紙の本
一瞬のドラマ
2005/09/21 18:52
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:池のワニ - この投稿者のレビュー一覧を見る
お店のウィンドーを、ダスキンで拭いているエプロン姿の店員さん。彼女が手を窓にこすりつける仕草が手を振っている姿にそっくりで、通りかかった男の子が、バイバイと手を振っている。男の子のもう一方の手は買い物袋を提げたお母さんとつながっていて、そんな情景を気づいていない。まあ、ちょっとしたカンチガイなわけですが、そんな1コマがなんとなくいい感じ。
ほかにも、
ノッパラに、黄色のがポトンと落ちている。
そんな一枚のイラストに、「野性のオムライス」という意味不明な一言が添えられている。
なるほど、オムライスかとじいっと見つめるのだけど、もちろん動きだしたりするわけでなく、ちょっとレモンみたいだなぁとか思ったり、なんで空き地に出来たままのオムライスが落ちているの?とか。ここにオムライスがある前と、後のドラマを想像してみたりする。
もうひとつ。
ザンギリ頭の小さな女の子が、
「パン食べたい」といって、ショルダーバッグをかけたまま立っている。彼女の姿だけで、まわりの風景は何も描かれていない。
だけど、想像してしまうんですね。家に帰るまでに、どうしてもパンが食べたくなる何かがあったんだなって。女の子の向こうには「えっ、急にどうしたの?」って顔をしているお母さんがいる。いってみれば、なんでもない1コマ。それでもここから何かが起こりそうな、その一瞬を切り取ったのがこのイラスト集です。
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絵本とは言わないかもしれない。とても可愛くて、なんだかとても愛しくて、立ち読みだけのつもりがつい買ってしまった。プロマクラー最高。
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街を歩きながら、電車に乗りながら…思い出すこと、思いつくこと、描いておかないときっとすぐ忘れてしまう小さい小さいこと。まばたきをしていたら見逃してしまう一瞬のニヤリとするシーンが満載。
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すべてのものをあいしている。
だけど、ぜんぶすきなわけじゃない。
そしてそれを許してくれるような本。
大好きです。
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シンプルな線で、日常の1コマを切り取るヨシタケシンスケのイラスト集。「そぼろごはんクライマックス」が、好き。読んだきっかけは神奈川県立こども医療センターに飾ってあるイラストでした。人間ってまあまあ前向きなんです。
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癒2。
こっちのほうが好きでした。
とりあえず良かったものを羅列。
・そぼろごはんクライマックス
・おりてこい生クリーム
・衣類たたみ方統一基準 制定へ
・食べ終わったこんにゃくゼリーを 重ねるのが好き
・毎日がそれどころじゃなくなって ずいぶんたつ
・人間は いろいろ失ってからがおもしろいらしいよ
・『もうムチャなことはできないね』
『したことなんてないじゃない。』
ね、読みたくなりませんか?
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ほっこり
タイトル通り
恋愛的なカットが多いような
そうでもないような
ほっこり
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ヨシタケシンスケさんの絵、とても好きです。
「おフトンの声がきこえる
ボクを呼んでいる」
がめっさツボでした。
会社にいても聞こえる時あります。
ふふっと笑えて、可愛い本。
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ヨシタケさんの本やっぱり好きだな~!普段の生活にちょっとした想像力を加えたイラストは線、と相まってかわいいし、ちょっとした皮肉っぽさも好きなんだけど、内容がシンプルなようで意外と濃いのか、後半読んでてちょっと疲れちゃったところも!え
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イラスト集……で、すよね。いや、絵本なのかな。
絵だけではなくて、一言二言文字が添えてあったりもしますからね。まぁ、イラスト集でも絵本でもジャンルはどっちでも良いか。肩肘はらない感じの、なんか、作者の脳内メモ風でしたけども。全体的に、なんとなく、こう、うまく言えませんが、雰囲気があって好きです。
日常のひとこまを、独特の視点で、ユーモラスにあるいはシニカルに切り取ってある。という、印象でした。
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ヨシタケさんの本は、緩そうに見えて時折ズバッっと斬ってくるところが良いです。
この本では「家族だから愛してはいるけど、あまり好きじゃない」的な所がグッと来ました。
…そうだね、そう云うのもあるよね、みたいな。
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/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/
この作品は、なんでしょう?
イラスト集のような感じです。
ラフスケッチのようなのが、ページごとに書かれていました。