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シリーズが始まった文庫本・・・やがて単行本に〜次男の鏡三郎は幼い頃から学芸に励み,娘が居る拝郷家の婿養子として育てられ,勘定方に登用されたが,妙な仕法書を読まされ,それが大阪で行われている違法な無尽講であると解読したら,お役を御免となった。家付き娘は女児を生んで他界し,解読を依頼した三枝能登守は私設の大番所の元締めの職を紹介してくれたが,家は津田織部という無役の旗本の屋敷の一画に安普請で構えている。娘は寺子屋の助教を行っており,鏡三郎の縁談が持ち上がると潰しに掛かる。自分自身は元船宿女主人のおりんが気に掛かる。三枝は長崎奉行書の仕法書の解読を依頼してきた〜なるほど,詰め腹を切らされて,年給50両の大番屋元締めになったのか
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佐藤雅美を初めて読む。
連続のテレビドラマ仕立て?
はまるというほどでもないような。
下巻まで読んでまとめて感想を書くことにする。
作成日時 2007年05月09日 21:40
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縮尻は「しくじり」と読むそうです
江戸時代、お役をしくじった侍につけられるあだ名
その後大番屋(簡易牢獄みたいなもの)の元締めにおさまった
拝郷鏡三郎が、種々雑多な相談事や厄介事に巻き込まれ
奮闘する・・・
うーん、1編が短い連作だから読みやすいかな
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第一弾上
元有能な勘定方、幕府内の事情で大番屋の元締めに左遷、しかし幕府内にも後ろめたさがあり、?
町方から武士まで、色々のもめごとの依頼を解決して行く
基本的に短編集だが、関連は続いていく
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内容(「BOOK」データベースより)
拝郷鏡三郎は、もと勘定方で将来を属望されていた役人だったが、いささかの仔細あって、クビとなる。“しくじり鏡三郎”と呼ばれることもあるが、今ではかつての上司の尽力のかいあって八丁堀近くの大番屋の元締として再就職を果す。仮牢兼調所でもある大番屋では、町方から武士まで、あらゆる相談事がいつも持ち込まれる。
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佐藤さんには他に「物書同心居眠り紋蔵」シリーズがあるのですが、どこか似た雰囲気があります。
どちらも冷や飯食いで、飄々としていながらどこか一本芯が通っている主人公を立てています。この作者の好みなのでしょうが、それがなかなか良いのです。
分類すれば「捕り物帳」でしょうが、ただただ岡引が活躍したり、謎解きに走り回ったりするのではなく、時代背景や世情などもしっかり書き込まれた、やや重厚な感じの短編小説集です。
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このシリーズのはじめ。
主人公の魅力いっぱいで、しかも当時の事件やお上とのやりとりなど、丹念に史実を積み重ねた物語作りが、読み応えに重みを加える。