投稿元:
レビューを見る
エッセイ✖️一皿短歌。するする入るエッセイです。なんでも入れちゃうちらし寿司、わたしも挑戦しようかな。
投稿元:
レビューを見る
歌人の食エッセイ。
エッセイと短歌という形態の本が好きで、食エッセイも好きなので一粒で二度美味しい。
何回も読み返すだろうなという本。
投稿元:
レビューを見る
食に関するエッセイと短歌がセット。
平松洋子のエッセイの後に読んだせいか、食べ物の描写が物足りなく感じた。
投稿元:
レビューを見る
僕は大概古本屋でぼーっと棚を眺めて、題名や背表紙の色合い、表紙の絵などを総合的に判断して買って帰る事が多いです。本の情報収集も最近やっと読書ログでするようになったので、基本どんな本が出てどんな賞取っているとか全然分かりません。
一番困るのは僕が話題の本みんな読んでいると思って話しかけてくる人。勝手に期待して話しかけてがっかりして去っていく。悪いことしてないのになんだか悪い事したような気になってしまいます。そんなに話題の本ばっかり読んでいたらお金がいくらあっても追いつかないですよ。いいなあお金持ち。閑話休題。
さて、この本は歌人で小説家の著者が、食べ物についてつらつらと書いたエッセイです。
他愛の無い食べ物について語りながら、ちょっと懐かしい風情を感じさせるとても肩の力が抜けるいい本ですね
山菜の天ぷらには塩、茗荷に味噌をつけて焼いたものの美味しさ。残り物で作ったちらしずしのうれしさ、釣りたての魚をその場で串に差して焼いて食べる事への憧れ。
うーん、なんだかとっても共感できる。小市民でも出来る範囲の風流ごはん。
子供が学校から持って帰ってくるわら半紙の献立が捨てられない、なんて下りもなんだかほのぼのしていなあと感じ入りました
こういう他愛の無い食べ物の話しなら僕もするの大好き。
この世で一番美味しい刺身の食べ方知っていますか?自分で刺身を切り分けている時に、家族に隠れて一番美味しそうな所を手に取り、しょうゆを上からぶっかけて口へ運ぶんです。何故かテーブルの上で食べるより格段にうまいんです。よく母親がそうやってつまみ食いしながら料理作っていました。
あとうまい棒を咥えて深呼吸するとめんたい味やサラミ味の空気が吸えて美味しいです。ぼちぼちにしないと湿ってしまうので5呼吸位がベストです
投稿元:
レビューを見る
ごはんにまつわるエッセイ集。
もちろん短歌も入ってます。
ゆったり丁寧に食べ物と向き合う感じがいいです。
投稿元:
レビューを見る
歌人であり、小説家の東さんの初めての食のエッセイ。
各作品に、歌一首つき。
作者の人柄が表れているのだろうか、優しくて自然な文章。
食べ物の味を感じるのは、舌にある味蕾だから、おいしい食べ物の文章は舌で味わうものが多い。
あとは、目?
東さんの食べ物への向き合い方は、体ごとである。
体に流す(流し込む)、もしくは通す、という言い方がされる。
とても素直だ。
たとえば、色インクに切り花を挿しておくと、その色水を吸い上げて花弁が同じ色に染まるような。
ただ、極端に“体にいいもの”を追及しているわけではない。
無理に30品目の食品を摂るようなことは、人間を生き物としてとらえれば不自然な事、と考える。
人は動物として、生まれた土地にあるものを自然に採って食べてきたのだ。
「千年ごはん」というのは、そういう、“物を食べる”生き物が地球上に登場してからずっと続けてきたこと、自然に食物を体に取り入れて命をつないできたこと、変わらずにある営みを象徴する言葉なのだろう。
お姉様が挿絵を担当されたらしい。
味があってかわいい絵だと思う。
貝の話のところに、なんとオウム貝が描かれていて、そのセンスに思わず微笑んでしまいました。
投稿元:
レビューを見る
最近は食に関するエッセイを読むのがマイブーム。
東さんは、日々の食事を通して生について真摯に考えていらっしゃるんだなぁ、というのが文章の端々から伝わります。
思春期の娘さんの不安定な気持ちと味覚がリンクしていたエピソードが印象的でした。
冷たいおかゆ、私も好き。お味噌を塗った焼き茗荷は今度ためしてみよう。
各章の最後におさめられた短歌の柔らかな響きも心地よく、ほっと暖かい気持ちになって読了しました。
投稿元:
レビューを見る
美味しそうな食べものエッセイを好むのですが、この本も素敵な空気でした。
季節色があって、これからの季節も生きるのが楽しみになります。
やってみたいごはんもたくさんありました。かくし味に野菜ジュースを入れたカレー、トマトと茄子としし唐とタコのスパゲティー、根菜の素揚げ、「マカロニを入れたやつ」、ミネストローネ風スープ…料理上手になりたい。
各エッセイの最後にある短歌も良かったです。
「食べ物が美味しく感じられるのは、憂いなく生きているから。」