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やー。すばらしいですね。すばらしいですね。二回。
私を〜もだったけど、ストーリーがどうとかっていうか、カズオイシグロがすばらしいよ。ごちそうさまでした。720円ですよ。街の本屋にいきゃすぐ手に入るんですよ。ああ、小説ってすばらしい。本屋っていうシステム作った人ありがとう。すげー。
なんか、時々ギャグなのか?っていう瞬間があってそれがまた切ない。これをよんでそっこー映画も借りてきたんだけど、まあ映画もいいけど、小説のがいいわね。なんか小説のが客観的だし、それゆえの愛ってのがあるし、救いがある。最後が断然小説のがいいです。
ところで唯一のラヴ・シーン(と呼べるのか)、スティーブンスが読んでる本をミス・ケントンが無理やりみるところ、映画ではホラーで笑えた。二人とも怖いですから。ハンニバルー。でもアンソニー・ホプキンスは、当然すばらしい。
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11/9 Never let me go よりも、個人的にはストーリーが好きだった。時間の経過、物語の進み具合、主人公の心情の混ざりあいが絶妙。ラスト近くでの独白は圧巻。必見。他のものも読みつくしたく幸せに思う。
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The evening's the best part of the day
夕方が一日の中でいちばんいい時間なのさ
You've done your day's work
一日の仕事を終え
Now you can put your feet up and enjoy it
脚を伸ばしてのーんびりと過ごす
That's how I look at it
わしはそんな風に思っとる
五十年後、誰かにそう言いたい。
You've got to enjoy yourself
人生は楽しまなくちゃ損だ
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大好きな小川洋子さんがFMラジオでとりあげてらっしゃたので読んでみました。 キーワードは『品格』でしょうか。 それがちょっと滑稽に描かれているように思います。
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読み終った瞬間にもう一度はじめから読み始めた小説はこれがはじめて。カズオ・イシグロの現時点最高傑作。
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ストーリー、話の組み立て、ところどころに挟み込まれるユーモア、卓越したセンスに技術、それら全てが素晴らしい。
小説に、まだこれほど良いものがあるとは思いませんでした。
最近は、ブログや日記、ケイタイ小説など、だれでも文章を書いて発表することができて、ヒットする作品の多くが、素人の書いたウェブ発のものだったり、ケイタイで書かれていたり。
それはきっと良いことで、これからもこの流れは止まらないだろうと考えていましたが、このような作品に出会ってしまうと、やはりプロと素人の差はあまりにも大きいと考えざるをえません。
「品格の有無を決定するものは、みずからの職業的あり方を貫き、それに耐える能力だと言えるのではありますまいか。」
「人生たのしまなくっちゃ。夕方がいちばんいい時間なんだ。脚を伸ばして、のんびりするのさ。夕方がいちばんいい。わしはそう思う。みんなにも尋ねてごらんよ。夕方がいちばんいい時間だって言うよ。」
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英国の名家に仕え、主人を敬い、家政諸事万端取り仕切る事に誇りをもつ一人の「執事」を描いた小説。輝かしき日々を懐古しながら、執事の誇りにかけて変動する戦後の日々を生きようとする謹厳実直な人間性がひどく堅苦しく伝わってきた。新しいアメリカ人の主人に合わせるためにジョークの研究に励むなんて…ああ、なんてクソマジメなんだ〜!執事の職に徹するあまり、恋もプライベートもすべて切り捨てているところなどは「唐変木」という感じだがそれもまた彼のプロフェッショナルな誇りでもあるのだろう。以前これの映画化作品をみたのを思い出した。エマ・トンプソンが良い演技してたなあ…
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最盛期には、英国の中でもトップクラスの力を持っていたある貴族に
仕えていた執事が主人公の回想物語。
古き良き時代のイギリス、華やかな屋敷の風景から一転
戦争、そして主人の転落。
新しいアメリカ人の雇い主になじみきれず、
自身の執事能力の衰えを感じずにはいられずに、
人生の「夕暮れ」に近づいていることを実感する主人公。
淡い恋の回想と、ラストはありがちな話だったけど
なぜかどうしても切なかったです(;ω;)
スティーブンス(執事ってなんでみんなスティーブンスって言うんだろう)の
主人にたいする信頼とか、仕事に対する真剣さが
がちがちにまじめで堅苦しすぎるけど、そこが良い。
個人的に女中頭のミス・ケントンの人生が
今ならむしろ現代的なんじゃないかなぁと思いました。
仕事を続けるか、それとも引退するかのところとかが。。
カズオ・イシグロの本を立て続けに二冊読んで
なんとなくその雰囲気がわかってきました。
好きか、嫌いかでいうとあんまり好きではないけど;;
「日の名残り」は読みやすくておもしろかったです。
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ジェームス・アイボリー、アンソニー・ホプキンスで
映画化された『日の名残り』の原作。
映画はジェームス・アイボリーということもあり興味があったので、
原作を読んでみたのだけれど。
良品ということはよーくわかるのだけど、
『私をはなさないで』のイライラ再現…。
私はカズオ・イシグロはダメかもしれない。
でもこの作品の主人公は執事ということなので、
過剰に思える丁寧さと回りくどい表現も納得できるか…、と
一端了解するとじわじわと物語に入り込めて、
最後にはゆっくりとしたカタルシスが。
うーん、なるほど。
ただ良い作品と好みの作品は別なので★3つ。
『私をはなさないで』よりは好きかな。
ついでに言うと相変わらずハヤカワepi文庫はサイズが嫌いなので
購入予定はなく、
これも友人から借りたもの。
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イギリス人執事の話。
伝統に対する皮肉と哀愁が漂う雰囲気で、時代ものとしても真摯な感じです。
メイドさんと置物の向きについてケンカしたり、ご主人さまのためにジョークを練習する姿がすごい可愛い。キャストを見るかぎり映画も良さそうな感じ。
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内容:古きよき時代のイギリス。大邸宅には必ずと言っていいほど居た執事が昔を振り返りつつ、元女官長を尋ねる旅に出る。思い出と現在が入り混じりつつ、語られる。
感想:イギリス好きにはきっとたまらなく好きだと思われる世界観を元に描かれる風景と人々。
文句なしに雰囲気を味わうことが出来る。そこには居なかったはずの自分が
どこかノスタルジックな気持ちを味わうことが出来るのは、作者の描き出す世界が古きよきイギリスのイメージそのままだからだろうか。
映画もよかったけど、原作も好きです。
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息詰まるような完成度を誇る傑作。
政治から「紳士協定」が滅びていく時代の変遷の中、滅びいく出口のない世界に殉じ、自分の恋愛感情まで抑制してしまう男の悲劇。
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2009.9
過去のお屋敷でのユーモラスな出来事と
段々と明かされる現実。
とても綺麗な言葉で綴られた、
失われた時代の物語。
イシグロさんの本はいまのところ外れなし
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堪らない。すばらしい。読んでよかった傑作です。
近年あんなに泣いた本もない。原書も買いたいのですが、日本語になったときの美しさも捨てがたい。いつかまた、きっと読み返すと思います。
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<poka>
アキバでもはやっている「執事」の、古き良き英国のお話。
私のような日本人にはちょっと理解できない世界ですが、興味深く読めました。
ラストが印象的でした。
<だいこんまる>
アキバにいって「執事」体験してみよっかな。