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おれはうざったい人付き合いやなんかが嫌いなのでこの手の本を読んでも目新しさは無いのかなあと少しは思っていた。しかし、本書は孤独の側に向かってというよりかは、集団に向かって社会の瑕疵を述べているような印象で、頭から一章ほどで孤独自体へのスポットは収まっている。
自然の良さを書いていると言えばそうなのだけれど、かの菜根譚にも共通するところがあるようにも思えるし、視点は現代的であり、単なる自給自足の体験を語ったような程度の低いものではない。
最近は連れ立っていないと成り立たないような風潮を社会ははらんでいるが、本書でもあるように、何かをしているときは概して孤独なものである。
俺自身で言えば自然に囲まれて世俗と離れて暮らす事に別段苦は無いけれど、世俗にある愉しみもまた興味深いものが少なくない。実際、何を求めているかはいつも一定ではないし、あえて言葉にすると多様性を求めているのであって、それは確実な対象を必要としないところがある。そのために人を伴ったりが悪いと思うことも無い。しかし、必要以上の人との近さはむしろ邪魔であると感じる事は多い。
バランスと言ってしまえばそこまでだけど、安定点に近付く事はそう簡単ではない。疎から密へ密から疎へ揺り返しを経ながら安定点に近づくだけである。パワースポットが流行るのも実は人間としての野生の本能でアーティフィカルに対する反発だと言えなくもない。
鳥は自ら家を作り餌をとるが、人は金を介して家を作り金を介して食事をとる。正味で我々の腹を満たそうとすれば金額ベースで六週間働けば事足りるそうだし、働かなければ必要以上に摂取も要らない。人の生きるコストは非常に高く、しかも何も生まない。ただ自分がつくった道具に振り回されている。こういったことを言い出したのは何もここ数年の事ではない。それなのに未だ人が何も変わらないのは人が孤独ではないからなのかもしれない。
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エッセンスだけ抜き出したような、この手の本はあまり好きではないけれど、まぁ、ソローだからいいか。元祖森ボーイ(笑)の言葉たちは★4だけど、体裁で★3。
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孤独は、最高の贅沢です☆☆☆ すべてが煩わしいと思ったとき、この本を開くと、気持ちがぐっと軽くなることでしょう。
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最終章『自然の教え』でやっと共感と気づきを得られた。失うことを恐れ身を硬くするのは何某かを“持っている”と錯覚していたからだった。放してしまえば恐れる必要はない。
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森とともに暮らした筆者の生き方を書いた本。素直に共感できた。ちょっと違うかもしれないけど、タオと同じことをいっているな〜、と感じた。
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森の生活者ソローの叡智。「森の生活」「市民の反抗」などの著作で有名なアメリカの作家ヘンリー・デイヴィッド・ソローの言葉を集めた箴言集。
ソローは150年以上前に生きた人ですが、彼の言葉は現代においても十分通用するものです。人間の本質は昔も今もあまり変わらないのかも。気に入った言葉。
「孤独は最もつきあいやすい友達である。それなのに孤独はたいてい嫌われる。自分の孤独に手を差し伸べよう」
「本当に伝える必要があるかどうかを考えれば、ほとんどの情報は不要だ」
「みんなという言葉に惑わされてはならない。みんなはどこにも存在しないし、みんなは決して何もしてくれない」
「理解できない相手を常識はずれと思うのは、自分が愚かだからだ」
「生きるのに本当に必要な食べ物は、無理せずとも手に入る。しかし、必要以上を求めると飢えに苦しむ」
「予定通りに進まないかもしれない。でも正しい目標があればいい」
「手段や道具は真理を追究するためのものなのに、手段や道具ばかりに夢中になる社会はできあがってしまった」
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すごく読みやすくて好きな本です。
いっぱい共感できて・・・♪
あっ!こんな考え方もあるんだとか
スッと入ってきました。
肩の力が抜けていい意味で楽になりました。
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森の生活のエッセンスを取り出した本。エコでLOHASな感じがいい。現代の生活でも無理なく取り入れたいと感じる。
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難しい言葉はひとつもないけれど、さっと読んでしまうと、何を言わんとしているのか???。で、もう一度戻って読んで、「あっそういう意味か!」とやっとわかりました。
極論のように思ってしまうところもありますが、私の生活→あわただしく人にまみれて1日が終わり、ストレス発散とばかりに人と楽しい計画をたて、一年が終わるのって早いねぇなんて呑気に言って新年を迎える、この繰り返し。ダメです。怖いことです。
一人の時間(考える時間)の大切は痛いほど伝わりました。
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森で生活していたっていう昔のアメリカ人の、生き方指南本。
まず実践できないことが多すぎる。その言い訳も彼にとってはだめなんだろうけど。
あまり参考にならない。
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森の中で生活するほど極端な生き方はできそうにないが、簡素にしていれば自由で楽にしていられるのは何と無くわからんではない。
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とても為になる本でした、今まで私は多くの物を持つことが幸せだと考えていましたが、この本を読み考えが変わりました。
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森の哲学者、ソローの格言集。旅の本屋「のまど」さんで見つけました。「自分に必要な生活」とは何か、簡素で質の高い日々とは何か。それはつまり私の価値は何か、ということだと思う。心にひっかかっているのは、「野性」とは何か、ということ。本の中では「機械的な人間社会」の対語のように思える。自然対人間という枠組みのなかで、人間がコントロールできないもの。それは死や破壊の匂いを包含する。でも実は、本の中でも囁かれているように、人間も宇宙なのだ。
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買う前に手に取り数ページ見た時はどのページも、示唆に溢れている様に思えたが、実際に読んでみると「そうは言っても、なかなか現実的ではないな」と思う部分が多くあまり心に入ってこない。シンプルな生活を心掛けると言う点では共感。もっと違ったタイミングで読めばもっと心に入ったかな。
【学】
余分な富で買えるのは、余分なものだけだ。魂にとって必要なものを買うのに、金銭は必要ない。
野性味とはどう育めば良いものか?
森を歩く
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無数の命が犠牲になっても,自然は余裕だ。
この言葉が一番響いた。
宇宙的スケールの前に,命ははかなく,一瞬である。
大きなものをみよ,恐れよ。畏れよ。
そうだ,山に行こう。海に行こう。人工音を遮ろう。