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メルシャン、ノリタケ、林原など、最近の粉飾決算例が10件、紹介されている。内容的にはかための会計の本である程度(2級程度?)の簿記の知識はあった方がよい。
権力を一人に集中させないこと、ジョブ・ローテーションを最低でも6年毎に行って不正の温床を作らせないことがしきりに説かれる。あまりメインでない部署に長く人をおいて、その人しか分からないような取引を続けさせると不正が起こりやすいのでジョブ・ローテーションは重要なことなんだとか。
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仕事でお世話になったあの会社にも、まあそんな歴史があったのね…なんて興味で買ってしまいました。よくわからない用語も多かったけど、おもしろかった! 数字を追うだけで、いろんなことが見えてくるのね。 経理の子なら、もっと楽しめると思ったので、読後まわしてあげました。
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● 「決定的な監査ミスを犯さないためには、監査の中心を貸借対照表残高の検証におかなければならない。監査技術的にそれが最も効率的であり、信頼のおけるものであるからである」野々川幸雄
● メディアートはシステムを不正改造して売掛金残高表を出力できないよう、印刷キーを画面上から削除するという荒業に出たのです。
● この「あっ」はチンパンジー語に由来し、類人猿は目上の人に「あっ」、目下に対して「おっ」とあいさつするそうです。
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新聞等で話題になった会計詐欺事件の事例が10余件を纏めたもので、なるほど世の中は色々あるなぁ、と感じさせる。が、しかし其々の内容についてはその会社が後日発表している調査報告をサマリーにしているので必ずしも内緒の話しとかが有るわけではない。確かにそりゃそうだよな、と読んでから思った次第。いわゆる、欧米系のノンフィクションにあるように後日担当者に直接インタビューして書いたものであればそれなりの未公開情報とか公表資料の読み方とかがあるのであろうが、そういうことを期待せずに読めば面白い。
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粉飾の実例をもとに、どういった特徴をもった組織が粉飾を行うのかを示唆している本。皮肉が込められた表現で、個々の事例を面白おかしく表現している。
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ここ十年における不正会計の増加とその複雑さに驚かされる。また、そのほとんどが大企業と呼ばれる企業グループの子会社が舞台となっている事実には考えさせられる。そしてプレーヤーのほとんどはHQからの出向管理職。子会社は専門特化しやすに傾向にあるため、同じ文化を共有することから、慣例化が馴れ合いに変化しやすいのだろうか?
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林原やローソンメディア、シニアコミュニケーションなど、よく知られた10の粉飾決算の事例を紹介しています。粉飾の手口などは既に各種解説記事でよく知っておりますので、ここでは印象に残りました記述をいくつか。
粉飾決算に手を染める会社の特徴として、経営が過度に期間損益計算にこだわりということがよく言われます。PLばかり見ていてBSを誰も気にしない。
今日の簿記は言うまでも無く複式簿記です。例えば、架空の売上を立てると相手勘定は資産勘定である売掛金。しかし、近視眼のマネジメントは売上ばかり見て資産の内容を分析精査しようとしません。これは不正の機会を提供することになります。
また、経理部門が利益目標達成に責任の一部を負っている。経理部門は本来、管理ですが、経営から期間損益達成の強いプレッシャーを受けるとこれまた不正の動機を持つことになります。
いや、これらはどこの会社でもあるのではないでしょうか。
巻末の章は不正発生のメカニズムや防止方法も解説されております。会計に関わる方にはぜひご一読をお勧めします。
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実際に起きた粉飾決算等の不正会計のエピソードから会計のカラクリを学ぶ。
ユニークなアプローチ方法から内部統制や監査について考察している。
事例から学ぶことができるため入門書としても最適。
また、大王製紙、オリンパスの件も踏まえて読むとより一層興味深く読めるのでは。
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近年の会計不正の事例をとりあげていて、あーこんなんだったんだ、と思う事例も多々あり、とても勉強になった。不正事例を中心としながらも、不正のメカニズム、発生した際の取り調べのポイント等、あまり他の本では書かれていない視点から書かれていて面白い。またいつか再読しようと思う。
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前半の不正会計事例はコンパクトにまとまっていて、過去の事例をざっと把握でき、ためになりました。
後半はいまいちかもしれません。
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入社して間もない経理・財務部門の社員や公認会計士(の卵)に、ぜひ読んで欲しい1冊。
いまや、これらの職務を行っている人が会計不正に対する感覚を身につけていないのは、あり得ないことだ。
会計不正について、このように平易な文章で書かれているものは、現時点では希少である。
一方で、この著者にもっと文章力があれば、と思わずにはいられない。
全体的に文章が稚拙で、構成も甘い。事例として紹介した会社へのメッセージ(皮肉?)も寒い。
コンセプトがいいだけに、本当にもったいない。
それでも、難しく書かれた会計不正の本よりは、ずいぶんマシ。
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会計士必読。企業のマネジメント層も必読。
内容としては、最近の(主に)上場企業の不正事例について、調査委員会の報告書を要約・解説。辛口コメントと著者なりの原因分析。
最近は、不正があった場合に調査委員会の報告書が公表されるため、不正事例の研究がやりやすくなっています。
著者は、そこに眼をつけたものと思われます。
内容としては、調査報告書の内容を大きく超えるものでもなく、オリジナリティはないかもしれませんが、類書がなく、出版の着眼点としては、面白いため、☆4つとしました。
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紹介された本がどれも面白そうでよかったです。
自分の紹介した本にも、その道の専門家のコメントがもらえたり、色々共有できて有意義でした!
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WEBで発表された会計不正事例を集めただけといえばそれまでだが、こうしてまとめられているとそれなりに楽しく読める。ただし文章は下手くそ。事実を書いているのか、意見を書いているのかごちゃまぜ。つっこみも中途半端。ノンフィクション的な臨場感もなし。
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事実は小説より奇なり。
ビジネスをするには会計は必ず必要な必修科目。
これがなくては世の中では通用しない。
しかし、この本の内容がフィクションではなく、
事実に基づく話だと思いもよりませんでした。
会計に詳しくない私も勉強しながら読みました。
そして、会計の勉強もしなくちゃなぁと考えるのでありました。