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R25のコラムを中心に、この社会の一片を眺めて綴るエッセイ集
作者が人や出来事を眺める視線に温かさを感じる。
優しい雰囲気で押し付けでなく さぁ がんばって と声をかけてくれる。
はい がんばってみます。くじけずに 落ち込まずに 自分を大事に
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悩んでいるときに本に答えを求めようと書店に行って、ふと積まれていたこの本を手にとってぱらっと読んだら、石田衣良さんからの若者へのメッセージに思わず泣いてしまいそうになりました。そして即買いです。
全部読み終わってみると、本当に温かい目線で若者を激励してくださっている素晴らしいエッセイでした。
若いというだけで可能性はたくさんあるし、悩む権利も時間もある。
そのことに感謝しながら、若いこの時間を無駄にしないようじっくり考え楽しみ生きていかなければならないと、奮い立たされました。
と同時に、この年齢にもなって、自分の知識のなさ、世の中に対していかにアンテナを張らずに生きているかということを恥ずかしく思いました。
堂々巡りになって悩み疲れている若者は読んでみるといいと思います!
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R25の連載が単行本化されて文庫化されたもんだから、内容が多少古いのは仕方ない。
石田さんは優しいね。
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格差が叫ばれ、金銭や学歴ではない【心の格差】がある時代に石田衣良が送る一冊。(奇しくも、今日はX'mas。勝ち組、負け組などない。心豊かなX'masを過ごそう。)情報過多の時代に過剰のまでの一極集中。国民総損したくない症候群で、みんなが同じ方を向いている時代に、あえて時代の流れと逆をいってみる。そうしると、だいたいうまくいく。だから、無理をしてあわせる必要はない。自分らしく生きればいいんだ。
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相変わらず優しい人だなぁ。
優しくて厳しくて、なんだろう、すごい近い感じがある。
政治にあんまり関心がないだけに、衣良さんに教わることが多い。
現在進行形で深傷を負ってる日本、さらに世界。
傷ついても、傷つけても人と共に
前を向いていこうと、今もちょっと昔も変わらずに語りかけてる。
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エッセイ『空は、今日も、青いか?』の第2弾になります。ここに収録されているものはすべて『R25』に掲載されたものですが、あの雑誌のクオリティの高さをこの本を読んで改めて思い知りました。
この本はリクルートから発行されているフリーマガジン「R25」にて筆者が連載しているエッセイ「空は、今日も、青いか?」のうち、20006年1月~2008年2月に掲載されたものを加筆・修正した上でまとめたものです。今回、読み返してみて、ここに掲載されている文章を僕はほぼ、リアルタイムで読んでいたことを思い出しました。
思えば「格差社会」「ネットカフェ難民」という言葉は、このアタリから取りざたされてきたなということを、読みながら考えておりました。そして、この時期の自分はいったいどんな生き方をしていたのだろうと、思いをはせるのと同時にあんなこともやっちまった。こんなこともやっちまったと。自分の「恥じ多き生涯」に関することも思い出されてきて、あまりそう遠くない出来事であるはずなのに、もうそんなに前の出来事になってしまったのかということがいくつもあって、時の流れというものを痛切に感じました。
その中で特に僕が面白かったエッセイは「牛丼マイウェイ」と銘打たれたエッセイで筆者独自の牛丼に対するこだわりが読んでいて「いいなぁ」とおもっだ次第です。彼は並盛で汁は普通。生野菜サラダとドレッシングはゴマ風味を半分。二日酔いのときはけんちん汁を頼んで七味唐辛子を豪雪地帯の初雪のようにかけてさらにその上に子供の握りこぶし大の紅しょうがをまぶして食べるのだそうである。
僕は最近牛丼屋に言っていないので(車で行かなければならないところにあるため)牛丼特盛に生野菜サラダとけんちん汁かもしくは豚汁。そしてさらに大盛りのライスをプラスして特盛牛丼にかけたあと、七味唐辛子としょうゆを親の敵のようにかけてわしわしとかき込む。さすがにそんな食生活を毎日のようにすれば体重はすぐに0.1トンをオーバーするけれど。筆者も言うように
「シンプルな牛丼のたべかたには、無限のバリエーションがある」
という言葉を読んで、そういう蛮行をしていたことを思い出したのでした。
もちろん、世相や恋愛に関すること。さらには女優でありモデルの山田優ちゃんとフォトセッションをしたときのことも書かれていて、石田衣良さんの小説が好きな方はもちろん、そうではない方が読んでも楽しめるエッセイ集だと思います。
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生き難い現代の若者を、無理なく優しく元気づけてくれる。
R25で実際に読めたらもっといいんだけどな~。私が住んでるトコではGetできんし・・
「残業禁止にして、夜ちゃんと遊べるようになったら恋愛も結婚も活性化するだろうに」ってニュアンスな話が何回もあって印象的。
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読んだ時期*2012年2月中旬
“人間らしく成功や失敗を繰り返しながら、変化する自分を受けいれ、あきらめることなく未知の可能性を追っていく。”
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『R25』 連載エッセイ 「空は、今日も、青いか?」に、2006/01~2008/02の間に掲載された作品をまとめた1冊。
完全に同世代ビジネスマン向けに書かれた作品であるからか、とても読みやすかった。
また、50歳を過ぎている(執筆当時は40代後半。)とは思えない語り口調で全く押しつけがましくない。
疲れたな、息苦しいな、と思った時、手に取るのにピッタリの作品。
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若者向けのエッセイ。政治社会や雇用問題、少子化対策など。なかでも「子どもは手間がかかる。時間と金もかかる。子どものためにあきらめることも、犠牲にしなければならないこともたくさんある。子どもはお荷物で厄介者だ。それでも、ぜんぜん悪くない。仕事とは違い、ただ与えるばかりで見返りのない関係というのも、たまにはいいものだ」というくだりが印象的だった。
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石田衣良氏の作品は「ウェストゲートパーク」シリーズを何冊か読んだことがある。しかしこの作品はエッセイである。小説の作風とは違いとてもフラットな人間的な感覚にあふれた暖かい考え方をつたえてくれる。すこし迷ったとき、自分を見失いそうになったとき、この本を読むと、きっと自分に優しくなれると思う。
せわしなく移り変わる世の中で様々な価値観、分類がなされる今、そんなに簡単に分けられないよ、と教えてくれる。自分らしさを取り戻し、自分らしく生きていくことに自信を持とうよ、と応援してくれる。すべての人へ語りかけてくれる。
タイトルにもなった「傷つきやすくなった世界で」というエッセイで、こう言っている「今求められているのは、傷つきやすくなった世界で、やわらかな心を回復させていく方法なのだろう。人間らしく成功や失敗を繰り返しながら、変化する自分を受けいれ、諦めることなく未知の可能性を追っていく。それが新しい一年の目標になるかもしれない。」
そういった気持ちを受けいれてくれる世の中であって欲しいと願う。
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R25に掲載されていたコラムだそうです。
電車の待ち時間に購入して
読み始めました。
石田衣良さんの
文章や言葉はすごく優しい。
時に怒り、悲しみ、同調し、
それでも自分らしさをと
石田さんだけの言葉で伝えてくれます。
あたらしい言葉や流行が次々と生まれ、
人間の粗を探して攻撃して、
息詰まったり
不安を抱える人がどんどん増えてきて
私ももれなく
不安や不満にばかり
心をとらわれがちになってしまっていたけど。
「どれほど気のきいた残酷な言葉でも、
あなたという人間全体をあらわすことなどできないのだ。」
危うく私も、
なんやかんやのカテゴリーに自分をあてはめて
知ったかぶったりをしそうになってました。
「政治家はもっと言葉の力と感受性を磨いてほしい。」
「しかも、おたがいに宣伝文句を投げあうばかりで、
肝心の議論はちっとも深まっていかないのだ。」
数年前の言葉なのに。
「どんなに偉大なアートも、
日々のよろこびや悲しみなど、
人のちいさな心の動きから生まれていると
きっと気づくだろう。」
ハッとさせられたり、
反省させたれたり、
なんだか
なんとも言えない気持ちになったり。
石田さんという作家さんが
身近で
リアルタイムで語りかけてくれているような一冊。
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石田衣良さんの文章を読むたびに、あー、この人もてるんだろうなぁー、と漠然と思う。
なんというか、やわらかくて、でも優しいだけじゃない、不思議ななめらかさがある文章だと思う。
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石田衣良さんとは親と子ほどの年齢が離れているけれど、古臭さとか説教っぽさがなくて、読んでいてとても気持ちがいい。石田さんの良さは世代や年齢、性別に関わらず、同じ目線に立って話ができるところ。落ち込んでいる時とかにふと読み返したくなる一冊。
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R25のエッセイ集
短編なので読みやすい、しかし本能に訴えるような表現が上手い
ある一節をよんだ後は無性に牛丼が食いたくなった。