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英国文化にも大分慣れてきたな(笑)。
さて、真相が判明してからキーワードの行を読むと、
確かに…確かにそういうニュアンスだとわかる。
でも最初に読んだ時にはタペンスと一緒に勘違いした。
…勘違いっていうか、成り行きで流れちゃった(笑)。
でも、たとえ最初から考えながら読んでいたとしても、
多分うまくミスリードされたに違いない。自信あり!
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前作までの様なドタバタ感はなく、
最終章まで割と退屈な展開ではある。
が、最後が急展開で一気に持って行かれた感じが。
シリーズではこれまで読んだ三作の中で一番好きかも。
犯人の壊れた描写がツボに来た。
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著者:アガサ・クリスティ(Christie, Agatha, 1890-1976、イングランド、小説家)
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図書館で。
順調に年を重ねているトミーとタペンス夫妻。今回は老人施設に暮らす伯母さんを訪ねる所からスタート。このお話の舞台設定ってどれぐらいの時間なんだろう?前のお話は第二次世界大戦ただなかって感じでしたが。いずれにせよイギリスは色々と進んでいたんだなあ…という感想です。
いつもはどちらかというとトミーの方が危ない目にあいがちな気がしますが今回の冒険のメインはタペンスさん。彼女がどこかで見た家を探し出す辺りはわくわくしました。そしてのどかな田舎町には結構な秘密と危険が潜んでいた…。失踪した老婦人と町と家の秘密と大規模な犯罪組織が絡んできてなかなか複雑で面白かったです。それにしてもオーブンに入れ過ぎでパサパサになったチキンは美味しくなさそう(笑)
でも家庭の主婦が自分で料理しないって辺り、時代を感じるし英国だなあ…と思いました。
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ラストの意外な展開、やはりトミー&タペンスのシリーズは面白い。、
ちょっと気になることにタペンスがのめり込んでいく。実は重大な事件が隠されている。ふたりは老年に差し掛かろうというのに相変わらずのところが良い。
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トミー・タペンスシリーズ。あっと驚かされる展開。僕もちゃんとひっかかってた。クリスティーの技法も凄いけど、単純に面白い。
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トミーとタペンスの物語であるが、テレビドラマではここにミスマープルも参戦しているのだ
検証のため読んでみる
読了
ドラマとなんと全然ストーリー違う。まあ、犯人は同じなわけだが。そもそもミスマープルが登場してくる時点でストーリーが違うというのも納得なんだけど。
私はクリスティはポアロから読みだした。しかしこのシリーズから読みだしていたとしたならクリスティの小説にずいぶんと違う印象を持ったことだろう。結構読みながら笑ってしまった。主にアルバート絡みでだが。この人物なかなかキーマンである。ほかのシリーズも読んでみようと思う。
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新春気分で、のんびりおしどり探偵ぶりを楽しもうと思ったら、そんなに吞気でもなくてそれどころか結構残酷であった。
解説が全くダメ。どんどん映画の話へとそれ、しかもトミーとタペンスからも離れて夫婦探偵映画の話になってしまって、この作品については枚数の半分も語っていない。がっかり。
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私はその風景を見たことがある。
タペンスは、トミーの叔母の遺品に描かれた家を見たことがある気がした。叔母を見舞った時に出会った老婦人が元々の所有者であり、彼女の行方が知れないことを知ったタペンスは、老婦人の言い残した言葉の謎を解くために出かける。会議から帰ってきたトミーが知ったのは、帰ってくるはずのタペンスがまだ帰ってきていないことだったーー。
タペンスのお節介とも言える、しかも有り余る行動力で、ぐいぐいと読ませる。事件が起きるとは思わず、せいぜい過去の悲劇を明らかにするものだと思っていたら、事件は現在形になった。トミーが別の方向から参加することで加速する謎解き。明らかになった真相は、一線を超えてしまった犯人の思想。誰かを愛する気持ちから生じる他人への害意の底知れなさを、クリスティは容赦無く描いていた。
トミーのぼやきは健在で、そこはほっとして読める。
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おばあさんを助けようと一生懸命になっていたタペンス。
最後にひっくり返る結末、つながる真実が面白い。
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トミー&タペンスもの
冒頭のクリスティーのメッセージを読むと、読者からの「トミーとタペンスはその後どうなりましたか?」という問い合わせに応えるかたちで本書が書かれたように思えます。
なので、既に発行されているトミー&タペンスものは、当然読んでいるよね?という前提を感じさせる小ネタがそこかしこに見受けられますので、是非「秘密機関」「おしどり探偵」「NかMか」を読んでから、本書に取り掛かることをお勧めします。
さて、すっかり中年というか初老にさしかかっているトミーとタペンスですが、二人の軽快なやり取りは全然年齢を感じさせません。
タペンスは相変わらずアグレッシブで、トミーの伯母の遺品である風景画に描かれた家が“気になる!”のと、さらにその絵画の元々の所有者だった老婦人のある台詞が“気になる!!”為、単独で探索の旅に出てしまいます。
タペンスの行方を追うトミーの方も、思わぬ犯罪の影に迫る事になります。という訳で、今回はトミーとタペンスは、ほぼ別行動でした。
靄に包まれたような過去の悲劇の犯人は意外な人物で、作中のタペンスと同じくらい驚いてしまった私です。
因みに、何か重大なヒントらしきものを発見した、と思った途端に背後から襲われ気を失うパターンは、このシリーズのお約束なのでしょうか。(今まではトミーが殴られる事が多かったのですが、今回はタペンスでした)
あと、アルバートは、前作「NかMか」ではパブの亭主だったはずですが、本書では召使になっていました。パブ辞めたのですかね。。。
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トミー&タペンス。叔母さんと同じ老人施設にいた夫人を助けようとするタペンス。終盤恐ろしくて斜め読みして、ラストになってから読み直した。
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2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。導入部分では想像できないような展開。何が起こっているのかさっぱり分からず、スパイ捜査とそんなに変わらないような人物観察。後半の第四部では、そういう話になるの、と思うような話が関わっていたとは。もっとも最後は二人をこの事件に巻き込んっだ話で終わる。ところで、殺そうとしたあの人は最後死んでいない、のだろう。
解説は竜弓人(評論家)
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毎回同じこと言うけど、タペンス、やりすぎ!すでに初老を迎えたトミーとタペンス。今回はトミーのエイダ叔母さんを老人ホームで見舞うが、暫くしてエイダ叔母が亡くなる。エイダ叔母さんがランカスター夫人からもらった1つの絵画が事件の起点となる。ランカスター夫人の失踪で、この絵画の風景の町に行くタペンス。そしてタペンスが何者かから一撃される。怪しい人達が複数。さらにこの町にまつわる子どもの殺害事件などが緻密にリンクする。犯人当ては完敗。確かに伏線はあったがスルーでした。犯人の動機には若干の疑問は残るものの納得です。⑤
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アガサクリスティーってだいすき。タペンスは元気いっぱいで、読んでてもあまり初老の退屈な女って見た目が想像できなくて、なんとなく秘密機関のときの女の子みたいなイメージで読んでしまった。でも、ランカスター夫人と格闘になったときの恐怖と諦めは、昔のタペンスではなかっただろうな。
それもあれも、あの話もこの人も関係ないんかい!!て感じで、全てに意味がある登場人物に限りがあるミステリーを読むのとちょっと勝手が違うけれども、タペンスの魅力と、いろいろ出てくる中年女たちのキャラクターの違いとか会話のおもしろさで読んでしまえる。
トミーが絡むくだりは全部ダミーなのが味噌で、男と女とじゃ見えてる世界が違うっていう趣向が興味深いと思った。