投稿元:
レビューを見る
想い出無くして人は成長出来ない。
だから、いつまでも想い出は星の様にその人の中で輝き続けるのかもしれませんね。
大切な想い出に気付く瞬間があれば、人は変われるのかもしれない。
と、しんみり思った一冊。
投稿元:
レビューを見る
鯨崎の海辺には、魔法使いがいます。そのことを知っているのは子どもだけ。20歳を過ぎるとその記憶が消されてしまうからです。その海辺で魔法使いは何をしているのかというと、子どもの想い出だけを預かる質屋をしています。ずっと変わらず長い間質屋をしてきた魔法使いですが、ある女子高生と出会い何かが少しずつ変わっていきます。
投稿元:
レビューを見る
おもいで質屋、海辺の崖の先の魔女が開いている子供対象のお店。ファンタジー的な要素もあるけれど、内容はけっこう子供時代、学生時代の問題山積みの真面目なもの。
投稿元:
レビューを見る
子どもにしか行けない「おもいで質屋」。そこには魔法使いがいて、思い出を預ける代わりにお金をくれる。
ゲームを買うお金欲しさに些細な思い出を売りに来る子ども、いじめられている事実を忘れたくて思い出を売りに来る子ども、思い出を預けることに反対な子ども。いろんな子どもが思い出質屋に魔法使いに会いにやってくる。ファンタジーで、ほんわかしているけど、思い出の大切さが描かれている。
投稿元:
レビューを見る
小さい頃、こんな不思議で素敵な場所を
見つけられなかったことが残念。
私だったら、大切な思い出あずけるかな?
子どもだったら、今ほど何も考えず
あずけちゃうのかな・・。
あの空間でリスが入れた紅茶がのめたら、
それだけでうれしい。
投稿元:
レビューを見る
想い出限定の質屋さん。魔法使いがやってる質屋さん。
お客さんは子ども限定。
大人になると想い出限定の質屋さんのことは
すっかり忘れてしまうシステム。
いやな想い出だけを質入れする子、
いい想い出もいやな想い出も執着せずに手放す子ども。
決して手放さない子ども。
魔法使いは世話をやくこともなく、
突き放し過ぎることもなく
やってくる子ども達を迎える。
魔法使いとの想い出も素敵な想い出なのに忘れちゃうんだ。
実は、きっと魔法使いは寂しいのかもね。
どの想い出も大人になる自分を作ってきたもの。
手放さないでと子ども達に言いたいな
。
手放さなくても、
忘れちゃうことなんてままあることなんだよなぁ。
これが。
いい話でした。
投稿元:
レビューを見る
帯を見た時泣けるのかぁと思いながら読んだけどちっとも泣けなかったYO!それどころか出てくる子供らにムカツイてたYO!なんかさ、子供だから許される、、、とは限らない発言をしおってからにグギギって。優しい気持ちで読めないのかもしれぬ今日この頃。
投稿元:
レビューを見る
魔法使いから里華に向けられた言葉の中に素敵な言葉がたくさんあったなぁ。こんな言葉をかけてくれる魔法使いがいるなら、オイラも通ってしまう、年齢制限で引っかかるけど。今日を忘れてしまうことで明日を何とか迎えることができるというほど、多分オイラは追い込まれたことがない。だから、芽依が想い出を売ってたことに対する抵抗感は里華と一緒だ。記憶を売ることでいじめに耐えていた芽依を、里華が魔法ではなく人間の力で助けてあげられたのはよかった。悠斗がお母さんの通夜に札束をつかんで、魔法近いのところにお母さんの想い出を全部取り戻しに行ったのも(お母さんの最後のプレゼントは涙出た)。魔法使いではなかったけど、オイラにも救いの一言をくれる人がいたなぁ。オイラは、まわりの若い奴らに言ってあげられてるかなぁ、できてないよなぁ。質に入れなくても忘れていくことが多くなったし。
投稿元:
レビューを見る
物語の...中盤......
あまりにも鮮明な悲劇に、胸を刺され、頭を殴られるような感覚に陥りました...
辛い...なんとも辛い......
しかし最後まで読んで思ったが、この魔法使いさんはもしかして...いや言うまい。
投稿元:
レビューを見る
岬のはずれの一軒家に魔法使いのお姉さんが住んでいる。
そこは子供たちの想い出をあずかってくれる質屋さん。
あずけた想い出は、二十歳になる前に取り戻さないと、「ヒトデ」として海の底に沈められてしまい、
それと同時に、子供たちは魔法使いのことも忘れてしまう───。
魔法使いが言っていた、記憶と想い出の違い。
「お母さんのオムライスがおいしかった。」これは記憶。
「めったにオムライスを作ってくれないお母さんが、久しぶりに作ってくれて、すっごくおいしくてうれしかった。」これが想い出。
うん、なんとなくわかる気がします。
もしも自分なら、どうしただろう…。
齢を重ねた今、楽しいことも、悲しいことも、何もかもひっくるめて今の自分がある。
そう肯定しているつもりでも、できることなら手離してしまいたい苦い記憶もあるわけで…
悩む……。
ある日を境に、忘れられていく魔法使いが、淋しげでせつなかったです。
何一つ変わらないようでも、見えなくなっているものってあるんだろうな…。
最後、母の思い出を買い戻しに来た遥斗に、ホロリとさせられました。
前向きな里華にエールを!
そして、雪成にはゲンコツを!(笑)
投稿元:
レビューを見る
素直に面白かった。
魔法使い
質屋
思い出
昭和のイメージを すごく今風にして
おじさんにも楽しめました
投稿元:
レビューを見る
入り江に子供達は向かう。
しかし大人達は何も言わないし、後をつける事もない。
大人達はみんな、秘密基地でもあるんだろうくらいにしか思っていないし、別に問題もないだろうと共通の認識だからだ。
しかしその入り江にあるのは質屋。
おもいでを預かる質屋。
しかも魔法使いが店主なのだ。
おもいでを話して、その想い出に値段がつけられる。
その金額を子供達は手にする事ができるが、話をするとその想い出を忘れてしまう。
二十歳になる前にお金を返せば想い出はまた自分のものとなる。
そして二十歳になると魔法使いの事も忘れてしまう。
里華は魔法使いと仲良くなり、質屋に通うが想い出は一度も話したことはない。
ただ友人ってだけで。
里華の友人関係、男女関係から取り巻く環境が少しずつ繋がる。
でも魔法使いは人間に対して都合の良い魔法は使ってはくれない。
魔法って便利だけれど、それに依存するようになると魔法使いの言葉でいう「人間ではなくなる」のだそうだ。
悩み考え答えを出し、解決する方法を魔法に頼ってはダメだと言うのだ。
魔法使いの絶妙な距離の取り方は、大人と子供でも置き換えられると思った。
投稿元:
レビューを見る
海辺に住んでいる魔女におもいでを預けたら、引き換えに魔女はお金を払うー
魔女がでてくる話だから、もっとファンタジーだと思って読み始めた。
切なさと、親への申し訳なさと、色々な感情がごちゃ混ぜになった。
久しぶりに、もう一度読みたいと思える本に出会えた。
投稿元:
レビューを見る
お金欲しさに思い出をこんな形で預かるとは思いもしなかったなあ。
イヤな思い出…楽しい思い出が薄っすらと消えかかって来てる年齢なのかな
ふと思い出しては記憶を辿ってみたりして。
一緒の時間を過ごしてもお互い想い出話をしても、ん?なことあったけ?みたいな事が良くある。噛み合わなったり誤解も生まれる。
少々、童心に返りつつの読書になりました
投稿元:
レビューを見る
現代版ファンタジー的な話。魔法使いが出てくるのだがちょっぴりほろ苦く切ない。20歳になると見えなくなり忘れてしまう。いつの時代もファンタジーは子供だけの特権なのだろう。