投稿元:
レビューを見る
明菜は、弱小オーケストラの立て直しにかかわる事になったが・・・
つまんなくもないし、上手いんだけれど、なんだかとってもありきたりな展開でオリジナリティが無い。前作がよかっただけにガッカリ。
投稿元:
レビューを見る
オケ小説の中ではかなり面白かった!マンガみたいなキャラとストーリー展開だけどオケや音楽のこともちゃんとかかれてる。非現実的だけど嘘じゃないというか、リアリティのあるファンタジーな感じで読後感もとてもよかった。
投稿元:
レビューを見る
主人公が強い。脇役が濃すぎる。
すぐに話に入り込んでしまった。
笑いあり、しんみりありで大満足。
前作のキャラがちょこちょこ出てくるのも楽しかった。
それにしてもYASUSHIの破壊力はすごい。
次回作も期待してます!
投稿元:
レビューを見る
クラシック音楽を軸とした青春群上記。
あっという間に読み進めてしまった。
登場人物の描写がよく、文章もさくっと入ってきて情景が浮かびやすい。
最近だらだら毎日過ごしている人におすすめ。
投稿元:
レビューを見る
「盤上のアルファ」に続くデビュー2作目。「盤上〜」を読んだ時は、面白い作家がデビューしたなとワクワクしながら読んだ。そして「女神のタクト」も期待通り面白かった。「盤上〜」より肩の力が抜けた感じで、相変わらずキャラもたっているし、関西弁での掛け合いもテンポが良い。
ただ、抽象的な言い方だが、個人的にはハートにガツンとくるものがなかった。
色々言いたいことはあるが、評論家ではないのでやめておく。次の作品も楽しませてくれることは間違いないのだから。
投稿元:
レビューを見る
『盤上のアルファ』でデビューした作者の2作目です。
相変わらず関西のノリでテンポよく、楽しみながら読める作品でした。
仕事と恋人を一気になくした女性が、放浪の旅の途中、ある老人と知り合い、弱小貧乏オーケストラを立て直す手伝いをすることになる話。
キャラがそれぞれに立っていて、特に主人公の女性はまるでライトノベルや少年漫画に出てくる勝気な女の子のよう。
主人公を取り巻く脇役たちもそれぞれに思わず感情移入してしまう、魅力的なキャラクターたちでした。
作者が新聞記者なだけに、作中での新聞というメディアの使い方が印象的。
演奏の描写もお見事でした。
投稿元:
レビューを見る
ストーリーの展開自体は、ある程度予想できてしまいましたが、関西弁での掛け合いは、前作「盤上のアルファ」と同じく漫才みたいで面白く、サクサク読めました。
エピローグは泣かせどころもあり、登場人物の意外な一面にもサプライズ。「映像化を意識してるかな」という印象もありますが、読みやすい作品でした。
投稿元:
レビューを見る
失恋・失業中の主人公、明菜は神戸を旅行中に見知らね老人から「アルバイトをしないか?」と持ちかけられる。
その仕事内容とは、ある指揮者をオーケストラに連れて来ること。
最初のうちは「こんな都合の良い話があるか!?」と思いましたが、個性的なオケの団員たちや事務局員たちの楽しい会話に噴き出しながらサラサラと読み進めてしまいました。
話の内容は、利益のあがらないオケが存続をかけて演奏会に挑む!という最近よく有りがちなストーリーなのですが(というか、現実にもよく聞く話ですが)ラストに近づくにつれ、登場人物たちに感情移入してしまい、ホロリと泣かされてしまいます。
作者の塩田さんは現役の神戸新聞記者で、音楽担当だった際に毎週コンサートに行き、指揮者にインタビューをされていたとのこと。さすがによく取材されている上、読み易い文章です。
投稿元:
レビューを見る
オーケストラを題材にした小説。
著者は現役の新聞記者。
そのため、オーケストラの実情などをうまくストーリーに絡めているなど、取材力の高さが伺える。
加えて、個性豊かな登場人物の会話を主体に軽快に進むストーリーが心地よい。
物語中で演奏される音楽の表現も秀逸。
投稿元:
レビューを見る
解雇されたての女性とひきこもり指揮者が経営ガタガタの楽団を立て直す話。
ぶっとんだ展開ながら、主人公がグイグイ引っ張っていくのでテンポ良く読めた。周りの登場人物もそれぞれ良い味を出していて魅力的。
演奏のシーンは、文字なのに実際に音が流れたように鳥肌が立った。
読了後は楽器に触れてみたくなる、そんな1冊でした。
投稿元:
レビューを見る
仕事も恋人も失った30歳の女性がひょんなことから、崖っぷちに立たされた神戸のオーケストラと関わることになる。
登場人物たちは音楽に対するさまざまな愛情と挫折を抱えていて、それらがゆっくりと明かされ、共鳴していく。吉本新喜劇の舞台のようなかけあいのような会話は関西の著者ならでは。ちゃんとほろっとくるところも用意されていて周到。オケ好きにはおすすめ。
個人的には、「まるで号外にむらがるように」とかいう表現がツボでした。微妙に前作とリンクさせている部分もあるし、塩田先生、面白すぎますよ。
投稿元:
レビューを見る
まずいなぁ。
「舟を編む」に勝るとも劣らない読後感の本が続々登場。
作者、文化部(?)記者を経験しているらしく、ディテールがきちんとしている。
本編ももちろん引きつけるが、「終章」が秀逸。
思わず、ラフマニノフのピアノコンチェルト三番を聴いてしまったぜ。
残念ながら三番ではなく二番だが、イラン・ヴォルコフ指揮、ピアノをアンナ・マリコヴァで来年二月に聴く予定。
投稿元:
レビューを見る
男と仕事を失ったばかりの女性に成功報酬として持ちかけられたのは、失踪中の指揮者を連れてくること。
有無を言わせぬ強い女性、明菜に振り回されつつ、弱小オーケストラを建て直していく。
ライトノベルのようなノリの作品。
投稿元:
レビューを見る
面白かったけど、主人公の扱いがいい女すぎない?「女神」って言われるほどっての女性かな~?(^_^;)
投稿元:
レビューを見る
こんな事ありえないっ!というような登場人物がグイグイ物語を引っぱり、最後は怒濤のラストへなだれ込む。オーケストラの裏方、広報など音楽を作り上げる総合的な面白さが、指揮者一宮拓斗のナイーブで真摯な魅力と重なって、これこそ見事なハーモニー!ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番はもとより、エルガーのニムロッド、運命などを聴きたくなりました。