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2009/9/17 ジュンク堂住吉シーア店にて購入
2010/4/22~4/24
相山流茶道の家元の家で次期家元の婚約発表の場である茶会である男が胸を刺されて死体で発見される。次期家元が疑われるが、事故として処理される。その場に居合わせた弟子の小高紅美子は次男秋次郎とともに真相を探りはじめるが...
今野氏には珍しい正統派Who done itの推理小説。茶道部であった経験を活かした内容で、正統派ミステリでも力を発揮する今野氏の実力をさらに見直した作品。
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安積班シリーズの第一巻が発売されたのと同時期に書かれたらしいのですが、これ、作品以上に「県警」の「安積刑事」に色々ツッコミ入れたいです(笑)速水ヘッドと安積係長を足して2で割ったような人。安積班ファンの方ならこれだけで読む価値あります。
内容も昔の作品の割りに今読んでも然程違和感はありません。むしろ女性が主人公という点で、今野先生の作品の中では珍しいと思います。
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あらすじ
武家の茶、相山流の次期家元の婚約発表の茶席で、死人が出る。事故?それとも殺人?事件の真相は、戦国時代に遡る開祖の伝説にあった。
レビュー
今野敏に少ない普通の女性が「私」として物語を語る。主人公がエッチをするのは、今野敏警察小説で初めて読んだ。
高校、大学と茶道部だったという今野敏の茶道に関する薀蓄は確か。武道家今野敏の風味もちょこっと。
鎌倉署の安積刑事は、東京湾湾岸署、神南署の安積警部補とは別人物?
男性作家による女性が「私」の話を読んだ時に感じがちなうっとおしさが若干ないこともなかったが、それは最小限。面白くて一気に読めた。
影の陰謀者の最後の自白は、名探偵コナン風。名探偵コナンよりこっちの方が、古いのか?1986年に刊行されたものの文庫版。
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今野敏異色の一冊。
相山流茶道の家元の家で開かれた茶会で一人の男が変死する。現場に居合わせた小高紅美子は、家元の次男である秋次郎とともに事件を紐解いていくのだが、そこには相山流の開祖伝説に纏わる怨念が横たわっていた。
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次期家元の茶席で男が死亡したのは、事故か殺人か・・・
だいぶ前の作品みたいだけれど、今野敏の書く2時間ドラマって感じで、目新しくもあり、普通に読める。
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ストーリー展開がありきたりで、先が読めてしまう。
また、証拠のキモとして茶器がでてくるが、証拠としては弱すぎる。400年以上前の茶器を所有しているから、400年後の子孫ですっていうのはツッコミどころ満載だと思う。
ミステリーとしてはいまいち。
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茶道の薀蓄満載なのが面白かった。
女性目線で語られるのは珍しい気がします。
お茶とか鎌倉とか女性が好きそうなネタがいっぱい(爆)。
2時間ドラマにしたらハマりそうな感じ。
個人的にはハンチョウじゃない安積刑事と家元の弟がツボでした(笑)。
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今野さんらしくない作品。。。ストーリーの軽さはティーンエイジャー向けの恋愛小説のよう。とは言い過ぎかな?まさかゴーストライターってことはないと思うけど。これも今野流の実験的なスタイルと考えれば、有りかな、と複雑な感想になってしまいました。
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今野さん作品13冊目読了です。今野さん作品では一人称はめずらしいですよね?一人称は携帯小説のようであまり好きではないのですが、気にせずするすると読めました。また、茶道の作法について詳しく説明されているシーンが多いですが、途中で読むのを飽きることなくしっかりと理解できる書き方はさすがの一言です。
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現代の殺人事件に歴史上の事件が関連するとか如何にも高田崇史のQEDみたいだな。と思ってたらホントにQEDしてた。但しこちらの方が読みやすいし、ストーリーのすすめ方に無理がない
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今野敏氏の名前は聞いたが一度読んでみたいと思い購入。有名な警察官シリーズではないけど読みやすい作品だったし他の作品も読んでみようと思う。
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茶席の描写が秀逸。
また、事件が解決した(と思はれる)局面にいたってもまだ本が半分しか終つてない(*^_^*)。
ここからが読み物なのだ。
面白かった。
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茶道を題材にした一冊で、今野敏にしては珍しいジャンルでは、と思っていたらあとがきで茶道部経験ありとのこと、どうりで作法に詳しいわけです。
ストーリーはというと、ひょんなことから殺人事件に巻き込まれ主人公が事件の謎を追いかけるという、テレビの2時間サスペンスドラマ的な展開。素人なのに刑事とちょっとした関係を築き、また事件が起き自らも茶道を習っている流派の家元の次男とも仲良くなりつつ、事件解明に奔走するあたり、テレビドラマ受けしそうな内容で、今野敏作品としてはちょっと珍しい作風ですが、これはこれで楽しめました。