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紙の本
読み終わったあと愛しさが募ります
2002/01/29 18:21
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投稿者:楓 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙を見てください! この絵は作品のイメージそのままです。とても優しくて、細部にもこだわりがみられ、眺めているだけで、「おとぎの国」の趣です。主人公の髪結い師・涼氏とその恋人・知世の親密さや、知世の可愛いだけじゃないカリスマ性(非現実的な要素>笑)や、涼氏のコイビト甘やかしっぷりは、読んでていいなあと思います。ほんと、人を好きになるっていいなあって。タイトルは旧字体でかくと「戀」つまり「恋」となります。☆可愛い…☆ 疲れたときなんかに、二人の会話シーンを読むと、和めます。
紙の本
仮構することのリアル
2002/01/27 13:03
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投稿者:ISHIHARA,Shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る
涼氏は自宅の一部をアトリエに腕をふるう美容師。灯世は学生時代からの涼氏の恋人。そんな二人が織りなすボーイズラヴの連作短編集。
とりわけ印象深いのが、涼氏の過去の傷が描かれる表題作だ。
涼氏の母親は精神を病み涼氏を殺そうとした。母親は死に、その巻き添えで何人もの人が傷つくのも涼氏は見た。いまでもときどき夢でうなされる。
あるとき喫茶店で向かいの花屋の女性を見た涼氏は、彼女を母親だと思う。母親はすでになく、その女性が他人であることは分かっているが、それでも涼氏は彼女を母親だと仮構して、「こっちを見ませんように、目があいませんように、目が合ったらすべてがなくなってしまう」と祈りながら、毎日窓辺の席でガラス越しに見つめている……
もうどうにも立ち行かない、生きることに意味が見出せない、そんなときに人は、自らの求めるものを何かに仮構することで正気を保とうとするだろう。もちろんそれが嘘であることを知りながら。
花屋の女性を眺める涼氏の分裂したまなざしの切実さ、傷を癒すことの切実さを、竹美家ららはその繊細な線で静かに描き出している。
紙の本
恋という字は変と似ている
2002/02/12 11:01
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投稿者:くろこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
竹美家ららさんの初コミックスです。主要キャラは、髪結い師の涼氏(りょうじ)と彼と高校以来のお付き合いの灯世(ともよ…ちなみに男)。この二人を中心に、涼氏の元に訪れる様々なお客様を扱った童話風の物語で、読みきり連作ストーリーのシリーズ第一弾。全体的にやさしい感じのお話です。タイトルは、「糸し糸しと言う心」となって、これは旧字体の「恋」という字の書き方のことです。
灯世くんのフルネームが「原田灯世」なんですが…どうも、違う方を連想してしまいます。
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