投稿元:
レビューを見る
保坂和志の小説論3部作、2作目。
書きながら考える、考えながら書く。
前に、後ろに、左右に、どこまでいけるか?
投稿元:
レビューを見る
内容はとても面白く、随所に著者の(結構な頑固さを感じられる)価値観を読み取れる。とりあげる作品はどれも読んでみたくなるような紹介を受けていて興味を惹かれるが、著者のいう本当の『小説』と自分がより広義に(ユルく)考える小説との間の乖離が大きく、ちょっと相容れないと言うか悔しいと言うか。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
「小説論」というのは思考の本質において、評論でなく小説なのだ。
小説的思考とは何か?
小説が生成する瞬間とはどういうものか?
小説的に世界を考えるとどうなるのか?
前へ、前へと思考を進める小説論。
[ 目次 ]
第二期のために書きとめて壁にピンで止めたメモのようなもの
小説と書き手の関係
現代性、同時代性とはどういうことか
外にある世界と自分の内にあること、など
時間と肉体の接続
私の延長は私のようなかたちをしていない
小説を離れてリアルなこと
現実とリアリティ
私の延長
「われわれは生成しつつあるものを表現するための言語を持っていない」
人間の姿をした思考
人間の意図をこえたもの
力と光の波のように
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]