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「住めば都」--しかし京都人にとって、「都」は京都でしかない。 簡単に京都に行きたくなる本ではない。だが、京都をもっと知りたくなる本ではある。
2021/09/08 07:33
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学高校の修学旅行。
学生時代に友達の家に仲間と泊まりに行ったこと。
就職してからの数度の出張。
この程度の京都体験の私には、新鮮なことばかり。
移動の足はチャリンコ。
応仁の乱の頃から使っていたとか。
店に行列はしない。
「わざわざ並ばはって、観光の方は大変やなぁ」
創業何年か定かでない店がある。
「天皇さんは江戸に貸してるだけ(いつか京都に帰ってきはる)」
“京風”は許さない。
「京都ラーメン」であって、「京風ラーメン」ではない。
「天一」&「王将」の“行きつけ”がある。
「天一」はこってりで。
「王将」はクーポンを財布に。
お雑煮は白みそ。
具は小イモさん(里イモ)、おだい(ダイコン)、金時ニンジンなど。
上にはふんわり花カツオ。
パン消費量日本一。
職人、商人の街ゆえ、朝にご飯を炊くヒマがなかったからとか。
「上ル下ル」「東入ル西入ル」を使いこなせる。
「町」は「ちょう」じゃなくて「まち」。
京都の何区or何市にこだわる。
京都市なのか、市外なのか。
京都市内であってもドコか?
ドライブに行くなら海より「琵琶湖」。
「たったの2駅、所要時間は10分」。
鴨川では等間隔に座るべし。
必要以上に人の領域に踏み込まず、距離感を大事にする京都人ならではのデリカシーの表れ。
人口当たりの大学数は堂々の全国1位。
日本最古の学生寮といわれる京都大学吉田寮は、映画「鴨川ホルモー」の撮影場所でも使われた。
そして、多くの京都人がキッパリと口にする。
「京都に一生住みたい」「京都から出たない」
「京都には京都人が愛するものがありさえすればいい」
「住めば都」という言葉がある。
しかし京都人にとって、「都」は京都でしかない、のだそうだ。
簡単に京都に行きたくなる本ではない。
だが、京都をもっと知りたくなる本ではある。
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ああ、京都に住んではや4年。確かにその通りだなぁと思う。
ただ、ちょっと典型化しすぎてる..かな。
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12月4日、京都駅で発見し、買いたい衝動を抑えるも、結局東京に帰ってきて丸善で買ってしまった。
要は、京都人ってこんなん、京都ってこんなとこ、と言うのを、生粋の京都人から、移住を夢見るメンバーまで揃ったチームが経験、調査に基づき解説している。一項目数ページで、1時間ほどで読了。
「パン消費量日本一」とか、「『考えとくわ』は『NO』のサイン」とか、「京都の何区or何市かにこだわる」とか、まあどこでも言われてることが殆ど。
でも、注目すべきものも幾つか。
1、「『十三参り』で振り返りたくてガマンした記憶がある」
→十三参りって、京都の慣習だったんだ、ていうのを初めて知った。ガマンというほどではなかったけどね。渡月橋なつかしわぁ〜。
2、「ドライブに行くなら海より『琵琶湖』」
→これは、今回の京都行きで、京都駅から大津までJRで10分、草津でも25分で、滋賀って近いんだ、と意外な事実に気づいて納得した。
3、「巧みにイケズし合えて一人前」
→なるほど!と手を打ったのがこれ。大阪はボケと突っ込み。京都は突っ込み試合。相手のナイスイケズに対しては、上回るナイスイケズで応酬すべし、かぁ。素敵‼ でも、京都人以外にきつい言い方して、ひどいと言われてからちょっと臆病になってるかしら。
以上ですが、総じて楽しく読めました。まさに著者の言うとおり、京都人たる私には「〝京都(人)たる〟」プライドを再確認するきっかけとして、活用できました。
あと、ショックだったのが、向日市が「日向市」として京都マップに載っていたこと‼ 憤って中経出版に電話したらお休みだったから、また明日かけるんだ。
(後日談)
ちゃんと丁寧なメールが返ってきて、直していただけるとのこと。
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購入者:川端(2012.1.6)
貸出:馬場(2012.2.10)返却(2012.2.11)
よそモンの自分からすると、勉強になるやら、納得するやら。世界からみた国民性、国内からみたそれぞれの県民性とかあると思いますが、ある意味、日本の国民性を濃~くしたのが京都人なのかなとも。
返却:川端(2012.02.15)
同じくよそモンの僕ですが、とあるオーナーさんからいつも、「せやし京都人は嫌いやねん!」と冗談半分に言われる理由が明確になりました。三都の中でも一番難しい人種で、さらに京都の中でもそれぞれが一番的な感覚は、読んでて笑えますが、そこが良いところでもあるんだなと。
ヒロシ:「そうそう」って内容でした。
貸出:塩田(2012.2.21)返却(2012.2.23)
同じくよそものです。大阪出身ですが若干京都よりなので共通な性質もあり・・・。京都で勤め始めて覚えたことがそのまま載っていたのでおもしろかったです。まだ私は上る下るを使いこなせず、通り名もあまり覚えられず、遠まわしなお断りもそのまま受け取り、バスにも上手に乗れません。。
京都、難しいです。同じ関西ですので大阪人とも仲良くしてほしいです笑
荒川:貸出(2012・10・19)返却(2012・10・25)
同じ関西でも独特の京都人。確かに初対面の京都人は心底では何を考えているかわからない・・・と思ったことも!?しかし地元愛があるのはいいことで、古き良きものを守ってきたからこそやはり奥ゆかしい美しさが京都にはあるのだと思います。都があった歴史も通じて形成されている様も面白く感じました。
石賀:2012.12.3
この本読んでると京都人ヘンですね。実際はそんな事もないようなあるような…
誠 2012.12.11
京都人、その特徴はいろいろ聞いていましたが、その中身が見事に解説されていておもしろかった。そうなってしまった理由も京都ならでは。やはり1000年の都だったからこその京都人なんですねぇ。色々と納得です。
山口2012.12.17
自分も京都で営業させてもらってるので読んでみました。
あるある!的なこともありましたが、そうでないことも・・・
櫻井(2012.12.31)
僕は京都人ですが、オトンは兵庫県豊岡人、オカンは佐賀県小城人なので根っからの京都人では無い僕的に面白かったです。なるほどですね。
古野:2012/12月
自分はやっぱり京都人でした。
油谷:返却(2013.01.05)
大阪人ですがへぇーと思うことがたくさんあってとてもおもしろかったです。大阪ルールも買ってみようと思いました。
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すごい人気である。
このシリーズ。以前名古屋ルールを読んだが面白かった。
次は大阪ルール(既刊)かなと思っていたら
先にこっちを読んだ。
んー、書いている人(編集している人)は本当に京都人?と
ちょっとニュアンスの違いにとまどう。
若干事実と異なるところもちらほら…
私は生粋の京都人なので厳しめなのだろう。
ちなみに私はお土居の中に住んでいます。
それがプライドです。
宇治市・向日市・長岡京市…なんて論外だし
北は北山通りより北、東は東大路通りより東、
西は西大路通りより西、南は七条通りより南、は
ちょっと下に見ています。すんません。
で、同女・ダム女・京女をあげるのにカチンと来ます。
いろいろつっこみどころ満載です。
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3時間ぐらいで読み終わりました。購入は4月でなかなか読めなかったが一気に読みました。堅苦しくは読まず、軽い気持ちで読んでなかなか食べ物のページは面白かったので、話のタネにとこんど行ってみようと思います!
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ふつう、、、大阪のボケ突っ込みに対して 京都の突っ込みvs.突っ込みくらいでしょうか。よそさんのつもりで生活してますが特に違和感がないのが驚きやわあ
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これから京都に住もうとか転勤になる人には、京都市内で暮らすときのルール的なことがちょっとした参考になるかも。ステレオタイプのイメージの裏側の事情だとかが垣間見える。イラスト入りでさらっと読む。
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京都人なら誰もが納得の"京都ルール"を紹介!
・足はチャリンコ
・鴨川では等間隔に座るべし
・「十三参り」で振り返りたくてガマンした記憶がある
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図書館の「司書オススメコーナー」で発見。
地元の大田区ガイドブックの隣に置いてあったので、興味を持った。
中学高校の修学旅行。
学生時代に友達の家に仲間と泊まりに行ったこと。
就職してからの数度の出張。
この程度の京都体験の私には、新鮮なことばかり。
移動の足はチャリンコ。
応仁の乱の頃から使っていたとか。
店に行列はしない。
「わざわざ並ばはって、観光の方は大変やなぁ」
創業何年か定かでない店がある。
「天皇さんは江戸に貸してるだけ(いつか京都に帰ってきはる)」
“京風”は許さない。
「京都ラーメン」であって、「京風ラーメン」ではない。
「天一」&「王将」の“行きつけ”がある。
「天一」はこってりで。
「王将」はクーポンを財布に。
お雑煮は白みそ。
具は小イモさん(里イモ)、おだい(ダイコン)、金時ニンジンなど。
上にはふんわり花カツオ。
パン消費量日本一。
職人、商人の街ゆえ、朝にご飯を炊くヒマがなかったからとか。
「上ル下ル」「東入ル西入ル」を使いこなせる。
「町」は「ちょう」じゃなくて「まち」。
京都の何区or何市にこだわる。
京都市なのか、市外なのか。
京都市内であってもドコか?
ドライブに行くなら海より「琵琶湖」。
「たったの2駅、所要時間は10分」。
鴨川では等間隔に座るべし。
必要以上に人の領域に踏み込まず、距離感を大事にする京都人ならではのデリカシーの表れ。
人口当たりの大学数は堂々の全国1位。
日本最古の学生寮といわれる京都大学吉田寮は、映画「鴨川ホルモー」の撮影場所でも使われた。
そして、多くの京都人がキッパリと口にする。
「京都に一生住みたい」「京都から出たない」
「京都には京都人が愛するものがありさえすればいい」
「住めば都」という言葉がある。
しかし京都人にとって、「都」は京都でしかない、のだそうだ。
簡単に京都に行きたくなる本ではない。
だが、京都をもっと知りたくなる本ではある。