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『対・穢歌の庭(エデン)術式への移行了承。――第七天音律(ソフィア・コード)を結んでください』
結界を張るよう要請された少女の頬を、透明な滴が滑り落ちる。
「シェルティス……わたしたち、本当にもう会えないの?」
幽幻種と呼ばれる存在に、人が侵される世界。巫女の祈りで守られた浮遊大陸オービエ・クレアのみ、人は生きるができた。
結界の巫女・ユミィは、ある少年を待っている。巫女を守る護士だった、幼馴染のシェルティス。大陸から堕ち、異端として追放された彼は、かつてユミィと約束していた――必ず君の隣に行く、と。
世界の理を体現する少女と、世界の理に拒絶された少年。
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「黄昏色の詠使い」の著者である細音啓の新作、第1巻!
この人の小説はとても描写が繊細で綺麗で大好きだったので、すぐに購入しました。
読めば、前作とは違う設定、独特の雰囲気、描写は相変わらずの綺麗さを誇っており、前作を読んだ時と同じようにどっぷりハマり、あっという間に読み終わってしまいました。
この話も本当に素敵です。
早く第2巻を読みたいなと思いつつ、お財布と相談して買いに行きます!
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詠使いシリーズの細音先生の、現在も継続中のシリーズ。
中々読めてませんでしたが、やっと読めました。
こちらも面白い!
2作目とあって、作者様のパワーアップした感触が伺えます。
まず設定が「詠使い」ほど複雑でないので入っていきやすいです。
あとキャラクターの関係も前作よりシンプルというかで親しみやすい。
王道といえば王道ですが、王道ゆえの良さです。
いい意味で予想外だったのは、ヒロイン・ユミィが結構たくましかったこと。
いわゆるヒロインヒロインしてるだけの子でなく、
逆に主人公・シェルティスが思ったより可愛かったです。
こちらもいい意味で挿絵がミスリードしてるんでないかな。
続刊も読みたいです。
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ある事情で魔物と同じ体質になってしまった主人公が、魔物の力を使って魔物を倒すはなし。お姫様を救う二刀流剣士ってだけでもう親指が立つよね。この作品独自の言語があったり、かなり設定を作り込んでる印象。「この詠唱が長い!」2009グランプリ作品。
二刀流も、片方は順手で、もう片方が逆手っていう変則スタイルが地味にかっこいい。