ヤバイ気持ち（12） みんなのレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：イルカ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　透は、水泳部に所属する親友の涼司に片思いをしている。ずっと親友のふりをしてたのに、ある日突然涼司に「抱きたい」と迫られる。「おまえを見てると、なぜか欲情するんだ…」その理由を確かめたいという涼司。戸惑いながらも、透は隠してきた欲望に流されるように、涼司に抱かれてしまう。

　「おまえを見てると、なぜか欲情するんだ…」なんて理由でいくら親友とはいえ、男が男に抱かれようと普通思うと思うか？と涼司に突っ込みを入れたくなった。全体的に読んで、好きな話だと思った。最後、もう少し彼らのその後を読んでみたいと思った。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：kaede　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　好きな相手に好きという気持ちを隠して遊びで身体を重ねる行為の辛さ。内気な透の心の戸惑いやせつない気持ちが、繊細なイラストから期待する通りの印象のまま伝わってきた。

　ちょっと微笑ましいやり取りやカットも折り込まれたりしているので、ちゃんとせつないのに重すぎない。ただ本編のラストは、後数ページ欲しかった。思いを通じ合わせてすぐに終わり、というのはあまりにも心残り。もうちょっと二人の甘々ぶりを見たかった。

　あと先輩が本心を透に見せてしまうシーンは、かわいそうだったかな。先輩も、だけど、透の逃げ場がなくなってしまったという意味でも。アテ馬にされてしまう先輩は自分が、アテ馬なのだという立場を知っていても、その上でやさしいままの先輩でいてくれた方がよかった。

　書き下ろしのラストにちらっと先輩が黄昏ているのシーンが描かれているのだけれど、
　「焦った俺がバカだったんだよなー…」「…淋しい…」
　あのちょっと「おまぬけさん」な感じが本編で描かれていたら、もうちょっと気がラクだったと思う。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：さくら　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

昔読んだ大好きだったので電子版にて再購入。やっぱり名作です。受けの切なさの描き方がやばい。ラブラブBLらしさを期待して読むと攻めがクズに見えるかもしれませんが笑、男の子同士の高校生の恋愛への気づきとか、くっつき方とか、考えの変化とか、リアルで萌えます。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：黄龍　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ずっと密かに好きだった友達の涼司から「抱きたい」と言われた透。涼司はちゃんと彼女もいるに、透とは身体だけのセフレ関係。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：郁江　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　とにかく切ない１冊です。親友に密かに想いを寄せていた透は、その相手である涼司に「おまえを見てると欲情する」なんて言われてしまうんデス。普通ならここで両思いだと思うんですが、涼司はなぜ欲情するのかよく考えず、しかも強引に透を抱いてしまって…。
　好きな相手と身体を重ねても気持ちはすれ違っていて、ちょっぴり辛いな話なんですが、ゆきね先生の絵がホンワカしていて救われます。涼司は自分勝手で我侭で強引なんだけど、優しくて憎めない魅力があって、透は本当に一途で健気でそして芯の強い男の子です。そんな２人が大好きで、永遠に手元に残しておきたい１冊です。　　

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：smile　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　美術部員の高校生・透には、ずっとずっと片思いの親友がいた。一生隠しとおすつもりだった恋なのに、ある日その相手、おおらかでガサツな水泳部員の涼司から「俺、おまえを見てると欲情する。なんでだろう？」とワケのわからない事を言われてしまい…？　あまりにも鈍感かつ自分勝手な涼司のふるまいは読んでいて腹がたつが、それでも何故か憎めない。どんな扱いをされても「それでも涼司が好きだ」と思いつめる透がけなげ。穂波さんの絵も繊細でとても可愛らしい。オススメの一冊。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：雪弥　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　「おまえを見てると欲情する」なんて言われたら、誰だって動揺するでしょうに…それが好きな相手だったら尚更。透は同級生の涼司に片思いをしていた。嫌われたくなくて、友達でいることを選んだのに、ある日涼司に「抱きたい」と言われ拒みきれなくて、抱かれてしまう。
　原作の鹿住槇さんの書く話も好きですが、穂波さんの漫画もとても雰囲気があって、ドキドキしながら読みました。どんなところが…っていうのは、いわゆる濡れ場とか。
　ヤバイくらい好きって事なのかな？　人間くささが感じられて、好きな作品です。