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政府やマスコミの情報を鵜呑みにしない。
情報の発信源とお金の流れを把握しつつ情報を受け止めれば本質がわかる。
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アメリカも日本も「国家の形をした、巨大な株式会社になってしまう」のは嫌な話だけどほんとなんだろうな。
資本主義は狂っている。
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情報に対するリテラシーが重要ってことがわかる。
自分や家族を守るためにも情報に踊らされないことが大事だ
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堤さんの久々の一冊。
目立たない角川SSC新書だけど、内容は非常に濃い。
「アラブの春」。アメリカが事前にアラブの若者を招き、フェイスブックや追っターなどのSNSの指導をしていたこと。
リビアのカダフィ大佐、反政府軍に対する容赦ない弾圧、全くそれがつくられたものであるという事実。リビアの人のコメント「アフリカ大陸で最も生活水準が高いリビアを誇りに思ってます。国民は、電気代の請求書などみたことがありません。42年間も政権を維持できたことは理由があるのです」には、自分のイメージを打ち砕かれたな。
本書では、何故リビアが標的になったかを、リビア政府の金保有を原資にアフリカとアラブの統一通貨をもくろんだ構想が、アメリカの筋に引っ掛かったと述べられてます。
最後に、日本の原発ネタ。
今ではちょくちょく流れてきていますが、瓦礫の処理を1日100トン以上出来る施設は江東区青海の「東京臨海リサイクルパワー株式会社」。95・5%が東電の出資会社という実態。都庁幹部も東電にごっそり天下りという現実。
やっぱり、こういうことはもっと大きく報じられてもいいですね。
左翼の人の本、と決めつけてかからないで是非多くの人に読んでほしい。
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色んな意味で情報に惑わされないことは本当に大事。
取捨選択できるようにいろんなものを見て、感覚を磨くべきだと再確認。
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危機を契機として、政府が民衆をコントロールしていることについては、同じような思いを持っていましたので、納得できるものです。「アラブの春」もつくられているとのくだりもありましたが、そこまでという思いを持ちつつも、疑いを持たざるを得ません。
政府が企業など一部の人間にコントロールされている実体をもっと知らなければならないでしょう。
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・世の中の1%の人間が残りの99%の人間を搾取している。
・アメリカでは9.11以後その流れが明確になった。
・今や世界中でその動きが支配的になっている。
・その動きを可能にしているのは「情報隠蔽」。政治とマスコミとグローバル企業と国民の無関心。
日本の例でいうと
『被災地の「震災がれき」を東京都が受け入れ表明するかしないか』
という課題は、単に被災地支援をする、しないの判断を超えた思惑があることに気づくことができるかどうか、が例として挙げられていた。
東京都は「震災がれき」の受け入れを決めた。
意見は二分したかもしれないが、都民の多くの声は「安全性が保証されれば支援のために受け入れるべきで、被災地の痛みをわかちあうべき」というのが大半の意見だったと思う。
実際には次のような状況だという。
・受け入れるのは福島県以外の放射能汚染されていないはずの地域のものというが、福島原発以北にも実際、放射性物質は散らばっている。
・法律上1キログラムあたり8000ベクレルまでという暫定基準値はいつの間にか1キログラムあたり10万ベクレルまでに緩和されている。
・都が応募したがれき処理業者の応募要綱は、「バグフィルターおよび活性炭吸込装置、もしくはバグフィルターおよび湿式排煙脱硫装置を備え、1日100トン以上の処理能力を持つ都内の産業廃棄物処理施設で焼却できること」とある。これが可能なのは江東区青梅の「東京臨海リサイクルパワー株式会社」のみであり、この会社は東京電力が95.5%出資している子会社であること。そしてさらに言うならば東京都は東京電力の大株主であること。
これだけを見ると、やはり情報隠蔽というかニュースにおける説明の文脈に偏りがあるため、都民も判断できない状況において物事が決まってしまったという印象を持ちます。
これが一例でした。震災がれきとまったく同じ例ではありませんが、イラク戦争にしても、日本のTPP問題にしても、発端は背後にいる国家、国籍を問わない、グローバル企業、ロビイスト(世の中の1%の人)、何かしらの利害関係者が、政治、マスコミを利用して、最大限の利益をあげるために動いている。そしてそれを可能にするとのは、情報隠蔽により判断できなくなった国民の無関心という指摘でした。
単純に「格差が広がっている」という指摘は昨今ありふれた主張です。しかし、この本はその本質が「グローバル企業などの利害関係者による利益の追求」がとどまるところを知らないことにある、と指摘している点は新しいと思います。しかも「搾取する側は世の中の1%と言わず、0.1%、0.01%」となっていくであろうから、今後のわかりやすい世界の潮流になるだろうと思います。
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堤さんの本はいつも考えさせられる。
政治でどのように国が動こうとも、その責任は国民の無知と無関心にあるのだと思い知らされる。
全てを知る事は難しい。
ただ、報道はいつも真実を伝えているわけじゃない。
国民を動かしたい方向へ誘導している可能性も多々あるというコトを知っておかなければならない。
最近、腑に落ちないニュースが多すぎる。
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こんなにものの見方を変える本は久しぶり。ちょっと過激かな、と思う表現もあるけれど、かなり理詰めで攻めているし、構成もよく読み手をうまく引き込んでくれるので読みやすい。途中で絶望しそうになったけれど、最後の鍵を握っているのは大衆たる自分たちなのかもなあと思った。ここに書かれていることさえもきちんと裏をとらなければいけないのだろうけれど、とりあえず読んでみるべし。
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まるで社会派ミステリーを読んでいるようだった。
もしくは田中芳樹の『創竜伝』か。(財閥の陰謀とか)
しかしこれは読んで面白かったで済む話でなない。
この本に書かれていることが事実なら・・・まさに事実は小説より奇なり。
曰く、
「原子力村」は世界中にある
IAEAもWHOも原発推進機関
危機的状況と監視体制強化は市場にとってビジネスチャンス
ウォール街デモは最初から成功しないよう仕組まれていた
アラブの春も反プーチンデモもアメリカの陰謀
リビアでもシリアでも国民は「独裁」政権を支持
欧米メディアもアルジャジーラもニュースを捏造している
など。
他にTPPや教育改革の裏話もあり。
日本のメディアはダメ、海外(英語圏)メディアもダメ、国際機関もダメ、NPOもあやしい、現地に居てすら真実はわからないかもしれない・・・となると一体どうすればいいのか。
だんだん頭が痛くなってくる。
だまされない方法は、
「肩書きではなく資金の流れをチェックすること」
「違和感を見逃さないこと」
「国内の誠実なジャーナリストや専門家を支えること」
「どの政府も必ず嘘をつくと肝に銘じておくこと」
だそうです。
ただし著者の言うことを素直に全部信じるのではこの本を読んだ意味が無いので自分で調べるべき。
でもとりあえず読んで損はない本。
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「貧困大国アメリカ」等従来の著作に比して、やや荒っぽい。日本国内のことを論じている割に国内の関係者への取材が行き届いていないと感じる。「政府の嘘」といういかにもありそうな主題だけに、その分丁寧な取材が必要。単純に米国の状況とのアナロジーで論じてしまうと質の悪い陰謀論に陥りかねない。強いて言えば、(これまでの著作にもいえることだが)権力機構について論じる場合には、インナーに対する取材をもう少し行なうべきと思う。
著者は、能力のあるジャーナリストだと思うので、期待をこめつつ、敢えて苦言を呈しておきたい。
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政府のことは鵜呑みにしてはいけない。
ニュースのソース(西側諸国のメディアか?)を確認してから信頼性を決める。
腑に落ちないことはお金が絡んでいる。
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あるブログで紹介されていた本。気になったのでamazonで購入。
読み終えてから数日がたってしまっているが、内容に度肝を抜かれた一冊。
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タイトルそのまんま…で済ませちゃ手抜き過ぎるか。
でも、そうなんだ。
9.11後のアメリカと、3.11後の日本を対比させて政府や
大手メディアがいかに国民を扇動し、欺いて来たか…を
レポートしている。
気付いた時にはにっちもさっちも行かなくなりますよ~、
というお話。
だが、どうも話が広がり過ぎ。整理出来てないうちに
書いたのかなぁ。
上杉隆が記者クラブ批判の焼き直しをネタにしているように、
この人もアメリカの愛国者法の焼き直しで食いつなごうとして
いるのかとの印象を持ってしまった。
「既存メディアはダメ、フリージャーナリストは素晴らしい」的
な論調には飽きて来たぞ。何度も言うがフリージャーナリスト
だってピンキリだもの。
政府やメディアは嘘をつく。それは今に始まったことではない。
またまたヴェトナム戦争を持ち出すが、当時、TBSのニュース
キャスターだった田英夫は独自にヴェトナムを取材し「ハノイの
微笑」なるレポートを送ったことでアメリカの不興を買った。
ほどなく、彼の姿はテレビから消えた。
著者はそんな例さえも引かず、ただアメリカで取材したことのみ
ですべてを語ろうとしている。
中東やアフリカで起こっていることを語るのであれば、現地に
行ってくれないかなぁ。それに話を聞いた人たちと著者との写真が
多く掲載されているが、これって必要?単なるページの穴埋めじゃ
ないのか。
ただ、TPP問題に関しては韓国の例を引いて分かり易く解説してくれ
ているのが有難い。この問題に関しては「農業vs生産業」の構図ばかり
が強調されて、判断材料が少なかったものな。
「みんな政府に騙されている」みたいに書いているけれど、気付いている
人は気付いていると思うのだ。それは3.11以前にもいたと思うのだけど。
本書は読み方を誤ると陰謀論見たいになってしまうかも知れぬ。
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昔、「一匹の妖怪がヨーロッパを徘徊している。共産主義という妖怪が」というフレーズがあった。”ヨーロッパ”を”世界”に、”共産主義”を”新自由主義とコーポラティズム”に置き換えれば、本書が告発している現代社会の裏側が見えてくる。