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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新田次郎の代表作。戦国武将の代表的人物武田信玄の生涯を追う。文学作品でもあるが項毎に史実を追っている手法は画期的。この方法はNHK大河ドラマにも影響を与えて今日に至っている。
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全4巻。序盤は地盤固めで結構重い展開なのであまり好きじゃないんですが、川中島の戦いは凄く面白くて感動。描写が事細かで人物もかっこいい(特に信繁!)信玄を知るのにピッタリの本です。
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歴史小説初心者の私ですが、かなり楽しめました。歴史小説では「これは著者が考えたことなのか、実際にあったことなのか」私は時々分からなくて困ってしまうのですが、この本では一段落おくとそこらへんが丁寧に説明されてたりするのがよかった。例えば「甲陽軍艦では○○と書いてあったが○○ではこう書いてあった。私は自分の武田信玄像を崩したくないので○○の説をとった。」と言うように書いてある。合戦の様子もよく書かれていて読み応えがある。100ヶ月かかって書き上げた著者の気合いが伝わる作品。
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面白かった。
本当は新潮社の新田次郎全集を読んだ。
風林火の巻まで。
信玄が労咳だったというのは時代を感じるなぁ。
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若き日の信玄(晴信)が横暴な父を追放し、諏訪御寮人を迎え、信濃に攻め入る様子を描きます。砥石城など、城攻めの様子はわかりやすい。山本勘助はもともと今川の間者で目立たない外見という意外な設定。知的で大事な時に登場する役です。信濃の豪族の娘で活発な里美という側室が大活躍。馬に乗れて戦場にまで出るという意外な展開。こんな女性はいたのだろうか?
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物語もしっかりとしていて、戦国の複雑な人間関係がしっかりまとまってます。そして何がいいって、それを支える膨大なデータがいいです!データ好きにはおすすめです!
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全4巻。
意外に無い武田信玄の長編。
短いのはあるんだけど。
作家は登山家さん。
そっちで有名人。
そこが意外。
まず。
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若き晴信とおこことのほろ苦いラブストーリーに始まり、実の父親を追放し、武田当主となる心理描写が圧巻の、新田氏武田信玄の第一巻!
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http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-87.html
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【風の巻】2007.5.28~6.8読了
【林の巻】2007.6.8~17読了
【火の巻】2007.6.17~27読了
【山の巻】2007.6.27~7.14読了
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・4/21 読了.記念すべき300冊目はなんで今まで読んでいなかったのだろうという新田次郎の武田信玄全4部にすることにした.実際この4部作は2年か3年ほど前に古本屋で4冊セットであったものを求めて取っておいたものだった.やっぱり信玄というとつい買って読んでおこうと思ってしまうこともあって、久し振りの長編ものとなった.
後日談:302冊目だった.
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新田次郎の小説は三作読んだ。三作程度の手探り状態でこんなこと言ってしまうのも図々しいかもしれないけれど、作風というか文体というか、クセみたいなものをおぼろげながら感じて、それがとても印象的だった。
一つは、たとえるならえなりかずき的な大根演技を見ているようなわざとらしさであり、また一つは、主人公がなにかしらの弱点を抱えていることである。「えなりかずき的」といってもわかりにくいかもしれないが、とにかく淡々としたテンポでひたひたと心情を描写する瞬間が存在し、そのときたしかに「えなりかずき的」な迫力が現れるのである。もう一方は見ていてわかりやすい。どんな英傑でも人間の営みを超えるようなお化け的存在ではない、という当たり前のことを教えてくれる。
さて、信玄である。
冷徹なまでの合理性と、戦国最強ともいえる戦術家真田昌幸らを腹心に抱えるまでの威風、また美人の嫁達を備えていた。
くそー!
あれ?
が、労咳という病も同時に抱え、後々まで影を落としてゆくことになる。或いは踏みにじられた人々の怨嗟がそうさせたのか、ともこじつけたくなるが、しかし現実は恨みとも感謝ともかかわりなく進んでいくのだろう。
そして今、風林火山の旗はここにそよぐ。(格好つけさせてちょうだいな
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「天と地と」が文系が書いた上杉謙信の小説なのに対し、
こちらは理系が書いた武田信玄の小説である。
読み比べてみると書き方も対照的で面白い。
あちらは登場人物が感情的に行動しており、
言った事と真逆の事をやってしまったりしていたが、
こちらは合理的に行動しており、概ね言行一致している。
また、向こうの景虎は読者から見ると愚かな行動をし、
こちらの晴信は神のように先を見通している。
向こうの後書きに対照的な人物で云々と書いてあったが、
小説まで対照的になってしまったのも宿命なのだろうか。
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井上靖さんの「風林火山」も良いですが、私は新田さんの「武田信玄」の方が好きですねー。この作品が原作の大河ドラマに当時はまっていた、というのも好きな理由の一つですけど(笑)
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初の戦国時代小説。だいたいの流れは掴みました。晴信は気性が高く、周りの君姫に恋ごころをぶつける。
兵法も上手に描かれている、難しくなく戦術が想像できる。
武将も国の描き方も美しい。信濃の国の歴史を読むのにも、分かりやすい。