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臨床のほか、テレビなどで活躍されている精神医、名越康文先生が著した、瞬間の心理学。
読むたびに、思わずうなずいてしまうところもちらほら。
心理を扱っている以上、抽象的なところも少なからず多いかなとも思いますが、ほっと一息できる本です。
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確かにこころがフッと軽くなった本。
一時期、色んな事がイヤになって、若干病んでる状態の時に思わず手に取った本である。「まぁ子供だましだろうなぁ」と思いつつ読んだが、本当に心が軽くなった感じがした。
色んな事がイヤで自分の過去にも未来にも嫌気がさして、何もかもが鬱陶しくなってた。そんな時に【まずは「今」を生きよう】と言う言葉が響いた。過去はどうしようも無いし、未来をどうこう考えても仕方ない。その時に考えりゃいいと。
ありきたりな言葉なんだが、改めて文字で見て、「確かにそうだな・・・」と。「じゃあ、とりあえず「今」の事だけ考えよう」って思えた。そう考えると、自分を押し潰そうとしていた要素が消えてフッと軽くなった。
この先、何かイヤになったときにもう一回読み直そうと思う。
そんな風に思わせる本である。
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読むだけで心が落ち着く本です。
自分の心と付き合い、今を充実させ、小さな一つ一つを達成することで、小さな自信が育まれる。苦しい時にまた読もうと思います。
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タイトルのような内容はほっとんどなかったんじゃないかと。
心理学というよりは、心理学者がたくさんのクライアント相手にしてきて感じたことといった印象ですが、それも心理学に入るのかな。
しかし、心理学者といった肩書きは関係なく、それなりに成功してたり、思考のコントロールができる大人の人でも言えそうな感じがする内容。
なんだったらそういう人たちが言う方が説得力あったんじゃないかな。
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■この本を知ったきっかけ
本屋でみつけて
■読もうと思ったわけ
著者の本を読んでみたかったのと、「心がフッと軽くなる」というタイトルに惹かれて
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自分の心構えが人生であって、仕事環境、家庭環境=世界じゃなく、どう捉えるかの土台が大事だと、教えてもらえた。
貢献感無しに生きる、働くことは難しい。
働くだけって、できない。
すごく納得。
自分が高校~大学にかけて悩みに悩んだことも、自分に設定している人生の目標も、今すごく大切な心の土台になってることを再確認できた。
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うつの人 心がよわっていると感じている人に
アドバイスとなる言葉が入っていると思います
うつ状態の時は どこにいようと地獄な訳です
気分転換に旅行というのは かえって不安が増したりします
うつ状態の人に 僕は
「まずは 一日一分だけ 集中してください」ということなのです
たとえば 昼食のときに ひと噛み ひと噛み すべて意識してみてください
今に集中する 今している動作に集中する
そういう 今 今を積み重ねていくことが 自信につながっていくそうです
過去や 未来に囚われずに 今を生きることの 有効性を感じました。
性格は変わらないが 心はものすごく変わりやすい
最もだと
自分の心の安定が得られると
余剰として生まれてくるのは おそらく 他人への受容力です
まずは自分の心 目の前の動作を意識して行うこと
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多くの人が不安を抱えて生きる時代に、どのような心の持ちようができるかの非常に具体的な処方箋。不安というのは過去を悔やんだり、未来を恐れたりする事からくるもの。だから「今、ここ」の達人になること。開き直れること。とても説得力がある。何度でも読みたい。
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はっきりとした原因も無いのに朝から鬱々とした休日を迎え、家を飛び出すように本屋へ。ふと目にとまったのがこの本だった。
ちょうど前日に名越康文先生の姿をテレビで拝見していたのも購入へのはずみとなった。
『14歳の子を持つ親たちへ』(新潮社新書、内田樹氏との共著)などで気になる精神科医ではあった。
スター的な精神科医が何人も登場している一方で、『「心の専門家」はいらない』(小沢牧子著、洋泉社)などの本では、果たして本当に心の専門家が人の心を救えるのかという問題提起がなされていた。
名前は挙げないが、私自身、著書を何冊か拝読して「安っぽいなあ。全然救われないぞ」と感じる精神科医もいる。
しかし、名越先生はひと味違う。ただ心地良いことばを並べることをしない。
ことばを丁寧に使って、複雑な人の心の形を削りだしてゆくような繊細さがある。希望がストレスになることもあるという慧眼。ただ、「夢や希望を持とう」とか、「プラス思考に切り替えよう」とがなり立てている、お手軽自己啓発屋と比べると、「この人は本当に人の深い部分で接してきたんだな」と感じる。
そんなわけで、一気に読了した後、少しだけ自分の気持ちを楽な方へコントロールできた。いきなり悟りを開いたり、大きな救いを得ることは不可能だが、ちょっとだけ乗り越えてゆくことが大切なのだ。
悩んでせっぱ詰まっている人は一読の価値有り。そして即効性有り。
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読書時間 115分 日数6日 (アウトプット 225分)
精神科医である著者が、今の生きにくい社会のなかで、どういう心の持ち方で生きていったらよいかを説いている本。インタビュー形式で書かれている。自分の中では難解な本でもあって、読書日数がかなりかかった。
<アウトプット要点>
「損得勘定(きわめて表面的な合理的思考)」が人間関係の中にある程度浸透してしまっているので、「自分のペースで自分の考え方を深めていく余裕がない
」→考えるという経験をじっくり何度も経てゆくような習慣や文化が社会の中に根ざしていなければ、素早く対応して機転を利かせる(当意即妙)は生まれがたい。
「損得勘定」は結果に意識が偏重しがちになるし、ものすごく目先の「損得勘定」しかできないので自分に対する不安と社会に対するネガティブな感情がどんどん大きくなる。⇒人間の充実感は「過程の瞬間瞬間にしかえられないもの」である⇒「今、今、今」という感覚を少しずつでも身につける。
解放された感覚を覚えておくとよい→「あのときは気持ちよかったなぁ」ではなく「この感覚を覚えておこう」(キーワードは「光の如きもの」)
朝日を見て感動したら、そのイメージをまぶたに焼き付けておき、ネガティブや緊張感が出た時にその感覚を日常的に保持していくと、ある程度平常心を保つことができる。
そもそも人間の意識は誰だって常に混乱しているものである。まずはそれを理解する→周りからの外的事実ではなく、自分自身で内的に清算しているものに翻弄され続けていることが、人間の精神活動の根本である。
どんなに自由に見える芸能人や芸術家も、自分の自我を満足させることだけで生計を立てている人は一人もいないといっても過言ではない。
⇒「仕事とはニーズがあってはじめて発生するものだからである」のであって「自分の主張や特技がそのまま仕事になるわけではない」
きわめて現実的な需要と虚級に中でしか成立しないので、「自分のやりたいことはこれなんだ」とひたすら自我を強く押しても必然的に自分が苦しくなるだけである。
いやな仕事が来た時は、思い切って断るよりも「自分のフィールドに引き込む」工夫をしてみる。
⇒最初は気が進まなかった「与えられた仕事」が、「やりたい仕事」変化することがある。⇒どういう切り口ならやる気が出るかを探る
<読み終わって>
自分にとっては骨の折れる本ではあったが、心の持ち方や集中の仕方、仕事に対する心の取り組み方など、身になる言葉がたくさんあって、非常によかった。
日々の生活が少しずつではあるが充実してきつつあるが、基本的にネガティブ思考になりやすい中で、改めて「ポジティブシンキング」「開き直り」の心を養っていかなければならないと強く思った。
考え方を常に変化させていかねばならないのだ。
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今の私が出逢って良かったと思える本。出逢うべき本だったと思いたいくらいw。
内田樹氏との対談から、名越先生の本を読んでみようと思っただけだったのだけれど、現在の自分に置き換えて理解したり実践したりしたい内容だった。
「今を生きる」こと。自分的には、やっとここまできたの感があるわけで、負のスパイラルから抜け出して、人生を楽しく過ごしたいと思う。
「幸福」という言葉が輝いて見えた。
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「今、ここ」にいることを大事にする。そのことに集中する。最近この心境にめざめたところだったので、実にタイムリーでありました。
心がフッと軽くなる瞬間をたくさん集めよう、と思った次第。
それにしても名越先生、タメなんだよなあ…。最近こういうことが多いです。そういう年代ってことかしら。
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著者の方の考え方はすごくためになりました。今の私には必要な本だったと思えます。
ただ、ハウツー本ではないですね。
対話形式なのですが、質問者がいないと成り立っていないのではと思えるぐらいです。
ただこれを無理やりハウツー本っぽくまとめてしまうと、うまく伝わらない気がします。著者によって語られるからこそ心が軽くなったと感じています。
この本でいうところの「出会い」を求めて読みました。
そういった意味で、これでよかったと思うので、★は減らしません。
この本で、一般的なハウツー本では心が軽くならなかった理由が、わかった気がしました。
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本書の「はじめに」のところに「ハウツー的なものを書きたかった」とあるが、本書には具体的な方法論は載っていないし、終始名越先生との対談形式で書かれており、そのテーマも散漫である。おそらくタイトルのような本を作りたいという主旨はあったと思うのだが、対談形式のため焦点が絞りにくくなっているのかもしれない。心が軽くなるようなハウツーの部分が欲しければ、この対談の中から自分で拾い集めていかなくてはいけない。そういう意味でタイトル通りではないので不親切といえる。
タイトルのような内容を期待していると期待外れになる。そこで本書の利用は、現在の日本が抱えている精神的な闇や、どうもすっきりしない日本の置かれた立場、そしてその中で生きていかなくてはいけない我々の苦悩や苦闘を、心理学者の目を通して理解していき、そしてその対処法を対談の中から汲み取っていくという理解で読み進めると良いと思う。結局のところ、“今”という時間軸に自分を常に引き寄せておくというのが本書の主旨である。
タイトルの通り“瞬間”で変わるような本ではないが、内容はじわじわと伝わるもので、ところどころにある生きるヒント、視点を変えるヒント、現在の日本の取り巻く精神的な問題を認識していく一冊である。
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この本、すらすら読めて、意外と納得できた。すべては把握できないけど、まだわかりやすかった。
こういうの、具体性が欠けていて、けむりに巻かれたよな感じがすることも多いけど、
名越先生の本は、
「こうしたらいいよ。こう訓練するんだよ。こう考えてみな」って、しっくりくる。
対談形式で、語彙の多さにびっくりする、んでそのたとえもシンプルで型にぴったりおさまる。
そうそう、そうなんだよ、そうですよね~~って同感する部分が多かった。
この本は捨てんとこーー、ブックオフにも持っていかん。
手の届くところにおいて、読みたいときに読もうっと。
でもほんとは思い出さないで、毎日過ごせるのが希望なんですけどね^_^;