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人間を信用せず、豊富な知識を持ちながら仕事にも就かず、美しい妻と隠居生活を送る「先生」には、人には言えない暗い過去があった。ある日、「先生」の不思議な魅力に惹かれていた「私」のもとに突然、一通の遺書が届く。遺書が物語る「先生」の壮絶な過去とは?日本文学史に輝く文豪・夏目漱石が人間のエゴイズムに迫った名作を漫画化。
(「BOOK」データベースより)
原作を読んだことはない。もしかしたら、国語の教科書で学んだかもしれないが、記憶にない。
まんがでサクッと読んだ印象で言うと、これが名作か?!というところである。なんとなく省略されている部分が多々あるような気がしてならない。恐らくそうなのだろう。これで”読破”とはならないようだ。
「私」も「先生」も非常に軽く思える。ストーリー全体が軽い。テーマは重いのだろうという予感はするのだが、それが本書からは感じ取れないのだ。
一度、原作を読んでから読んだ方がいい。それか、本書を読んでから原作を読むか。そうでないと、本当に「こころ」という作品を読んだことにはならないだろう。
私も原作を読んでみようと思う。
原作を読んでみてなお、「軽い」と感じるだろうか。読んでみないとわからない。
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夏目漱石の「こころ」のマンガ版。
これは、原作読みました。
これは、マンガで見なくても原作でも十分読みやすいです。
マンガ版は、オレのイメージと全然違いました。
先生がアキバ系の人みたいなってるし(笑)
Kが短髪のちょっとかっこいい髪型だし(笑)
原作では、たしか坊主頭かなんかだったと思います。
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一度、小説で読んで挫折した(というか、つまらなくて・・・)本である。結局は金に目がくらみ人は裏切るといったことがまさか自分も同様なことが起こると知って、深く悩む姿を表している。昔の小説はこんな精神論的な小説が多いが、漫画だとよく読める。小説は・・・、どうも好きになれない。
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色々と突っ込みたいところはあるけど墓石にKと彫ってあるところでもうだめだ、爆笑した。ここまで世界観が崩壊してたら何も言うことはない。
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原作と登場人物の印象や解釈が全然違う
好きじゃない
これはないわこれはないわ
これを読んでこころを読んだ気になるひとがいるとしたらとても悲しい
こころは比較的読みやすいから原作で読むべき
原作で理解できないなら読むの諦めろ
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人間を信用せず、豊富な知識を持ちながら仕事にも就かず、
美しい妻と隠居生活を送る「先生」には、人には言えない暗い過去があった。
ある日、「先生」の不思議な魅力に惹かれていた「私」のもとに突然、一通の遺書が届く。
遺書が物語る「先生」の壮絶な過去とは?
日本文学史に輝く文豪・夏目漱石が人間のエゴイズムに迫った名作を漫画化。
人生の目標を見失った大学生の「私」は鎌倉の海岸で「先生」に出会う
「先生」を慕う「私」は人生の教訓を得たいと「先生」の過去を知りたがるようになる
最初は拒絶していたものの、「先生」は意を決して「私」に伝える(その内容が作品の大半を占める)
「先生」は昔、親友Kとの中でお嬢さん(静)をめぐる三角関係にあった。
お嬢さんを手に入れるために親友を蹴落とした「先生」の罪悪感が消えない・・・
明治が終わり、大正の御世に移行しようかという時代。
帝大を卒業したものの人生の目的や生きがいも持てない青年が、先生と慕うある男の告白を聞く。
親を亡くし、親戚に財産を掠め取られたことから
人間不信に陥った過去の先生が上京して得た下宿先の母娘の愛情から人間らしい感情を取り戻した。
若き先生は下宿先のお嬢さんにほのかな恋心を抱くようになる。
だが、親切心から経済的逼迫にある親友を同じ下宿先に住まわせるようになったところ、
親友もお嬢さんを好きになり2人は恋敵になってしまう。
お嬢さんを親友に取られたくないという邪な欲望が溢れ出し、
求道者の親友を精神的に追い詰めようと画策するようになってしまう。
それは親友への裏切りに他ならなかった。
自分は信じていた親戚に裏切られることの辛さを最もよく知っていたのに・・・・・・・。
恋と友情を秤にかけねばならないことは現実でもあることだろう。
両方を得たいと思うのが人情というものだが、そうは上手くはいかないのもまた現実。
むしろ両方を失うことになるのかもしれない。
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小説版を読んだ後に、読んだ。省略されている部分もあったけど、流れは違和感無く読めた。
ちょっと話がずれるけど、とある所でKの墓がシュールだと言われていたけど、私は固有名詞にしたら、世界観が崩れてしまうからKのままでよかったと思う。
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【原作】既読
まさかこんなに続くと思っていなかった「まんがで読破」シリーズの記念すべき第1弾、3冊同時刊行の一角を担うは『こころ』。
『こころ』と云えば高校現代文の定番ですが、教科書に掲載されているのは「下 先生と遺書」の更に一部(奥さんとお嬢さんが新年の親戚回りで家を空ける~Kの自害くらいまで)。
そこだけ読んでも何の事だか解らないから、「上 先生と私」「中 両親と私」そして「下」の掲載部分に至るまでのあらすじが併せて載っていたりして。
『こころ』の漫画化というよりも、あの申し訳程度のあらすじをグッと解りやすく漫画にした感じでしょうか。
普通にアルファベットで「K」と彫られた墓石・位牌はちょっとした事件。
上野公園でKを追い込む「私」のドス黒さや、真夜中に「私」に声をかけるKの不気味さも、絵にしてしまうと薄味になるというか。
ストーリーそのものは解りやすくなる、でも見たくないものまで見せられてしまう。
そんなコミカライズの長所短所を併せ持った、心憎いシリーズです。
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人間不信になった青年が恋によって変化し友への嫉妬から更なる孤独の闇へと陥る。
漫画になった先生の目が病的なヤバさ。
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自分(先生)の友達が同じ人を好きになり、自分が先に告白をして結婚をする話。
それを知って友人が自殺して思い悩む先生の話。先生が【恋は罪悪ですよ】と言ってえるが、同じ人を好きになってしまうと大変な事なのである。
先生の叔父は親の財産が手に入ると人が変わって、嫌になったとある。自分自身も恋となると、友人が好きな人でもフライニングして告白するのである。
自分と友達と前から約束があって、女ができたからキャンセルした事があった。
結局女とは別れたが、今までの友人をなぜ大事にしなかったのか今でも思う
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原作よりデフォルメが強いと思う箇所がいくらかあったけれど、入りとしては良さそう。
また原作の方読み直そうかな。
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昔こころを読んで、読んだ気になっていたけど、内容が「Kが頸動脈を切った」っていうシャレしか覚えていなくて、漫画だったら簡単に思い出せそうと思い読んだ。
絵は特別好きってことは無かったが、漫画で読めるのはありがたい。思い出そうと思ったら「こんな話だったのか!」ってところもあって、これは原作をも一度読む必要があるな、と思った。
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マンガで読破シリーズを片っ端から読もうシリーズ。この「こころ」が「人間失格」「破戒」と一緒に最初に発刊されたうちの一冊。
高校時代に原著を読んだはずですが、後期三部作で先生とKが出てくる暗い話としか記憶していなかった。
「あさきゆめみし」完読してから読んだから、平安と明治の三角関係で悩む男女の違いも気になったり。
「恋は罪悪ですよ」って言葉が響く。
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[墨田区図書館]
ふとみた図書館のティーンズ本コーナーで見つけた、「まんがで読破」シリーズ。知る人ぞ知るで有名なシリーズのようだったけれど、これまで知らなかった!のでとりあえず息子が読みそうな「昆虫記(ファーブル)」と「動物記(シートン)」、続いて「おくの細道(松尾芭蕉)」と「銀河鉄道の夜(宮沢賢治)」、更に「十五少年漂流記(ヴェルヌ)」と「緋色の研究(コナン・ドイル)」と読ませ、「黒死館殺人事件」と「クリスマスキャロル(ディケンズ)」まで何とか読破。
そろそろ絵本チックなものも少なくなり、思想文学的なものが残ってきたので、「吾輩は猫である」と「こころ」「明暗」を始め、墨田区に5冊所蔵されている夏目漱石シリーズを読ませてみようと画策。上手くいけば次はヴェルヌものか、多少物語化されているならダンテの新曲などに転んでみようか。
「こころ」は中学レベルの国語でよく「明暗」と並んで問題にされる話。やはり漱石のようなわかりやすい文体から人物の複雑な心情を読み取るのは、問題として使いやすいんだろうなぁ。それに主人公の友人の名前をKとアルファベットで置いているのも当時としては先進的だったんじゃないかな?
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簡単に手に取れる夏目漱石という感じでした。
難しい文章や長文が苦手な私には有難いものです。
親友Kを裏切って静と結婚した先生。
この先生の罪悪の気持ちを抱えて生き続けなければならないこと、
この罪悪の気持ちは一生消えることは無いだろうなと。
そして、『私』は先生の罪悪の気持ちを受け止めることができるのでしょうか。
ずしん、と心に重くのしかかるお話でした。