投稿元:
レビューを見る
僭越な言い方ですが、私は今まで躓いたことのない人間ですから、ここまで来れば、私自身のためでもありますよ、したがって、相手が露骨に金を使うなら、こちらは権力で対抗することですよ、どちらもないのでは仕様あないですがね。
投稿元:
レビューを見る
私には、★2。
これは、ドラマで見たほうがよい???途中からあんたが、教授になっても、ならなくてもどうでもいいわ・・と思えてきた。人の出方をうかがったり、あちこち裏工作を(根回し)をしたり、私には、できません。
投稿元:
レビューを見る
内容(「BOOK」データベースより)
現教授の東は、学会のボスから学外候補の推薦をうけ財前にぶつける。政界まがいの生臭い多数派工作のすえ、かろうじて勝利した財前に、国際学会から招聘状が届く。栄光に満ち多忙をきわめる日々のなかで財前は、同僚の第一内科助教授・里見脩二から相談された患者の早期噴門癌を発見し、見事に手術を成功させる。だが、財前がドイツに出発する日、その患者は呼吸困難に陥っていた。
投稿元:
レビューを見る
教授選挙の行方にはらはらしながら一気読み。後半は違う話へと、話がいったり来たりしないので読みやすい。3巻で終わればよかったという声が多い3巻へと突入です。
投稿元:
レビューを見る
1巻に比べて2巻は人間の利害関係が如実に描かれていて読み終わってから気分が悪くなってしまった。1巻では見事に里見の見つけた癌細胞を見事に手術した五郎。しかし、2巻では逆に里見の助言に耳を貸さなかったために徹底的な見逃しをしてしまうのだった・・。
投稿元:
レビューを見る
非常に面白い読み物でした。
医者ではないのに、医療界のゴタゴタをこんなにリアルに
描ききるなんて、山崎豊子さんすごいです。
投稿元:
レビューを見る
無事教授選挙も終わり
悪の道へまっしぐらな財前教授。
いいですね。人間くさくて。
善=里見、悪=財前の構図で描かれているものの
世間一般から見れば必ずしも財前=悪ではなく
むしろ粘着で空気読めない里見もどうかと思ってしまう私は・・・
汚れた心の持ち主なのでしょうw
投稿元:
レビューを見る
期待を裏切らない第2巻。
財前五郎がいよいよ教授になって傲慢さが増してきた。
自分の読影を過信する財前と、慎重な診断を求める里見の対比が面白くなってきた。この患者の予後がふたりをどう変えていくのか次巻に期待。財前のまわりに群がる、思惑を抱えた重鎮たちの動きも俗っぽくていかにもありそうな感じがする。
投稿元:
レビューを見る
【22/150】ぐいぐい読めるだけど、実はあんまり面白いと思っていない第2巻目読了。これからどうなるやら。
投稿元:
レビューを見る
医学界を題材に人間の本質を描いた傑作小説。
医療現場・職場の人間関係・友情・家族・恋愛・人間の生き方が巧みに描かれている。
投稿元:
レビューを見る
己の出世のためにがむしゃらに邁進する医者。
医師の本分を忘れ、ただ利己的に働いてる姿が凄い。
いやはや、大学病院は本当に怖い。。
投稿元:
レビューを見る
いやー、おもしろい。山崎豊子リスペクトだわ。
おれも兵隊率いて、「財前教授の総回診でぇーす」って言われてみたい!
この勢いで、3巻も読み進めていきます。
投稿元:
レビューを見る
財前五郎が1巻よりも断然嫌な奴に描かれています。
そして、1巻から予感させていた、東前教授の娘、東佐枝子の里見助教授への恋心が表立ってきます。
親友の夫に横恋慕、といえばこれも不快感のあることだけれど、佐枝子さんの心の動きには非常に共感できて、切なくなります。
物語は不吉な予感を匂わせて第3巻へ。一気に読みたいところです。
投稿元:
レビューを見る
再読。
いよいよ教授選。姑息な戦い。財前も東も役者だなあと思う。
読む手が止まらない。3巻も楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
2011年12月11日読了。浪速大学教授に選出された財前の増長、彼の出世に乗じて利益を得ようとする大学関係者の追従はとどまることを知らず、だが入院患者の状態が急変し・・・。のっけから始まる教授選の、誰も本心からものを言っておらず、欲望剥き出しで「実弾」が飛び交う激しい駆け引きがたまらない。在学中は助教授・教授のポストを狙いどの派閥に属するかで汲々とし、試薬の採用を巡り製薬会社との蜜月も忘れず、退官後のポストを得るために役人への働きかけも怠らず・・・とは、医局の世界とは、何とも恐ろしいものよ。20人以上の関係者を引き連れて財前が医局を練り歩くシーンは、これまでにも多くの作品において、映像化における最大の見せ場として使用されてきたことだろう。