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ベニシアさんが、大原にたどり着くまでがところどころに書かれています。
貴族?華族?の血を引くベニシアさんですが、
一人の女性として幸せを求めて、山あり谷ありだったのかなぁと思いを馳せます。
そんな背景があるにしても、素朴な暮らしぶり
自然から教えられたことの大きさを
この本からしみじみ感じられます。
私の普段の生活には、なかなか生かせなさそうですが^^;
「里山日記」もただ今読んでいます♪
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NHK BShiの「猫のしっぽ、カエルの手」春偶然見てからお気に入りの番組になりました。京都 大原でハーブを中心にいろいろな植物を庭に植えて楽しんでいるベニシアさんの生活や、友人との交流が、彼女の詩やエッセイと共に放送されています。そのベニシアさんのエッセイ集です。イギリス貴族出身の彼女が、家を出て、自分の足で自分の人生を歩んできたからこそ得られた、落ち着いて充実した暮らしなのでしょう。いろいろな事を乗り越えて、今穏やかな笑顔をみせられるんだと思います。誰も知る人のいない日本に来て、結婚して家族をもち、周囲の人に心を開いて友達をつくり楽しむベニシアさん。彼女の家で開かれるピアノ・パーティーは、本当に楽しそう。カラオケではなく、生の音であるピアノ・パーティーがいいなぁ。平凡な人生でも、日々のなかには悩みもあれば、心重い日もあるけれど、彼女のように「人生には必ず希望がある」と信じて、私も頑張ろう!
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「ベニシアさん流・本を読む子供に育てるには」
お子さんがいらっしゃるかたには、息子さん・娘さんに本を読む子に育ってほしいと思うかたが多いのではないでしょうか。ハーブ研究家のベニシア・スタンリー・スミスさんも、そう思ったおひとりでした。ベニシアさんがご自身の育児を通して考えた、本を読む子供に育てる秘訣をご紹介します。
* * *
「夏休みの間、テレビは1日2時間以内にしようね」と私は子供たちと約束しました。2003年の夏のことです。たっぷりと時間がある夏休みの間、本に親しんでほしいと思ったからです。それで、京都市内の児童書専門店「きりん館」に2人を連れていきました。店内には子供用の小さなテーブルや椅子が置かれ、子供たちがゆっくりと本を探せるようになっています。3歳の浄(じょう)はさっそく木馬にまたがり、小学校4年生の悠仁(ゆうじん)は真剣な顔で本を探し始めました。
しばらくして、大原に住む寺島美矢子(てらしまみやこ)さんがお店に現れました。児童書が大好きな小学校の先生の彼女は、きりん館の主、吹田(すいた)さんと情報を交換しているそうです。
「子供が本を好きになるには、家庭で本と親しむ環境が必要だと思いますよ」と吹田さんは私に話してくれました。
「まず、子供が小さい頃から、親が絵本を読んであげて、本を一緒に楽しむ時間を持つことです。難しいのは、次の段階なんですが、子供が文字だけで書かれた本を読めるようになるまでです。子供が学校で字を覚えたら、自動的に自分で本が読めるようになるだろうと、多くの大人は思いがちです。でも、文字が読めてもすぐに読解力が付くわけではありませんから」
「うちの学校でも、子供たちがひととおりの文字を覚えた後、文字だけの物語を自分で読んでくれるようになるのに1年かかりますよ」と美矢子さん。
「テレビやコンピューターゲームなど視覚的なイメージを与えられることに慣れている子供にとって、文字だけを読んで物語のイメージを作り上げるのは難しくなっているようです」と吹田さんが言いました。読書の最初の一歩を踏み出すまでは、ある程度訓練が必要なようです。
私の父は、私が13歳の時に亡くなりましたが、死ぬ直前まで私に本を読んでくれました。結婚前、父はシェークスピア劇団の俳優として活躍していました。第二次大戦中、父はロンドンの大きな防空壕へ行き、空襲から避難して来た人たちに、毎晩のように本を朗読したそうです。やがて、私と弟が生まれ、父は毎晩のように妖精の話や冒険物語を私たちに読んでくれました。父が読む物語は、私を世界中に連れ出して、いろいろな人に会わせてくれたのでした。
2008年のある日、きりん館は店を閉めました。残念なことです。きりん館は日本で4番目にできた児童書専門店で、営業していた33年間、子供たちに夢を与え続けてきました。「今の時代は皆テレビばかりで、本を読まなくなったのでしょうか……」と吹田さんは寂しそうに言いました。
テレビで流される戦争や犯罪のニュース、暴力的な内容の番組を小さな子供たちに見せたくないと私は思っています。そういう現実は大人になるにつれて、嫌でも見るようになります。せめて子供の時ぐらい、夢と希望とファンタジーの世界に長く生きてほしいと願っています。いい児童書は、それを与えてくれるはずです。~『ベニシアの京都 里山日記』より
* * *
このコラムを読んでくださっているかたは、本好きのかたが多いと思うのですが、ご自身が子供の頃、どんなきっかけで本好きになりましたか? 何かの思い出や習慣が、今の本好きなご自身をつくってきたのですよね。あなたのきっかけも、よかったらコメント欄で教えてください。
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ベニシアさんの文章はとても温かく、心地良い。
そこらへんのエッセイストとは違う。ますますファンになった。
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ベニシアさんの一語一言が、人生の魔法の言葉と感じられます。自然を愛し、ゆったりとした気持ちになれるのです。
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とても良い本でした。
「ベニシアの京都里山暮らし」(タイトル似すぎ!)に次ぐエッセイ集第二弾。
ベニシアさんは貴族の出身。ということは前エッセイで知りましたが、この本は曽祖伯父にあたるカーゾン卿のお話からスタート。
この方、インド総督などを務めたすすすんごい人で…。
ベニシアさんは幼少時、この方が持ち帰った美術品を陳列した「東方美術館」から、東洋の文化などに興味を持っていたそうです。
第1章では、日本の伝統文化「唐紙」のお話が面白かったな。
ウィリアム・モリスも影響を受けたらしく、襖に貼った写真を見たらほんとに似ていて驚いた。
大原の人々との触れ合いを描く第2章では、ブラウンブレッドを焼く竹下晃朗さんが自由学園出身ということで、羽仁もと子さんのお名前登場!
「生地を発酵させるためには、普通は35度で2時間かけますが、晃朗さんは17度の低温でひと晩かけます。すると、より豊かな風味のパンになるそうです。」って、すごいこだわりだ、これは。
最終章のクリスマスシーズンのお話も楽しかったなぁ。
「宗教を超えた地球のお祭り」と「クリスマス・フルーツケーキの話」がとてもよかった。キリスト教が普及する以前、ヨーロッパにはたくさんの宗教があったようなのです。
「キリストの祖先やユダの祖先を辿ればアブラハムだと聖書に書かれています。マホメットの祖先もアブラハムだとコーランに記されています。つまり、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教のルーツは同じところからきています。偉大な精神的指導者は、心理と愛と平和を私たちに伝えてくれました。しかし、後に教えを引き継いだ人々は、その教えを宗教という形に作りあげていきました。教えが宗教になってしまうことが、キリストの望みであったかどうかは疑問です。クリスマスの起源を調べていくうちに、クリスマスはキリスト教という宗教を超えて、地球に住む人類全体のお祭りではないかと、私は思うようになりました。」
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ベニシアさんのおじいさんは偉い人だったんだなぁ!京都の大原で日本的な、でもイギリス的な暮らしを送る。どちらの国の文化も取り入れて生活できるのは、簡単なようで難しいと思う。どちらに偏っても共生できないし。自然な生き方がステキだなと感じる。
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猫のしっぽカエルの手で見て以来憧れているベニシアさんのエッセイ集
とても癒されると同時により良き生活のための糧のようなものを感じられます
精神面に重きを置いた内容も大変素晴らしいのですが、技術的な面もまた学びたいと思いました
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ベニシアさんは日本を愛し
京都 大原に移り住むこと
数十年のスローライフの
パイオニアです。
手作り出来るものは何でも
生み出している
こだわりとセンスのよさも
上品です。
富より健康等自分なりの
哲学を持っているのも素晴らしく
現代社会から逃避したくなる
自分のなかでは理想郷になって
しまいました。
ベニシアさんの本の挿絵も
とても魅力的でした。
出来ればDVDも含めて
全部読破したくなりました。
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生活を丁寧に行うっていいなぁ と思う。当たり前なんだけど。京都にはその根幹がしっかり残っていて、 伝えられていて なおかつ 新しいものも加えられていることを感じました。
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ベニシアさんの自伝的要素も加えたエッセイ集。ベニシアさんのことはテレビ番組で知りました。好奇心の強さと他者を受け止める包容力が素敵で、この本も手に取りました。
自然に対する時も人に対する時も、ここが素敵ここが好きと興味を惹く部分に目を留め、それを切っ掛けに近付いていく。その姿勢にこちらも惹かれます。写真も収録されているのがよかったです。
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NHKの「猫のしっぽ カエルの手」を初めて観て以来、大好きな方。
観たきっかけは、「京都 大原で暮らす」ということに惹かれたんだけど、観ているうちにこの方そのものに惹かれた。
本を書かれているとは知らず、図書館で発見をして、早速借りてみた。
番組と同じく、人間も自然も文化も大切にされている生き方。
憧れます。
しかし、ベニシアさんの生い立ちが、こんなにも波乱万丈だったとは知らなかった。
ものすごく驚いたと共に、だからこそ、今の愛情いっぱいの彼女がいるのだなとも感じた。
本の中には、たくさんの大原の人々、文化、風景の写真がある。
そして、それらに関連したベニシアさんの文章は、とても読み心地の良いもので、アッと言う間に読み終え、読んだ後に暖かい気持ちが心に残る。
良い本を読んだなーという感じ。
そして、できれば。。私も大原に住みたくなった。
『高貴な人間であること-。それは生まれついた身分ではなく、その人の行動によって決まるのである。』
『新しい土地を求めるのではなく、新しい見方を発見して。』
『人に教えることは、新しい目を与えること。』
『生きている間は、たくさんの愛情を持って人と接したい。どのような形で神様が、私たちの前に現れるか分からないから。』
『笑顔は、様々な扉を開いてくれる。自分の幸せを感じられる人のみ、人にも幸せをもたらすことができる。』
『失敗の経験は、大事なことを教えてくれる。それは欠かせないものだったと、後の人生できっと分かるから。』
『心にいっぱいになったものが、言葉になって出る。』
『人生の道が険しい時こそ、心の平静を保つことを忘れないで。』
『一瞬でいいから、考えてみて。私たちみんなが住んでいるこの地球は、宇宙の中で一番美しい星でしょう?』
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テレビだとベニシアさんの今現在のことだけ映るけど、過去の話や先祖のことまで、わりとプライベートに触れた内容。それにしてもイギリス貴族って幸せに暮らしてる人いないのかな?ダイアナ后の実家も確か離婚してるんだか、不安な子供時代過ごした人しか聞いたことないぞ。大原で育った末っ子は離婚の呪いから逃れられますように。。
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古本屋で偶然出会うことができた一冊。ベニシアさんについてはNHKの某番組で数回お見かけした程度だったのですが、「京都」「里山」というワードに惹かれて手に取りました。読んでみて、古き良き日本の自然と生活を大切にしているベニシアさんの日常にすぐ魅了されました。自分が心から大好きなものに囲まれて暮らすことって本当に大事ですよね。