投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
孤独を愉しむ方法、人間らしく生きる方法、シンプルに暮らす大切さについて、150年前、アメリカの森の中の湖の畔で、小屋を建てて自給自給の生活をしながら遺した思索家の言葉を、わかりやすくいまに生きる人に向けて編集しました。
ガンジー、キング牧師を動かし、環境保護運動のバイブルともなり、世界を変革した言葉は「森の生活者」の孤独な時間から生まれました。
心豊かに生きる秘訣がこの本には書かれています。
[ 目次 ]
1 孤独が一番の贅沢(とびきり上等な孤独になれる時間を一日一回持つ。;孤独は、最もつきあいやすい友達である。それなのに、孤独はたいてい嫌われる。自分の孤独に手を差しのべよう。 ほか)
2 簡素に生きる大切さ(風向きが定まらないこの世で生き抜く方法が一つある。すべてを簡素にしておくことだ。;生きるのに本当に必要な食べものは無理せずとも手に入る。しかし必要以上を求めると飢えに苦しむ。 ほか)
3 心を豊かにする働き方(生活費を稼ぐために、起きている時間のほとんどを労働に費やすのは、明らかに失敗だ。;機械のように働かない。人間らしく生きるために。 ほか)
4 持たない喜び(人間は自分がつくった道具の道具になってしまった。;隣人が持っているからといって、家を買う必要はない。 ほか)
5 自然の教え(湖は人生よりはるかに美しく、人間性よりはるかに透明である。;自然の中で暮らせるというのは利益なのである。その利益は万人にひらかれている。 ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
投稿元:
レビューを見る
ソローの言葉が、短くまとめられている。
ゆえに読みやすいが、断片的な側面しか捉えられないようにも思う。
もっと大きな文脈の中で読んでこその内容ではないか。
けれど、その中で気に入ったものをいくつか。
3.自分のリズムで歩くことが大切なのだ。
他人の歩調に合わせようとするから
つまずく。(p20)
5.「みんな」という言葉に
まどわされてはならない。
「みんな」はどこにも存在しないし、
「みんな」は決して何もしてくれない。(p24)
53.春という季節は、
すべてを一度許すために巡ってくる。(p122)
83.仕事のために目覚めた一日からは、
得るものは多くない。
朝、自分の人生を始めるために起きる。(p192)
87.自分が糾弾している悪に
手を貸していないか、じゅうぶん警戒する。(p200)
投稿元:
レビューを見る
まぶしいほどの健康さ。
身の回りに置くもの、そして自らの生活を必要最低限にとどめ、自分の時間を最大限に使い、自然と共に生きていく。
それができるのは健康体だからだと思うのです。それは体だけでなく心も。
健康でいられないと、生き続けるための保険をかけようとする。それが貯蓄であったりするのだと思います。
なにより、孤独であるため、一人で生きるために健康さは欠かせないのでしょうね。
投稿元:
レビューを見る
これは一見、みた感じでは良いように思うし、正しいように思うし、真理を言っているかのように思えるし、興味深いのは確かだ。
ただ、自己の主張が多すぎる、森やその自然と生きたとゆうならば、まずは、そうではない、都会で済む我々のことも理解しないといけないし、もっと深いところで我々を見ないといけない。
正直にこの作者を表すなら頑固ものの人。
私たちは、労働をして、大変な苦しい思いをして、人の役に立っている、それは、自分の心に喜びと幸せを与える。そこには大変な意味がある。
それを損だのとゆうのはあまりにも、軽率で不甲斐ない。
どんな人生でも、どんな生き方でも、都会で生きようが、森で生きようが、自分の内にあるものに耳を澄ませてともに生きることが大切ではないだろうか。それぞれの生き方、自分らしい人生とはそうゆうものだろう。
新渡戸稲造が、武士道を世界に知らせるに当たって、西洋の宗教から哲学などをちゃんと理解して気づいた上で、武士道とゆう日本のある思想を世界に知らせた。
それは、自分らだけの武士道の世界だけをただ主張したならば深く理解されることはなかっただろう。
なるほどこの作者はやはり、偏見に満ちている、深い洞察に、本質をみずに、生きているからこのような、仙人まがいの本が生まれるのだろう。
この本は現代の都会で生まれた、森と自然の簡素さを装ったうわべな商業的な本とも言える。皮肉なことだ。
この作者はきっと、神の偉大さや、人間の崇高さ、自然とともに生きた、素朴や簡素さを伝えたかったに違いないが、内にあるのは、自己主張、知恵の表面上のひけらかしに留まってしまった。
投稿元:
レビューを見る
自分とっては非常に共感できる内容でした。
自分は基本的にあまり働きたくない人間なので(笑)、
非常に興味深く拝読しました。
基本的に僕が思うに「働く」ということに重きを置きすぎるのはどうかと思っています。
バランスの問題というか、価値観の問題だと思いますけど。
人に迷惑をかけるのでなくて、生活に必要最低限なことをしながら、自分の時間を確保した方がいい。
そのうえで「勤労」とは全く別の意味で社会に貢献できるこは絶対にあるはず。
自分が満足する生活を送ったうえで満たされる。
だからこそ出てくる感謝の気持ち。
そこから出てくるのが本当の奉仕の気持ち。
自分が満たされる生活をしないと、本当の意味では人のためになることはできないと僕は思いました。
こんなことを本を読みながら考えました。
投稿元:
レビューを見る
「森の生活」や「市民の抵抗」から155の名言集としてまとめたもの。孤独の贅沢、簡素に生きる、働き方、持たない喜び、自然の教えの5テーマに分けている。
ソローを取り上げている著作は多い。今までに読んだ中でも「孤独の研究」「平和をつくった世界の20人」がある。また、ガンジー、キング牧師といった活動家にも影響を与えた。
・他人に認められることは必要だが、そのことばかり求める人生ではつまらない。
・仕事とは何かをやりとげるためにするものだ。
投稿元:
レビューを見る
何に価値を置くのか。その視点が異なると理解不能に陥るだろう。ここまで割り切れないが、実行できる部分がある。それを大切にしたい。
投稿元:
レビューを見る
テレワークが進み、孤独が問題になる中、孤独の豊かさに着目する動きも。孤独の愉しみ方を語らせたら、この人の右に出る者がいない、ソローに学ぶ。
投稿元:
レビューを見る
ソローの「森の生活」などの本から集めた名言集?
ソローの本は何度かチャレンジしていて、言っていることには共感するものの、なぜだか最後まで読み通すことができない。
とくに難しいわけではないんだけど、どこか自分と波長が合わないのかな〜と思ったのだが、綺麗な装丁の本だったので、なんとなく読んでみた。
とても短い文章のあつまりなので、さっと読めてしまう。内容的にも同じようなものが多い。わたしが読めないなりに、ソローを読もうとしていたときには、ソローはもっと多面性がある思想家だと思ったんだけど、もしかすると切り取り方にバイアスがあるかもしれない。
にもかかわらず、この本は、とても静かに心を癒してくれるな〜。ちょっと、疲れたときに読みのにいい感じ。
長年、読みかけては途中で挫折してきた「森の生活」に再チャレンジしよう。
投稿元:
レビューを見る
ソローの箴言集
見開きで、右に箴言、左にその解説と、非常に読みやすい
ただし、切り貼りしているのが如実にわかる部分もある
孤独を「是」とする考え方は、モノや情報に溢れた今の世で、まさに求められているかもしれない
また、ソローの人となりも垣間見えた
仙人のような印象を持っていたが、割とクセの強い人物だったということもわかった
投稿元:
レビューを見る
生きている時間の中で孤独に過ごすこと。
自然を愛して、森と共に生きていると、他人との交流もそんなには必要がない。森の四季折々の変化が自分を楽しませてくれる。
相手との付き合い方。
など、ソローの考え方が表記されている。
情報や物質的にもあふれている今の世界で、世間から距離をとって聞こえる言葉は、発見や関心があった。
個人的には特に他者関係の考え方がためになった。
でも、まだ難しいくて理解できないところもあったので、また挑戦したい。
投稿元:
レビューを見る
『ウォールデン森の生活』で有名なヘンリー・デヴィッド・ソローの名言集のようなものです。
森の生活が読み辛かった方も、こちらは隙間時間にサクッと(そのように読む書物ではないかも知れませんが)読みやすいのでオススメ。
ヘンリー氏は、ハーバード大学を休学して教師の仕事をしたり、塾を開いたけれど潰れてしまった挙句に最愛の兄もほぼ同時期に亡くし、失意のまま都会で新たな家庭教師の仕事に就いたは良いものの、産業革命真っ只中の都会に肌が合わず、「そうだ、森で暮らそう。」(と言ったかは定かではありませんが)と自力で小屋を立てて2年2ヶ月、森の中で生活をし、更に信念に基づき税金を6年間も滞納した後に投獄されるという、中々に豪胆な方なのですが。
このような方の口から出る言葉は重みがあります。
『孤独の愉しみ方』とありますが、章ごとにテーマがあり、
1.孤独が1番の贅沢
2.簡素に生きる大切さ
3.心を豊かにする働き方
4.持たない喜び
5.自然の教え
と、様々な叡智が詰め込まれています。
私自身が1番はっとしたのは
「手段や道具は、真理を追求するためのものなのに、手段や道具にばかり夢中になる社会ができあがってしまった」
という一節です。
書いていてつい、手元のスマートフォンを見つめてしまいましたが。
孤独感を感じやすく、多くの方がお疲れの現代社会に生きる我々こそ、この書を読むべきだなと感じました。
森の中に暮らす事は出来なくとも、毎日に少しづつ取り入れる事は出来そうです。
余談ですが、元はと言えばいつも「孤独だ、孤独感が凄い、孤独だ」と語彙力の無い詩人のような事ばかり言う友人に、何か良いアドバイスが出来ないかと手に取ったのですが、そもそも理解してくれなさそうなので諦めました。
投稿元:
レビューを見る
森の生活 読んでみたいと思っていたら、先に図書館でこの本に出会い借りました
次は 森の生活 を読みたいです
特にアドバイスになった言葉をメモして読みました
人間の全てを耕してはならない、森を残しておけ
この言葉は最近の地球温暖化による異常気象にもつながっていると思いました
かなり昔から、ソローは気づいていたんだと
持たない生活で、私たち人間は争うことなく生きていけること
これから人間として何をしていけばいいのかを考えさせられました
投稿元:
レビューを見る
1ページ一言で読みやすい。
自然の中で生きたいと思わされる内容。
寝る前に静かなところで読んでいると落ち着く。