紙の本
住人として感じた日常のパリ
2007/02/07 10:43
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
画家の山本容子さんのパリ案内です。
ホテルではなくアパルトマンに滞在して、
旅人というよりはパリの住人として感じた日常のパリが紹介されています。
もちろん容子さんの版画も満載。
パリに暮らす、パリを感じる喜びがこの一冊にぎっしり詰まっています。
例えば、散歩しながらスケッチ、
まるで宝箱の空間のようなお気に入りデパートでのショッピング、
もちろん雑貨屋さんや文房屋さんもしかり、
そしてカフェやレストランでの美味しい時間などなど。
今回特別なのは、設備が揃ったアパルトマンのキッチンで料理ができること!
マルシェで野菜を見てから考えたメニューでおもてなし料理を作る。
まさにパリの住人ならではのお楽しみです。
イラストつきのレシピが紹介してありました。
う〜ん、どれも美味しそう。
2006年に開館したばかりのケ・ブランリー美術館の
紹介もありました。
画家ならではの容子さんの目が光ります。
「あなたも旅の散歩画帖をつくってみませんか?」と
容子さんは提案します。
散歩画帖の作り方のノウハウもわかりやすくポイントにまとめて紹介してありました。
読後は、すっかりパリに行った気になりますが、
やはり実際に訪れて、自分の五感でパリを感じて、
散歩画帖を作ってみたいなぁと思いました。
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エッセイと絵は素敵だけど,本の後半にある,パリで買ったものを使った版画についてるコメントを最後に読むと印象がかわってしまう。
借りて読む,よりも,買って眺めるのに向いてる本。
2006.12.3読了
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なんだかなー、な気持ちになった。パリ好きの人の意見を聞いてみたいです。
後半の作品集では、漢字をエキゾチック!と喜ぶ外国人を思い出してしまったのだが。
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山本さんの色遣い、大好きです。
本当にセンスがいいな〜って思う。
読み物としては物足りないけど
かわいいから★は4つ。
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フランス大好きの容子さんが、パリの日常を見つめようと、ホテルではなくアパルトマンに滞在して描き記した画文集です。
街を散策し、いろんな人と出会いながら、包装紙やレストランのナプキンなど、身近な品々を美しくコラージュ。
絵を見ているだけで、旅の楽しさが伝わってくるよーです。
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一冊まるまる、パリの香りに満ち溢れた版画集。
街角の小さなものに視線を向けて、丁寧に描写しています。
旅人ではなく、生活者としての目線で、日常を切り取っているため、読んでいる側も、パリの暮らしの中に溶け込んだ気持ちになります。
本の中に登場する美術館やカフェ、アパルトマンの写真つきの紹介もあり、現実と彼女の目を通して作り変えられたデッサンを比べるという楽しさもあります。
ほかに、店で売られている日用品、新聞やロウソクや歯ブラシなどが、細かく描かれて、エッセイと共に紹介されており、センスあふれる一冊になっています。
あらためて見てみると、実際のフランスの日用品が、さりげなくこじゃれていることに気づきます。
さすが、芸術家を刺激する街ですね。
パリの日常に夢を加えたような感じで、ぱらぱらとめくっているだけで、パリにいる気分になってくる、おしゃれな本です。
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絵が好きで文章は初めて読んだのだけど、好きじゃなかった。絵だけ見る分にはとても、いい。色遣いが好き、やわらかくて。
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両側から読むことが出来る。
洋書のように開くとパリ暮らしで出会った日用品を使った即興的な作品集
和書として開くと旅の記憶を印象的に残すノウハウやパリへの思いが書かれたエッセイ集
装丁がおしゃれ。
実用書ではない。
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とにかく可愛らしい色彩の版画に惹かれて買いました。
眺めるだけでも十分楽しめます。
マルシェに売っている何気ないモチーフがこんなに素敵な版画に変身しちゃうのですね☆
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包装紙に描いたイラストや、見つけたものをコラージュした作品が楽しい。
文章に惹きつけられるところはないのですが、作品を見ながら読んでいると、パリの街を楽しんで旅している様子が伝わってきます。
本の装丁も可愛らしくて好き。
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図書館で見つけた素敵な本。
久しぶりに山本容子さんの銅版画を拝見しました。
本は随分前の物だけど、内容も作品もオシャレで可愛い。
左右どっちからでも見れるのが良い。
最近パリ選りです。