これはよい本でした
2015/11/09 06:53
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あいうえ男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、ユダヤ人の生活習慣や宗教観と歴史を、実際に著者の方がユダヤ圏内で留学して知り得たことをまとめて書いた本です。
この本のタイトルから推測すると、受験勉強に役立つテクニック本みたいに思えてしまうかもしれませんが、あまりそういうことには役立たない本だと思います。
勉強の「方法」というよりも勉強そのものが「生活の一部に溶け込んでる」というようなユダヤの教えというか習慣というような。
「なるほどこうすれば効率よく勉強できるんだ」
というようなものではなく、
「なるほど、この人達はこういう習慣になっているんだ」
と、私はとらえました。
そして、ユダヤの歴史と歴史上の偉人伝。
ユダヤのことはほとんど知らなかったのですが、この本に書かれていることはとても衝撃的でした。
私は大変興味深く最後まで読み終えることが出来ました。
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出張時に空港で買いました。
軽い気持ちで買ったんだけど、一気に読んじゃいました。
ぜんぜん知らなかったけど、ユダヤ出身の優秀な人が多いらしい。
そのユダヤ人の子供のころからの学習方法にフォーカスした本なんだけど、
私がしてこなかったことばかりで…
どうりで…
なんてちょっと落ち込みました。
いつか自分に子供ができたら
実践してみようと思います。
そのときはトーラーじゃなくて、何にしようかな。
そのセレクションも大事かもですね。
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勉強法について知りたくて読書。
勉強方法についての内容というよりもユダヤ人の歴史、習慣についての内容に近いと思う。
ユダヤ人の定義や各国で活躍するユダヤ人。トルンペルドールやベングリオンなどよりユダヤ人について興味を持たせてくれた。
ドルンペルドールは以前に何かの書物で目にしたことがあったと記憶がある。日露戦争、明治天皇との逸話など勉強になった。日本はもっとイスラエルを大切にしないとって感じる。
音読による暗唱。体を使って覚える。議論、討論。
トーラーのような伝統的なものを継承していく力の強さを感じる。日本に3,000社以上あるという200年以上続く老舗企業にも同じようなことがいえると思う。
豚肉やタコ、イカを食べないなど内容が現代に相応しいかどうかは別問題としても、国や民族の文化、歴史を代々継承することは大切なことだと思う。読んでいて日本は祖先からの伝統や知恵が断絶してはいないかと思ってしまった。
かなり久しぶりにマインドマップで読書感想を描かせてもらった。
読書時間:約45分
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20世紀をつくった3人の偉人、マルクス、フロイト、アインシュタインはユダヤ人。
アインシュタインは、大切なのは疑問を持ち続けることであるとよく言ったと言われている。常に疑問をもつ、これこそがユダヤ人の勉強における要である。
・読み書きの教育を徹底して行う。
・安息日を週1日持ち、読書、議論、学習を習慣化する
・身体全体を使った音読を繰り返して暗記する。
・脳を活性化して考える
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1. 総論
方法論よりも、ユダヤ人がいかに優秀か、彼らの生活様式と思想について中心に書かれており興味深かった。トーラーというユダヤ教の書には、国語、歴史、神の掟が書かれており、ユダヤ人はそれを生涯かけて学ぶ。それを蓄積するのは週一度の安息日である。
2. 方法論のポイント
・週一回の安息日があること。安息日は一切の仕事をすることが許されず、読書と沈思黙考と家族との議論を行うため、思考力が鍛えられる
・常に疑問を持ち続けること、質問すること、議論すること。目上にも意見を言い、目下からも学ぶ
・ひたすら音読を繰り返すことで暗記すること
・体を揺らしながら考え、脳を活性化すること
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ユダヤの人たちの生活、文化、習慣について興味を持った。
彼らの学びに対する姿勢に敬服の意を抱いた。
おもしろかった。
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ユダヤ人は学ぶことが生き延びることに直結していたからこれほどまでに功績を残せているのだろう。音読や互いに教え合うことでさらに理解を深める勉強法は、誰でも真似出来て効果が高いと思う。