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このシリーズの2作目から間読まずにいっきにこの本まで飛ばしてしまったので、登場人物が年とっててびっくり。間のもちゃんと読もうと思いました。俺と高田の掛け合いは相変わらず楽しいですが、今回のネタはキモかった~!
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いやぁ、「俺」も50歳かぁ。
そうかぁ、おっさんやんかぁ。
それもタチの悪そうな。
でも、やっぱり真面目。
報酬もないのに、容疑者ってか
気色悪い変態野郎とお友達になるなんて。
話の内容は、グロくて、そのうえ、
なんだかもやもやした感じで終わるけれど
サクサクと読めるのは
やっぱり「俺」のなせる技。
気色悪かったぁ、あけひこちゃん。
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タイトルはもちろん『ロング・グッドバイ』のオマージュであろう。今作から登場する徽章持ちのオカマであるアンジェラの存在によって、今までとは違う高田の一面が見えて新鮮だった。また、シリーズ常連となった種谷もあいかわらずの偏屈っぷり。だが、やはり特筆すべきは犯人である楡垣のキャラクターである。そのネバつくような気味悪さには嫌悪感を覚えずにはいられない。
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再読。
ススキノの便利屋-俺が見せる相変わらずのひねくれたモノの見方、妙な独自のこだわりと、年齢を重ねることで身につけた我慢強さのバランスが絶妙であり、シリーズの中で最も俺の良さが出ていると思う。
ストーリーの中核をなす登場人物を遠慮なく徹底的にグロテスクに描く思い切りも当シリーズらしいです。
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すすきの探偵シリーズもの。
おやじ編もだいぶ馴染んできた。
前半から嫌な展開がずっと続くんだけどおなじみの桐原さんや松尾さんは登場せず、代わりに高田の出番が多かったのは良かった。
どっかで出てきた誰とか以前のエピソードのご開帳が目につくのはいかがなものかという気もするけど、ここ1,2作品よりは好みかな?という感じ。
ライトグッド・バイの解釈はちょっと考えさせられるものがあった。
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後書きにあるように、良い意味でぬるい。
余裕がある。
シリーズ当初の二十代から、今では四十路半ば。
男の余裕を存分に感じる。
かと言って、物語の疾走感というか、展開の速度感は相変わらず素晴らしい。
緊張と弛緩の操り方が実に巧み。
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ススキノ探偵シリーズ。図書館で。
今回主人公は最も嫌いなタイプの男とお近づきになり親友になるわけですが。読んでいて確かにオグラさんは不快な人なんだけれどもその不快さが哀れさを誘うというか切ないというか。でも実際に居たら近寄りたくはない。そんな人になつかれてしまった主人公が哀れというか(笑)
オグラさんを無下にすると確かに動物を不当に苛めて次の日にすり寄られた時の罪悪感、みたいな感じなんだろうな。そしていつもどちらかというと荒業で物事を解決しがちなこのシリーズがなんとなく手を出しこまねいている感が面白かったです。
それにしても檜垣母はものすごい強烈な人物だなあ。
この親にしてこの子ありとは言い過ぎか。なんとなく物悲しい話でした。
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著者は、ほんとに人間をよく見てるよな。。。
「おうわっ」とか、人間が他者に媚びて取り入ろうとする姿を、すごくよく見ないと、書けないよ。
口の中で舌がうねうねしてるとか、えげつない下ネタで罵倒して興奮するとか、母親が性的に興奮して息が臭くなるとか、ほんとに人間のみっともない部分を常日頃から観察しているんだなーと感心する。その集大成なのではないだろうか、ほんとに好きになれそうなところのない男。そして、そんな野郎と友達づきあいをしなければならない探偵の、常に守っている強固な美学を嫌々ながら捻じ曲げる滑稽さ。
著者のユーモアが、今回は裏返しになって表れている。
ラスト、ケラーのシーンは一転してとても切ない。クズ野郎だけど、探偵のことをすごく信頼して好きになっていた。
それに気づいて、でもなんとか流してしまおうとする、探偵のほろ苦い表情が眼に浮かぶ。
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「殺人容疑者と親友になれ」退職した古馴染みの元刑事種谷が、“俺”のところに厄介な依頼を持ち込んできた。未解決の女子高生行方不明事件の証拠となるべき死体を見つけるためだというのだ。“俺”はバーで偶然を装って男に近づき、気の合うふりをして付き合いを深めてゆく。だがそいつは、一緒に酒を飲むのはまっぴら御免という、“俺”が最も嫌いなタイプの男だった…
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再読。この檜垣とその母親の気持ち悪さと言ったら。まぁ一緒に住んでる父親もだけど。そもそもよく結婚したよな。この無意味に嘘をつくというのがほんと気持ち悪い。殺されたエリカはほんとかわいそうだ。アンジェラ初登場。会ってみたいわー。
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ススキノ探偵シリーズ第8作。
最初から容疑者が決まっていて、
元刑事の依頼で、
その容疑者と親しくなってネタを掴むミッションを遂行する話。
とにかく容疑者が不快です(笑)