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紙の本
おもしろさとせつなさとほのぼのさと甘々さ、いろんな味が楽しめる。
2001/08/27 14:50
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投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヤマモトくんが、とにかくアメリカ人、という部分がよく出ていて、日本では当たり前のいろいろな出来事に、どうも納得できないと思う反応もおもしろく、社の人間の全員が二人のMMK(モテてモテて困る)のうちのどちらかのファンであるという奇抜な展開も浮きすぎず、シンパたちの反応もおもしろく、入社して10年近くなるという茶谷課長の天然ぶりも馬鹿っぽくなく、恋人になってしまってからの茶谷課長の素直な受け答えの可愛さも手伝って、本当にほのぼのとした天然らしく書かれていて、違和感なく読めた。
またヤマモトくんの意外な弱点に関連する出来事も、笑えるエッエンスとして楽しめ、後半少しネタばれになりますが互いにそれぞれの両親の面倒をみなければならない立場と、イコールそれは互いが一緒にはいられない事実ということを改めて認識してしまう、という重めの展開もあるのに、失意のヤマモトくんが新興宗教にハマってしまうという笑えるオチがついていたり、そんなものにすらすがるしかなかった、というせつないオチもあったりして、単調でないカラーを楽しむことが出来た。
惜しかったのは、ヤマモトくんが茶谷課長をくどき落としたあと、いきなりつきあって3ヶ月後になってしまっているところ。
男同士なんて…と戸惑いつつ、ホテルを取ってあるから、と誘いをかけるヤマモトくんに、逆に合鍵を渡して「ボクは帰って家にいるからね」なんて言ってヤマモトくんを喜ばせた課長が、どんなに可愛くヤマモトくんを翻弄させたのか、ぜひ知りたかった(笑)。
紙の本
ユニークな大人のボーイズラブ
2001/11/05 20:47
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投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
日系アメリカ人で、容姿端麗・仕事も優秀な彼は日本に来て、人生はじめての屈辱を味わっていた。名乗る先々で、そう、名前を名乗っただけで失笑されてしまうのだ。なぜなら超エリートな彼の名前は、「ジョージ・ヤマモト」だったからだ…。
ジョージ・ヤマモト氏は、はたして日本文化になじむことができるのか? どたばたのボーイズラブ・コメディ。
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