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初クリスティ。90年も前の作品なのに古臭さを全く感じなかったです。文章は勿論、設定も読みやすかったですし。スタイルズ荘の人々が、勝手にイメージしていたイギリスの富豪そのものだったので、余計に取っつきやすかったからかな?推理そのものは、本格と言われるだけあって奇をてらったものはありませんでしたが、それだけに端整。ドミノ倒しのような謎解きでした。驚いたのは、ポアロが思いのほかキュートでスマート(頭が切れるという意味で)だったこと。もっと偏屈なひとかと思っていたので、好感を抱きました。対してヘイスティングスの助手ぶりは…(笑)
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ポワロもの。
ヘイスティングスは、友人のジョンの家を訪れている。ジョンの継母は誰が見ても財産目当てだろうと思われる男と再婚しており、それが家族の悩みの種。継母の友人は男を非難し、家を出て行く。暫くして継母が毒物死を遂げる。犯人は誰か。毒物はどうやって服薬させられたか。家族はお互い何かを隠しており、また庇い、複雑な状況。
ポワロは語り手ヘイスティングスよりずっと灰色の脳細胞が活発なのでw、ヘイスティングスの思わぬところで、ポワロが奇声あげたり、居なくなったり、犯人でないと知りつつ……あり。アガサが薬剤師だからこその、とても読み応えある作品。そして女性だからこそなのか。男がもどってくればそれでハッピーエンドなのだろうかと少し思ったり…
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クリスティーと名探偵ポアロのデビュー作。
デビューからこのレベルという事に正直脱帽☆
まさに”意外な犯人”が登場した事にビックリです。
美人に揺れるヘイスティングス大尉は初登場から変わらず。
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かなり久しぶりに再読。
これがデビュー作とあって荒削りではあるし、今ではありがちなミステリでもあるけれどポアロの初登場作品でもあるし、ときたま読み返している。
ポアロの性格が後の作品と微妙に違っていたりして興味深い。
幸いにして(?)忘れっぽいというかザル頭なもので細かいトリックや犯人もうろ覚えという始末で、なんど読み返しても楽しめる…(汗)
他の作品も同様である。
アホも時にはいいもんだ。
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うーん、やっぱり犯人には驚きました。
話のテンポはちょっと中だるみしていたようにも感じられましたが、読んでいて面白いと素直に思えました。これがデビュー作なんですねぇ。
また、若干の恋愛要素を入れるのは最初からだったんですか。まぁ、推理小説であろうとなかろうと、恋愛というのはどこかしら出てくることではありますが。
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ポアロの始まり。典型的なミステリなわけだけど、それでも良作。正直一作目から一事不再理取り扱うって結構すごいことなんじゃないかな。
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デビュー作だというのに、この安定感!
ポアロのキャラクターがまだあんまり定まっていないのか、テンション高めだったのが可笑しかった。
ヘイスティングズもいい味出してるー
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超有名英ミステリ作家アガサ・クリスティの処女作。
映画化もされ、今もファンが多い名探偵ポアロものである。
正直者で、少しにぶい好中年ヘイスティングズの語り口で、物語は進む。
古典的なミステリの手法に乗っ取って、全ての手がかりを提示。読者が謎解きを楽しむことができる。
……それより、私は、ヘイスティングズ氏の性格が好きです。
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さすがアガサ!最後の最後まで分からなくて、まさかの展開。本当に騙されました。ずるいって思う人もいるかもですが、ちゃんとここだったのかと納得させられるのがアガサのすごいところ。巧妙な文章トリックです。
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推理小説の犯人は、いかにもって人物よりも、まさかあの人がって場合が多いんだけど、そう考えながら読むと面白い。と、冒頭の解説に書いてあったのでそのように読んでみた。正直混乱するだけだった。
ポアロ一作目だけどそれなりに作ってあって納得。
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3年ぶりに、スタイルズ荘を読みました。
今度は、楽しく読めました。
アガサクリスティの小説は、
イギリスの文化を理解していないと、
なかなか想像できませんでした。
イギリスにおけるコーヒーとココアと紅茶の位置づけがよくわかっていませんでした。
また、ポアロものは、ベルギー人ということで、イギリスにおけるベルギー人の扱い、
イギリスにおける外国人に対する態度など、想像ができませんでした。
映像作品で、具体的に見ることができて、
ポアロの台詞、態度が想像できるようになりました。
文字を読んでいくと、映像が浮き上がってくるので、
話の筋に集中することができるようになりました。
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ほぼ初と言って良いくらいの洋書。
訳も回りくどくなくすらすらと読めた一冊。
なんだけども。
やはり文化の違いなのか、いまいち馴染みにくい。
ミスだとかミセスだとかミスターと言う呼び名に馴染みがなかったので、誰が誰だか分からなくなる、と言うこともままあり……
流し読みで終わってしまって、何と言うか評価できるほど読み込めてない感じ。
どうすればもっと洋書に馴染めるのか考えさせられた作品でもあるかも。
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旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早早事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。難事件調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命して間もない、エルキュール・ポアロだった。不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作が新訳で登場。
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最高!
登場人物達の動きが実に自然で、その上で謎が起きている。
犯人がわかってしまうのが難点か。
ベッドの上で名前呼べば、メタ視点的にはそいつが犯人だわ。
まぁけどそいつがまず真っ先に疑われるけど、捜査でうまいぐあいに容疑者から外れるのがいい。
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青い鳥文庫に引き続いて読了。
驚くべきことに、青い鳥文庫とほとんど同じだった!
脚注、挿し絵と漢字にルビがあることと、細かな言い回しが違う程度の差。
文章や物語の一部が略されていることも無かった。
強壮剤のレシピと説明は、こっちの本の方が良かった。
ヘイスティングズは鈍いけど、ちょっとかわいそう…。
でもあのプロポーズは、誤爆としか言いようがないよね…。