。惜しまれます。
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ケータイを持つ層がどんどん低年齢化していくのに対応が後手後手にまわっている。電話機能ではなくメディアリテラシー教育も受けないまま安易にネットへの端末として使われていくことに問題がある。
業界としてもフィルタリングをかけるなど対応を始めているが問題点も多い。
かつてその時代時代に、テレビやゲームが問題視されてきたが、家庭でそれ一辺倒にならないように意識して教育していくことが大きな歯止めになることは、今も同じようだ。
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読みやすい文章だったし、分かりやすかった。将来こどもを持ったらケイタイ...どうしよう。とちょっと怖くなった。けど、色々決まり事を作って持たせたらいいのか。ふむふむ
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2008年10月20日に読み終わった本
http://hydrocul.seesaa.net/article/108380865.html
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[ 内容 ]
小中学生が覗く社会の闇。
メール依存、ネットいじめ、学校裏サイト、児童売春…親や教師はどう対処したらよいか。
[ 目次 ]
第1章 子どもはケータイを何に使っているか
第2章 ネットいじめの実態
第3章 子どもの生活を支配するもの-同調圧力の問題
第4章 有害情報をどう規制するか-迷走するフィルタリング
第5章 子どもの健全育成に何が必要か
第6章 親、教師、社会ができること
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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仕事柄、ケータイのサービスについては知識があったので、本書から新たに得た知識はあまりなかった。
昨今の子どもがケータイで使っているサービスの概要を手軽に知りたい方にオススメ。
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これまで読んだ「子どもとケータイ」をテーマにした本の中で、一番わかりやすく、共感しやすく、丁寧に書かれた本だなーという印象。
香山リカよりわかりやすかった。
フィルタリングについて学んだ。
世のため人のため、役に立てる立派な人間になりなさい。こんな教えをちゃんと頭においておきたい。
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たぶん私たちの世代は「前略プロフィール」やら「魔法のiらんど」やらを実際に通過してきた世代なので、この本に書いてあることはおおむね知っているという感じでした。つまりあんまりおもしろくなかった(笑)でももっと上の世代には本当になじみのない世界だと思うので、大人たちに読んで、子どもを取り巻くこの世界をきちんと知ってもらいたい。そして教育していってもらいたいと思います。
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内容は少し古め。でも私が学生の頃に流行っていたものだったから、
懐かしいと思いながら読んだ。
文章も難しくなく、さくさく読める。
ただ、後半になるにつれて、筆者の願望が目立って飽きてしまった。
勿論筆者の言いたいことも分かるのですが、少ししつこい気も。
やはり、子どものことを第一に考えることが大事なんだなぁと実感。
子どもを守るためにはどうすれば良いのか。
ケータイを持たせただけでは安心とは呼べない、そんな社会に変化してしまった現在だからこそ、子どもを持つ親には是非読んでもらいたい。
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なかなか実態がつかみにくい子どものケータイ利用について,大変分かりやすくまとめられている.
色々と問題は起こっているが,解決するのは困難なのかも知れない.ただし,これは携帯電話だけの問題ではなく,色んな要因が絡んでいる気がする.
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本書は携帯利用に警笛を鳴らした本である。現在、スマートフォンが急速に普及しているが、当時の論調は現在の論調の全く同じだということがよくわかる。携帯利用をどうにかして抑制したい教師・保護者にうってつけの本である。ただし本の内容に科学的根拠があるかどうかには疑問を感じる。問題なのは、保護者・教師が管理・指導しないことにある。「便利だから悪い」ではなく、「正しく使えないから悪い」のだ。そこを履き違えてはならないということを感じた。
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学校の研究図書として購入してもらった本。
ケータイに関わって、子ども達の心理や主要サイトについての分析、対策、フィルタリングの効果と限界など多岐にわたって系統立てて詳しく説明してあった。
特に、「煩わしいことの価値」に納得。
そして、便利な社会でうまくバランスを取りながら成長していくしかないという主張にも納得。
勉強になった。
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「学校裏サイト」に代表されるいじめや誹謗中傷、アダルトや暴力との接触、個人情報の不用意な遺漏、フィッシング・不正請求・援交・誘拐・殺人などさまざまな犯罪の温床…。
こういうスレットだけでなく、近ごろの事件や違法行為にケータイが絡むケースが本当に多くなっています。
でももちろん、「ケータイがあるから事件が起こる」と考えるのは短絡でしょう。ケータイは、いわば触媒か狂言まわしに過ぎないのです。
「悪いサイト(大人)が多い」「親の目が届かない」「社会的に運用ルールが定まっていない」など、ケータイ環境自体の不備も確かにありますが、根底にあるのはなんといっても基礎コミュニケーションの崩壊ではないでしょうか。
本書でも、ケータイの健全な運用には
「親子であらかじめこうした問題について話し合っておき、何かあったときに子どもが話せる信頼関係を築くことを目指すとよいでしょう。」
と言っていますが、それがとっくに失われていることがそもそもの問題です。
ケータイだけを取り出して論じてもしょうがないんです。
粗有無省やメーカーによるフィルタリングへの取り組みや地域のセーフティネット(子供を「暖かく」監視する)とかいうテクニカルな対策は進められているようですが、意味がないとは言いませんが、そういう問題ではないと思います。