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心理学の観点からみた学習における動機「やる気」についての考察。
内発的動機(学ぶことそのものに楽しみをみいだす)
- 充実志向、訓練志向、実用志向
外発的動機(報酬や罰などを理由に勉強する)
- 関係志向、自尊志向、報酬志向
これらの2つの軸を中心に、「なぜ人は学ぶのか」「教育において勉強をどのように教えていくのが望ましいのか」などについて考察している。
外発/内発動機に関する意見を異にする人たちとの対談も交え、話し言葉でわかりやすく書かれている。
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啓蒙読みものとして理想的だと思う。対談入ってるのもいい。トピック自体が魅力的ではあるんだけど、こういうのがたくさんあるとよい。
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全四章。第一章では動機づけに関する心理学理論をコンパクトに紹介。心理学の教科書よりもわかりやすい。
二章、三章は精神科医、教育社会学者との対談。良い動機づけとは、外発的vs内発的のどちらかという単なる二項対立ではないことがわかる。
第四章では著者の提唱した二要因モデルをもとに話が進む。具体的にどうすれば人は動機が高まるのか。この章では実証的な議論というより、著者の想いが語られる。
全体を通して、よくまとまっているなあと感じる。本の構成としても、心理学や生徒指導の入門としても活用できるだろう。