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解説(末國善巳)P380~381にかけて、明らかな間違い有り。
ロジャーの妻クレメンシイは舞台女優。フィリップの妻マグダが科学者となっている。逆である。
私が読んだのは、第2刷なので、間違いをそのままに重版している。
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アガサ・クリスティの作品に惚れ込むきっかけになった本です。たまたまタイトルに興味をもち手に取りました。この本に出会わなかったらこのあとクリスティの小説を何十冊も読むことはなかったと思います。一番好きな作品です。ぜひぜひ
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ねじれた性格の家族が集う富豪一家。
あの有名な海外ミステリと同じような結末。
でもクリスティーならではの人物描写でぐいぐいと読ませてしまう。
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本書は、名家の娘との婚約。
家のことを話さずに婚約しようとしう話は、個人主義の時代の賜物だろうか。
富豪の性格を引き継いだのは、ジョセフィンだと思った。
てきぱきしていて、情報の裏を取る。
経営者には必須の能力のように思えた。
正確な情報、行動力、どれをとってもすばらしい。
跡継ぎの可能性については、まったく想像外。
犯人もまったく想像外。
後妻の役割が、いま一歩、薄い気がしたのはなぜだろう。
それに大して、アリスタイドの義姉の役割の大きさに驚いた。
ps.
探偵物、捜索物を読んでいると、似た設定、似た展開のものが多いことに気がつく。
SFでも同様のことがあるが、SFの場合には名前、時代を容易に変更できるので、自分では気がつかないことも多い。
アガサクリスティは、全部Reviewを記録して、比較してみることにしようと思った。
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もうアガサ先生の作品は”悪”という観点でしか見きれなくなった。
悪というのは純粋であるからこそ、犯人は子供というのはすごく単純かな。
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2回読みたくなる作品だなと思いました。
きっと真の犯人に驚かされると思います。
バッドエンドぽいのが終わってもなおゾクゾクさせてくれました。
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海外ミステリを読もうシリーズ。
殺しについては、"誰でも簡単に実行可能だった"という条件から、犯人を当てるのは難しい。それよりもレオニデス家の風変わりな人々の描写をじっくり楽しむべき作品だと感じた。実際、第二の殺人が起こるまでは特に物証や決め手となる新事実が明らかになるわけでもなく、レオニデス家の人々について淡々と述べられている。それがやや退屈だとは感じたことは確かだ。
時間を置いて、もう一度読み直したい。
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2年間の海外赴任から帰国したチャールズ。恋人のソフィアとの再会。彼女の祖父アリスタイド・レオニデスの死。殺人事件として疑う家族。父親である警視総監ヘイワードの協力でレオニデス家にやってきたチャールズ。アリスタイドの若い後妻ブレンダ。ブレンダとの関係を疑われる家庭教師ローレンス。事件直前まかされていたレストラン・チェーンを破産させた長男ロジャー。消えた遺言状。チャールズに事件の秘密を語るソフィアの妹ジョセフィン。ジョセフィンが見たというブレンダとローレンスの恋文。事件の秘密を知ると公言するジョセフィン。何者かに襲われ重傷を負うジョセフィン。事件直後に荒されたジョセフィンの部屋と恋文。
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軍人チャールズの恋人ソフィアの家族が殺された。しかも、身内で起こった殺人事件。チャールズの父が警察副総監だったため、首を突っ込むことになる。
ジョセフィンは犯人を知ってるかのように、チャールズに話していた。注目されることを好み、自分をバカにしたり、強制する人を憎んだ。子供の動機で殺した。
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ねじれた家に住む大富豪が急死した。彼は糖尿病で日常的にインシュリンを投与されていたが、いつもインシュリンの入っているはずの薬瓶にエゼリンが発見され、殺人と断定される。
本作のポイントは、犯人はなぜ、機会も時間もあったのにエゼリンを放置しておいたのか、この一点だ。エゼリンを混入した瓶を捨てておきさえすれば、完全犯罪を完遂し得た可能性が高かったのだから。この問いに答えること、それがすなわち犯人を特定することにつながるのだが、合理的な答えは出ない。答えを得るためには、この問いを少しだけ変形させることが必要なのだが、アタマの固い人間にとってはこれが難問であり、最後にクリスティが差し出すあまりに合理的な答えに、なぜそのことに気づかなかったのか!と呆然とする。
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毒気はクイーンのほうが濃い。
アレをマイルドにしてちょっとしたロマンスを加えた感じ。
その分犯人の邪悪さっぷりが足りず、
動機がなんだか安っぽく感じてしまう。
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ねじれた家族に発生する、ねじれた殺人事件。
2件の殺人と1件の殺人未遂が発生するが、いずれも特別なトリックが使われているわけではないし、事件関係者の全員が犯行を行いうる状況であったため、アリバイを巡る論議は一切なく、作中では動機が主な議論の対象。犯人を特定する十分な手掛かりが与えられてはいないので、本格ミステリーとは言えない。伏線らしきものがいくつか見受けられるが、それも犯人を特定するようなものではない。
ポアロもマープルも登場しないのは、推理や捜査過程を中心に据えた物語ではないためだろうか。クリスティーが描きたかったのは、このねじれた家族関係そのものなのだろうか。
クリスティーの十八番、お金持ちの遺産相続をめぐる殺人事件で、シンプルな設定の人物配置、お互いの心理的関係の描写など、わかりやすく、読みやすい作品だが、あまり印象には残らない作品だ。
ちなみに、犯人は予想通り(予想以外の何物でもない)。
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ポワロもマープルも出てこないから「あれ?これ何シリーズだ?」てなって、それだけ検索しようと思ったら犯人ネタバレしてしまうっていう最悪のパターン。ノンシリーズね、、、検索の必要なかったね、、、
今までは割とアガサ・クリスティーの代表作を読んできたから、ちょっと趣向が違って違和感。お得意のマザーグースは家族を形容するだけの小道具で物語には絡んでこないし、殺害の手口・動機についての推理らしい推理もなし。警察でもない部外者(父親はロンドン警視庁の副総監だけど)が事件の関係者と結婚したいからって顔突っ込んでだらだら人の話を聞いてまわり、後手後手の果てにまた人が死ぬっていう、、、最終的な犯人の公式発表も事実と違うし、お相手の実の妹が真犯人だったって分かった直後にまたプロポーズしやがるし、いやそれでええんか!?て今の価値観からしたら思ってしまうこの感じさえ塗り替えてくれる新しい気付きやトリックが、いつものアガサ・クリスティー作品だったらあるのに、この作品にはなかったかな。犯人ネタバレしちゃったからなんだけど。
幼稚なエゴイズムに塗れた稚拙な事件の犯人でも、好きな気持ちは変わらない、痛々しい悪魔だった、"全然正しくない"子供だってよくあること、、、これらの表現には、正しくはないけれど切実な家族の愛が感じられて、これには共感できるなと思いました。
あと、解説のクレメンシイとマグダの記述が逆ですね。早く訂正してあげて早川書房さん、、、
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注意!思いっきりネタバレしています。
全然、推理した上での話じゃないんですけど、前半一通り人物が登場した段階で、犯人になり得そうなのは2人。もしくは、その2人の片割れのペアを加えて3人か?って感じ。
というのも、夫婦2組と変則的なペアは見事なくらい、作者が「犯人じゃないからね~」的に書いているし。
さらに言えば、解説を先に読んじゃうわるいクセがあるもので。
そこで、“「犯人はおしゃべりだ」が重要なヒントになる”なんて書いてあるものだから、てことは犯人になり得そうな3人に内、ペアの1人は外れるか?なんて(笑)
な~んて、思いつつ読んでいたのに関わらず、ラストで「あ、そうきた?へー」と思ってしまったのは、やっぱり“巧い”ってことなんでしょうね。
ただ、これはちょっと“巧すぎ”の感もなきにしもあらず、かなー。
ミステリー小説としては面白くても、「物語」としてはちょっとイチャモンつけたいかなぁ~(笑)
というのも、何かこう、バランスが悪いような気がしてしょうがないんですよね。
例えばこの話を横溝正史が書いたなら、最初に生前のレオニデスの外の人に対しての因業っぷりをたっぷり描いて。その後、ロジャーとフィリップとその奥さん2人から見た、レオニデスがいかに圧倒的な存在感だったか?ということを描いたように思うんです。
つまり、「ねじれた家」というわりに、その「ねじれ」が見えてこなかったのが物足りなかったんじゃないかと。
ただ、それは、この『ねじれた家』というのがクリスティーがいつ頃描いた作品なのかはわかりませんけど、その辺はもうさんざん書いたからこれではいいや、みたいなところがあるのかも。
その辺はスッキリさせちゃって。いわゆる「冗長な部分」は省いて、ミステリーの部分だけ楽しませてあげようという、作者なりのサービスなのかもしれませんね。
ただ私、ミステリー小説のその冗長な部分が好きなもので…w
というのも、ジョセフィンというキャラクターが変に魅力的だったこともあって。
その辺りのどろどろを前半でくどくど描いてくれたら、キャラがもっと光ったろうし。また、ラストもドラマチックになったんじゃないのかなーと思ってしまった…
というわけ(笑)
ことの顛末(いわゆるネタ)は手紙でわかるわけですけど、でも実は連れて行った方が犯人で。
犯人は、連れられていった方を手紙による告白で犯人にしちゃったってことはないんだろうか?なんてことを思っちゃいました。
だって、“あの人(チャールズ)は少しおばかさん”なわけでしょ?(笑)
あ、でも、それだと動機がないのか…。
ただ、動機なんて、作者はいくらでも作れるだろうからなぁ~(笑)
動機といえば、手帳の文にはちょっとコワっ!でした。
普通の人との感覚との乖離も確かにそうなんですけど、それよりも現代の日本でなら結構ありそうな話で。
ていうか、現在だったらイヤミスのネタにありそうですよね(笑)
ずいぶん前に『春にして君を離れ』を読んだ時、クリスティーはイヤミスの元祖でもあったんだ���ーと思ったんですけど、そういう意味でこれも著者の真骨頂?www
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映画化されるとあって読んでみた。ねじれた家に住むねじれた家族という文言にとびついた。「マザーグース」は想像の宝庫か。
遺産と遺言、相続、遺産の規模がちがうわね。ねじれた家の最大の犠牲者は犯人だったのかも。でも一家を支配していた老主人の死により一家は精神的に開放され自由な生活へと向かう。
2019.5.15購入