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<目次>
略
<内容>
石山甚市や高瀬照太郎の哀しい話が多い中、杉本又太郎の話はちょっとよかった…
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おはるの語尾を伸ばす話し方がなんともいい。解説にもあったけれど、女の人の描き方がはっきりしている。したたかさが毒だけれどそれもまた魅力。
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▼「毒婦」 「狐雨」 「狂乱」 「仁三郎の顔」 「女と男」 「秋の炬燵」
▼「仁三郎の顔」が印象的。仁三郎という男が殺人も辞さない悪党なのだけど、以前に(そんなことは知らない)大治郎に恩義がある。たまたま再会した大治郎の前では、「いい人」である。その裏腹の描き方。そしてラストの粋な幕切れ。
▼「秋の炬燵」もそうですが、「悪行」は明確にそこにあるけれど、「悪人」ってなんだろう。という池波節がますます切れ味鋭い。