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子供の頃の親との関わり方で、大人になってからの性格に特徴がでてくる。
著名人の話が所々ででていて、すごくわかりやすく、興味をそそられた。
巻末には、自分の愛着障害を調べるテストがついていた。
読み進めるなかで、なんとなく、自分は愛着不安傾向があると思っていたら、愛着不安がやや強い、愛着安定タイプだった。納得。
愛着障害を打破する過程で、幼い頃の体験を思い出し、話すというものがあった。
それで、思い当たったのは、ここ最近、記憶の底に沈めていた幼い頃の嫌な記憶を思い出し、それを納得するというか、赦す思考がある。
これは、障害克服の段階なんだ。。と思ったら、なんだか安心した。
この本は、障害に苦しむ人にも良いし、障害がない人には苦しむ人の原因がわかって良いと思う。
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身の回りにいる人を理解する上で、必読といってもいいぐらいのレベルでよく出来ている本だと思う。
本書で使われる「愛着障害」という言葉の意味は、一昔前のアダルトチルドレンにやや近い。ただ、こちらのほうがより包括的かつ、誤解を生まない言葉として機能するように思える。
全体的に面白かったが、特に愛着障害と発達障害の関係性を論じているところが興味深い。著者によれば、愛着障害によって発達障害のように見える行動が引き起こされる事例がままあるようで、経験的には結構思いあたるところがあるような気がする。
この本で紹介されている事例や統計に関しては無論、すべてを鵜呑みに受取るわけにはいかないが、実感ベースではかなり的を射たことをいっている。そういう意味で、科学性うんぬんというよりも自分の感性をもって人におすすめ出来る本。
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とても解りやすい。幼少のころの両親からうける愛情によって、人生が決まる、ほど愛着障害は重症。巻末の愛着障害テストが面白い。
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ACの本かなと思い購入。違うけど似ている。
幼少期の愛着が人生に大きく影響を与えることを説明している。
これを読んで、夏目漱石を読んでみたくなった。
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生まれた環境によって幼い子どもの性格や考え方などに大きな影響を及ぼすことがよくわかった。育児をする人は読むといいと思う。
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親との傷ついた関係が、大人になってからも生々しく心を捉え、親を求める気持ちと、憎んだり拒否したりする気持ちが葛藤したまま、ずっと不安定な心を持ち続けている人が少なくはないと思う。
この不安定さは、親だけにではなく、自分を取り巻く環境の中の人達にも向けられ、過剰に傷つきやすかったり、人に対する愛情を持てなかったりと、悪い影響を及ぼすのである。
親が子どもに与える愛情がどれほど大切かがわかる。
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愛着が人に与える影響を、歴史上の偉人の例も引きつつ、かなり詳細に解説してくれる。
事実をそのまま説明してくれるのが主なので、それに対しての処方箋にはあまりページが割かれていない。
この本に書かれているように、愛着がこんなにも人間の人生を左右するものだという認識が、どれほどの人たちにされているのだろうか…?不安でしかたないです。
文学者には愛着障害含め、何かしら困難を持った人が多いというのは、ただただ悲しい。
読後は人間観が広まる気がする。人間に対して丁寧に接したくなる。
著者の本は読み応えがあります。いい本。
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愛着障害を持った人たちが回復する道筋は、まさに、師匠の平本さんのセッションで時々みかける怒りを出し切るワーク(別名:枕たたき)と全く一緒だった。一般的に難しいと思われているのかもしれないけど、理屈を知っているカウンセラーが増えて、回復する実績が増えていけば、加速度的に救われる人が増えるに違いないと信じてみる。
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愛着障害の状態像について細かい説明がどこまでも続き、「どうなってしまうのだろう」と不安になる頃に、「修復」や「回復」について述べられていきます。
著名人を引き合いに出しての説明はイメージをつかみやすく、とてもいい助けになりました。
愛着障害を抱えながらも、しっかりとそれと向き合っていこうとするならば、より深みのある人生を歩んでいけるのではないかと感じました。
人との関わり方、自分との向き合い方を考えていく上で参考になる本でした。
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発達障害と違って、医学的な根拠はない。
しかし、こういう考え方はあった方がいい。目からウロコでした。
巻末に収録されている愛着スタイルチェックをやったところ、全て同じような値だった。全ての不安定型に当てはまるのかもしれない。
うーむ、身に覚えがある。
克服方法にもっと力を入れて欲しかった。
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誰にでも、いつになっても、「安全基地」と呼べるものが必要なんだなと思った。母親であったり、夫や妻であったり。
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類型別事例紹介の本。前半は歴史上の人物などの事例もあり、愛着障害というものについてイメージは膨らむ。しかし、後の「克服」の章になると一転して分かりにくくなる。
歴史上の人物が例だと、どうしても距離感が遠くならざるを得ないし、克服の過程に直接関わっているわけではない。著者が現場の人間であるならば、歴史上の人物の事例は半分に留めて、現場の事例を紹介すればよかったのではないかと思う。
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なんか恐ろしい本を読んでしまった…
自分は安全基地にできそうな人を得たからいいけれど、子どもができた時安全基地になれるかなぁ…。
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幼い頃の家庭環境などに性格、行動パターン、対人関係などに関わりがあることが分かり、自身の傾向がわかる。
自分自身を見つめ直すことにつながる一冊。
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まだ一章目。愛着愛着言葉が繰り返されると、まるでそれですべてが説明された気になれるから不思議。それだけこの言葉は人を惹きつけるというか、ねっとりさせる魔力がある言葉なんだろう。これから具体例っぽい2章目に入っていく。